Q.「転職はまだ先」と考えているが気になる求人を発見!応募すべき?
1年後をめどに転職をしようと考えているのですが、先日、すごく魅力的な企業から面接確約のオファーがありました。今の職場でプロジェクトが進行中のため、面接のような転職に直結する活動は考えていませんでした。受けてみるべきかどうか教えてほしいです。(37歳/男性)
A.転職はまだ先と考えていても、応募してチャンスを広げましょう。
ぜひ応募してみてください。1年後にはそのような魅力的な求人がないかもしれないからです。面接の結果、企業から「どうしても欲しい人材だ」という評価を得られた場合は、入社時期を先に延ばすなどを考慮してくれるかもしれません。逆に自分がどうしても入社したいと感じたなら、現在の仕事を上手に引き継ぐ方法を考えるようになるでしょう。チャンスがあるにもかかわらず、応募すらしないのはとてももったいないことです。
面接を受ける際に大切なのは、入社意思が強いこと、自分のスキルや経験が応募企業にとってプラスになることをしっかりと示すことです。最初から「1年間は転職をする気がありません」という態度をとってしまうと、どんなに有能な人材であったとしても採用してはもらえないでしょう。「自社にとって必要な人材だ」と採用担当者に思ってもらってから、相談をする形で入社日について切り出すのが適切です。
入社を1年間も待ってくれるというケースはごくまれですが、3~6カ月程度であれば、入社日の調整に応じてくれることも珍しくありません。とはいえ、転職活動では企業の採用スケジュールに合わせるのが大前提。入社意思が強いにもかかわらずすぐに退職できない理由を具体的に説明し、入社可能になるまでのスケジュールをしっかりと示すことによって、企業が待ちやすい環境を作ることも重要です。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
住永 正
【経歴】
法人営業に従事後、dodaのキャリアアドバイザーとして約10年にわたり1,500人以上の方の転職支援を行ってきました。医療業界に詳しいキャリアアドバイザーとして、業界専門誌「ミクス」Online上での連載「MR減少時代のサバイバル」執筆もしています。
【メッセージ】
職務経歴書を作り、応募して、面接して、内定をもらい、退職交渉をして、入社する。転職活動のプロセスは長らく変わっていないですが、転職市場の状況によって、どのプロセスが大変かが、大きく変わります。今、この時代に即した活動の仕方をお伝えします。