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製品開発、研究開発、品質管理など4職種について解説製造業エンジニア(化学・素材)の自己PRの例文サンプル

ここでは、製造業エンジニア(化学・素材)の自己PRのサンプルをもとに、書き方やアピールポイントを解説しています。この職種だからこそ身につくスキルや強みを把握し、これまでの自分の業務を振り返ってみましょう。「自己PRの書き方」はこちら。

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製品開発の例文サンプル

<市場と顧客のニーズを素早く捉える開発力>

食品加工メーカー、大手スーパー向けに増粘安定剤やゲル化剤、および当該素材を使用した中食の製品開発に携わり、xx年間でxx品目の新商品開発を担当しました。開発では顧客の要望実現はもちろん、日ごろから意識している市場動向の知見を活かして、時流に合わせた提案を心掛けています。また、品質へのこだわりだけでなく、トレンドを逃さないスピード感を重視しているため、既存製品に対する素早い改善施策も数多く担当。大手スーパー向けPB製品の案件では、新商品の発売後も購入層へのヒアリング、生産ラインとの調整などを続けて数十回以上の改良製品を世に出し、最終的には新しい食感のゼリーを実現することで、昨対比xx%と売り上げに貢献しました。

<安定した生産を可能にする調整力>

開発製品の量産化に向けた生産ライン運用に関する豊富な経験があります。開発者として責任を持って量産化を支援するために、顧客への生産コストの説明や、製造現場での技術指導、営業部門との納期調整など、関係各所と粘り強く調整して自社や顧客工場の生産ラインを確立させてきました。全体の最適化を第一に考えて、ときには製造部門からの要望で製品の原材料を変更するなど、一方的ではないコミュニケーションを心掛けています。貴社でも各部門と対話を重ねながら、より良い製品を世に出していくためにいっそうの努力に励む心構えです。

書き方のポイント・解説

どのような製品をどのくらい開発してきたか、具体的な数字や製品名を交えて記載しましょう。開発から生産まで一連の流れが把握できていることも強みです。

コスト意識などビジネス的な視点を持って開発に取り組んだ経験はプラスの評価を得られることがあります。工夫した点やどのような考えで進めたか、エピソードを成果や実績とともに伝えましょう。

開発した後の生産工程へのサポートも重要です。調整力や指導力、人間関係の構築力など、スムーズな量産移行に貢献できる力を示すようなエピソードを書くのも良いでしょう。

マーケティングや顧客折衝などの幅広い業務経験やマネジメント経験は、アピールできるポイントのひとつなので、ぜひ記載してください。

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研究開発の例文サンプル

<課題への取り組みと継続力>

現在の会社では、一貫して発泡ポリエチレンや熱硬化性樹脂の研究開発に携わっていました。△△△△△社の再溶融ペレットは架橋剤分解残渣がxx%と不純物が多く含まれているため、加熱による熱分解リスクが高く、量産化に際して、どうしても製造コストが見合いません。そこで、私は▽▽▽▽▽社の再溶融ペレットの採用検討を提案し、このペレットで耐熱性、難燃性を向上させるための新しい化学架橋プロセスの構築に取り組みました。xカ月の間、試行錯誤を繰り返すことで、熱分解のリスクを克服した新たな高機能発泡ポリエチレンを開発し、コストの削減と量産化に成功しました。このように研究開発における課題の発見と、解決に粘り強く取り組むことで製品開発に貢献しています。

<社内調整能力と社外交渉力>

現在の会社では研究開発部に所属していますが、営業部や製造部と一体となって動くことを心掛けています。例えば、顧客の要求水準が高く、かつ短納期の案件では製造部の協力が必要不可欠ですが、技術や予算の面でどうしても難しい場合もあります。そこで、現場のモチベーションが下がらないように、互いの立場からの要望をまとめて、納期や技術レベルの落とし所をつけて調整。時には営業に同行して顧客と向き合い、技術者の立場からクライアントの納得を得られるまで交渉するなど、現場と顧客の双方の関係を構築することに貢献しています。

書き方のポイント・解説

業務内容や課題への取り組みをできる限り具体的に記載しましょう。何を考えて、どう動いたかなど、主体的な動きがプラスの評価につながることがあります。

他部署との関係構築やクライアントとの折衝経験があれば、アピールしましょう。良好な関係やコミュニケーションを築くために工夫したことを記載してください。

マネジメント能力もアピールポイントのひとつです。部下の育成についてのエピソードがあれば盛り込みましょう。

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分析/評価の例文サンプル

<高精度で迅速な分析調査を実施>

大気汚染物質の吸光光度計、GCを用いた分析はxx年間でxxx件と数多くのサンプル数をこなしており、再現性のある高精度なデータ分析を得意としています。大気以外にも微生物検査や肥料分析の経験もありますが、いずれも分析精度を保ったまま分析時間を短縮することを意識しており、作業手順や人員配置を改善し、作業を同時並行させたところ、結果として煤煙の汚染物質の同定が平均1日x件だったところ、1日x件にスピードアップさせることができました。貴社でも正確かつ迅速な分析技術を活かしていきたいと考えています。

<サンプリング支援や顧客への折衝も担当>

分析機器による分析評価だけではなく、サンプル採取から顧客との対面でのレポーティングまで担当した経験があります。肥料分析の案件では、サンプルが規定の手順で作製されていない問題が起き、現場でインクリメントスコップを用いたサンプル採取から予備乾燥、保管の方法などを指導しました。顧客へのレポーティングでは、分析結果の説明から質疑応答、次回の分析方法に対する折衝なども担当。専門性の高い項目を分かりやすく説明する能力を培うことができ、顧客からも分析結果と今後の対応が分かりやすいと評価をいただいて、追加受注や定期受注につながっています。

書き方のポイント・解説

どのような対象物を分析してきたか、手法や機器名を交えて具体的に書きましょう。分析時間短縮のために自分で工夫できていたことのアピールになります。

さまざまな分析を幅広く行っていたのか、専門性の高い分析を集中して行っていたのかは、企業側が判断の材料にするポイントです。どちらもそれぞれ強みになるので、ありのままを記載してください。

分析の業務以外にもサンプリングや顧客対応、マネジメントを担当した経験は、企業によってはプラスの評価につながることがあるのでぜひ書いておきましょう。

キャリアチェンジで医薬品業界などを目指す場合は、高精度な分析スキルを伝えられるようなエピソードや分析経験をアピールできるとよいでしょう。

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品質管理(化学)の例文サンプル

<管理システムを抜本的に改善>

不良率の持続的な改善が課題となっていたため、導入直後であった統計的工程管理(SPC)を学び、運用の安定化を図りました。管理図での工程管理は項目数が多いため異常判定の数が多く、製造現場では対応できていない状態でした。そこで、あらためて現場へのヒアリングを進めて、数値入力の工程や入力項目を見直し、また、不要な異常判定を初期段階ではじくシステムを導入して、正常な運用を実現。さらに、現場の声を汲んで、異常発生時の対応マニュアルを作成することで、各工程で迅速な対応をとることができるようになり、不良率は前年比xx%に低下。その後も継続的に不良率を抑えることに成功しました。

<部門をつなげて大きな価値向上を達成>

スピーディーな品質改善には他部門との協力関係が欠かせないという考えから、積極的に他部署とも連携し、例えば内部監査の業務では一方的に指導・指摘するのではなく、現場での声を拾って対応に活かしてきました。特にISO 9001取得に向けての取り組みでは品質管理部門だけでなく、製造部門や開発、営業も含めた規格理解と目標設定が必要と考え、内部監査人として説明会や現場指導を実施。スムーズなISO取得により企業価値の向上に貢献し、ISO取得で営業がやりやすくなったなど他部署からの評価も得ることができました。

書き方のポイント・解説

製品の異常や課題に対して、どのようなスキルで、どのように原因を追究して改善したかがアピールになります。実際の業務でのエピソードなどを具体的に伝えましょう。

不良件数やクレームの発生件数の削減、工数やコストの削減などを数字で表すことができれば、成果が客観的に伝えることができ、プラスの評価を得られることがあります。

チームマネジメントやリーダー職の経験はアピールポイントのひとつです。役職名が付かなくても、後輩育成など、それに近い経験があればぜひ記載してください。

ISOやFSSCなどの規格に携わった経験や、知識がある場合は、大きな強みになるので、エピソードとともに書いておくのがおすすめです。

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