Q. 現職と関わりのある企業への応募、問題はない?
応募したい企業が現職と関わりがあります。問題はないでしょうか?(33歳/男性)
A.一般社員なら問題ない場合が多いですが、就業規則を確認しましょう。
関わりがあるということは、あなたが勤めている会社と競合関係にある会社、もしくは取引先ということですね。まずは就業規則を確認してみましょう。一般社員は問題ないことが多い一方、経営上の重要な機密に触れている立場の場合は差し支えがあるケースがあります。特に役員以上であると、自社の秘密情報をライバル会社に漏洩する可能性があるとして法的手段に訴えられることもあるので注意が必要です。
また、一般社員の場合でも業界内や取引先同士で人材の移動について「紳士協定」を結んでいるケースがまれにあります。たとえばSEとして常駐していた企業に転職するなど、派遣元から派遣先へ転職する場合です。こうした「協定」は公にはされていないので確認が難しく、応募してみるしか方法はありません。紳士協定が結ばれているような場合、応募したとしても書類選考で落とされるだけで現職への影響などは特にないのですが、それでも気になるという人は、応募前にこうした業界事情に詳しい人材紹介会社などに問い合わせをしてみることをオススメします。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
住永 正
【経歴】
法人営業に従事後、dodaのキャリアアドバイザーとして約10年にわたり1,500人以上の方の転職支援を行ってきました。医療業界に詳しいキャリアアドバイザーとして、業界専門誌「ミクス」Online上での連載「MR減少時代のサバイバル」執筆もしています。
【メッセージ】
職務経歴書を作り、応募して、面接して、内定をもらい、退職交渉をして、入社する。転職活動のプロセスは長らく変わっていないですが、転職市場の状況によって、どのプロセスが大変かが、大きく変わります。今、この時代に即した活動の仕方をお伝えします。