Q. 適性検査の結果がボロボロだと落ちる?転職活動における選考への影響度は?
中途採用試験で適性検査を受ける予定ですが、ボロボロになりそうで自信がありません。試験の結果は採用結果にどのくらい影響するのでしょうか?(28歳/男性)
A.適性検査の結果だけで、選考結果が不合格になるわけではありません。選考過程の一つであるのは確かのため、可能な範囲で対策をしましょう。
適性検査が採用の判断基準にどれほど影響するかは企業によって異なります。また、企業が実施する検査が能力検査なのか性格検査なのかも分からない場合は、能力検査に備えてSPI総合検査の中途採用の問題集で対策しておくことがおすすめです。性格検査に関しては対策できないため、できる限り素直に答えるのがベスト。
適性検査を書類や面接と同じ重みで考えている企業もあれば、面接の参考程度に考えている企業もあります。SPI総合検査といった能力検査の場合は、能力を見るために設けられているため、選考の中でも重要な要素である場合が多いでしょう。能力検査の場合はある程度対策をしておくと安心です。一方で性格検査はストレス耐性を見られていることがあります。無理に良い結果になるように答えるよりも、正直に答えて性格による適性のミスマッチを防ぎましょう。
注意点として、テストセンターで受験する適性検査の案内が届いたらすぐに予約をとるようにしましょう。予約が埋まって都合の良い日程の枠がなくなる、といったことも少なくありません。また、受験期限の有無に限らず2週間以内には受験できるようにしておくのが無難です。特に期限がなく、テストセンターに行かなくていい適性検査に関しても、対策に時間をかけすぎてしまうと、先に受験した応募者から選考が進んでしまい後れをとるといったリスクも考えられます。対策は1週間程度で終わらせて早めに受けるのが理想的でしょう。
効率良く転職活動を行うために、どうしても適性検査の内容が気になる場合は、ダメもとで人事担当者に聞いてみましょう。ほかにも、転職エージェントに聞いてみることもひとつです。転職の選考内容は企業によってさまざまなため、ほどほどに対策しつつ、肩の力を抜いて臨みましょう。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
住永 正
【経歴】
法人営業に従事後、dodaのキャリアアドバイザーとして約10年にわたり1,500人以上の方の転職支援を行ってきました。医療業界に詳しいキャリアアドバイザーとして、業界専門誌「ミクス」Online上での連載「MR減少時代のサバイバル」執筆もしています。
【メッセージ】
職務経歴書を作り、応募して、面接して、内定をもらい、退職交渉をして、入社する。転職活動のプロセスは長らく変わっていないですが、転職市場の状況によって、どのプロセスが大変かが、大きく変わります。今、この時代に即した活動の仕方をお伝えします。