Q. 圧迫面接にはどのように対応すればよいでしょうか?
同じことを何度も聞かれて詰められるような圧迫面接にはどのように対応すればよ いですか?(Y.Kさん/26歳)
A.企業が意図的に圧迫面接を行うケースは実は少ないですが、心配であれば、前日までに受け答えの準備をしておきましょう。
圧迫面接を受けることを気にして、せっかく書類選考が通ったのに面接に尻込みしてしまう人もいることでしょう。しかし、採用に至らなかった人もその企業にとってのお客さまになる可能性がありますし、SNSで拡散されるリスクもありますから、企業が意図的に圧迫面接を行うケースは実は少ないのです。それでも、「面接が圧迫的だった」と感じてしまう要因をご紹介します。面接中に「圧迫面接かな?」と感じたときに、「どのケースに当たるんだろう?」と考えてみると客観的になれるので、必要以上に慌てたり恐れたりしなくて済むのではないでしょうか。
仕事の適性を見るためにキツめの質問をする
業務上のプレッシャーがある仕事や、お客さまと直接やりとりがある仕事では予期しないトラブルが発生することもあります。そういう仕事の場合、常に冷静でストレス耐性がある人を採用したいので、あえてカチンとくるような質問をしたり、同じことを何度も聞き返したりして、適性を判断することがあります。感情的にならずに冷静に的確な答えを心掛けましょう。
面接官も緊張している
面接官が配属予定の部門の人の場合、その人は普段は人事や採用の仕事をしているわけではありません。あまり中途採用を行わない会社や、管理職になったばかりで初めて面接官に指名された、といったケースは面接官をやること自体に慣れていない人も珍しくありません。判断を間違えないようにしっかりと見極めようと意識するあまり、緊張して態度や言い方が硬くなる面接官もいるものです。
欲しい答えが得られていない
同じようなことを何度も聞かれると、「圧迫面接かな?」と思いがちですが、これは面接官が「欲しい答えが得られていない」と感じているケースです。例えば、「抽象的な回答でこの人らしさが分からない」とか「暗記してきたことを表面的に話してるっぽい」と思うと、面接官はもっと掘り下げて本当の回答を得たいと考えて何度も同じようなことを聞くことがあります。
答えの辻褄が合っていない
例えば、「転職理由はスキルの専門性を高めるため」と答えたのに、「志望動機は業務の幅を広げられそうだから」と答えた場合、面接官は「つまり、業務範囲を広がたいのか?突き詰めたいのか?」と判断に迷うでしょう。このように答えが矛盾していると感じられてしまうと同じことを角度を変えて聞かれることがあります。
聞かれたくないことを質問された
転職回数が多い、離職期間が長くなっている、人間関係が退職理由…など、あまり言いたくないと思っていることを質問されると、反射的に圧迫面接のように感じてしまいます。転職回数も離職期間も転職理由も、きちんと説明できれば必ずしもネガティブ評価になるわけではありません。
自分自身が緊張している
自分自身の緊張がMAXに達しているせいで圧迫面接と感じるケースも非常に多いのです。dodaキャリアアドバイザーが面接を終えた応募者に面接での様子を確認すると、全員に同じことを質問しているのに圧迫面接と感じる人とそうでない人がいます。同じ面接官が同じように面接していても、本人の気の持ちようや緊張度で圧迫面接に感じてしまうのでしょう。
まとめ:圧迫的に感じないためには
いずれの場合も、回避するためには、前日までに受け答えの準備をしておくことが、最善の方法です。短期間での転職や長期間のブランクがあったり、質問に対してはっきりした答えが得られなかったりすると、面接官としては質問しないわけにはいきません。面接において、「常にこれが正解!」という答えはないので、自分が自信を持って話せる答えを準備しておきましょう。事前に準備したという事実が面接当日の緊張感を和らげることにつながります。
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