Q. 退職面談をうまく切り抜けるコツはありますか?
退職面談を上司に設定されました。きっと引き留められると思うのですが、どう切り抜けたらよいでしょうか?(32歳/男性)
A.退職面談は「相談の場」ではなく「退職の意思を報告する場」と考えましょう。
退職面談はまずは直属の上司と行います。相談をするのではなく、退職の意思を報告する場なのだという認識を持って臨むことが大切です。面談では退職する強い決意を伝えた上で、今まで育てていただいた感謝の気持ちと業務上で迷惑をかけてしまうことへの謝罪を伝えましょう。「退職することを決意いたしました。今まで育てていただいた中、突然のご報告となり申し訳ございません」という言葉を伝えてください。
上司からは、退職の理由や時期、継続中の案件の処理など、いろいろと聞かれることになると思います。「引き継ぎについては退職までの期間で最善を尽くします」と伝え、退職することは決定事項として伝えることが肝心です。面談の後、新人時代にお世話になった先輩社員や元上司などと話すような場が設けられるかもしれませんが、ぶれない強い心で感謝と謝罪の気持ちを伝え続けることが大切です。このような姿勢を続けていると、最初は反対や困惑をしていた相手も徐々に理解してくれるようになるでしょう。
また、退職の報告に際して上司以外の社員(先輩や同僚など)に前もって相談するのは避けましょう。本人以外から「退職」のうわさが耳に入ったりすることで、退職交渉そのものが難航したり、後々しこりを残したりすることになりかねません。上司以外には退職のことは口外しない、ということを徹底してください。
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【仕事を辞める理由】円満退職に向けた退職の伝え方・切り出し方
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。