Q. 退職の意思を伝えてから、いやがらせをされています…
退職の意思を伝えてから、いやがらせをされています。いやがらせを受けたときの対処法はありますか?(28歳/男性)
A.無理な命令や依頼は断りましょう。それでも解決しないならば、しかるべき窓口に相談を。
いやがらせといってもさまざまなケースが考えられますが、大きく分けて物理的ないやがらせと精神的な苦痛を伴ういやがらせがあります。
物理的ないやがらせは業務量を増やすことや困難な仕事を突然担当させられるといったものです。「この業務を片付けるまでは退職は認めない」などと上司が迫るケースもあります。そのような場合(遂行することが困難な場合)は、業務を引き受けずに断りましょう。「できません」と、はっきりと言葉にして伝えることが大切です。
精神的な苦痛を伴ういやがらせは、社内で無視をされる、引き継ぎをしようにも取り合ってもらえないなど、周囲から孤立させて四面楚歌状態にさせる…といったケースが考えられます。このような状態は退職のトラブルというよりはパワーハラスメントの問題なので、退職とは切り離して、会社や労働組合の相談窓口、あるいは労働局、労働基準監督署など、しかるべき第三者機関に相談することがポイントです。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。