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履歴書

履歴書にTOEICを書けるのは何点から?
試験の種類ごとの書き方や注意点も解説

公開日:2024/03/15

せっかくの転職活動。持っている資格は極力活かしたいですよね。TOEICは何点以上から書けばよい? 正式名称は?と悩む人も多いかと思います。この記事では、転職活動で評価されるTOEICスコアの書き方・TOEICを活かせる職種などをご紹介します。【履歴書の書き方 完全ガイドはこちら】

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履歴書にTOEICのスコアを書くなら600点以上が目安

履歴書にTOEICを書くなら600点以上がおすすめです。TOEIC600点以上はビジネス英語ができる目安のスコアで、英語を使った簡単な意思疎通や業務ができるレベルです。

ただし、TOEICを活かして転職をする場合、応募先の業務によって求められる語学力は異なるので注意しましょう。

英語力を求められる場合、求人の募集要項にTOEICスコアの目安が記載されているので、点数を確認してから応募しましょう。

TOEIC取得時から留学や独学で語学力がアップしている場合は、履歴書に記載してアピールするとより効果的です。アピールの仕方が分からない方は、エージェントの活用も検討しましょう。

TOEIC600点未満の場合も履歴書に記載して問題ありません。しかし、場合によってはTOIECよりも、ほかの資格を優先的にアピールしたほうが効果的なケースもあります。

【あわせてチェック】スキルや語学力を強調できる履歴書テンプレートはこちら

履歴書にTOEICのスコアを記載する際の書き方

履歴書への書き方を間違えると、採用担当者にネガティブな印象を与える可能性があるので、正しい書き方を知りましょう。

「免許・資格」欄にテストの種類を正式名称で記載する

履歴書にTOEICを記載する際は「免許・資格」欄に正式名称で書きましょう。履歴書は重要な書類なのでTOEICに限らず、正式名称で記載するのが鉄則です。

TOEICの場合、正式名称が種類によって異なります。

例えば、一般的なTOEICテストである「TOEIC Listening & Reading Test」の場合は、正式名称どおり「TOEIC Listening & Reading Test」と記載しましょう。

点数を正確に記載する

履歴書にTOEICを記載する際は、取得したスコアを正確に記載しましょう。TOEICのスコアは試験後に送られる公式認定証に記載されています。

スコアが分かったら「TOEIC Listening & Reading Test ○○○点 取得」と書きましょう。公式認定証を紛失した場合は、受験日から2年以内であれば再発行が可能です。

取得日を記載する

履歴書にTOEICの取得年月を正確に書きましょう。TOEICの取得年月は公式認定証に記載されています。

履歴書に記載できるTOEICの種類

履歴書に記載できるTOEICの種類として以下の3つがあります。

それぞれの試験について、内容や履歴書への書き方を紹介します。

TOEIC Listening & Reading Test

TOEIC試験は一般的に「TOEIC Listening & Reading Test」のことを指し「TOEIC L&R」とも略されます。企業の募集要項にTOEICの最低スコアが記載されている場合は「TOEIC Listening & Reading Test」のスコアを指しているケースがほとんどです。

複数のTOEICを受験している人は、特別な理由がない限りTOEIC Listening & Reading Testのスコアを記載しましょう。

TOEIC Speaking & Writing Tests

「TOEIC Speaking & Writing Tests」は、話す力・書く力を評価対象にしたテストです。一般的に「TOEIC S&W」と略します。

求人票に書かれているスコアはTOEIC L&Rテストが一般的なので、TOEIC L&Rテストとあわせて履歴書に記載するのがおすすめです。

TOEIC Program IPテスト(オンライン)

TOEIC Program IPテスト(オンライン)は学校や会社などの団体で受ける試験のことです。個人で受けるTOEIC試験のことは「公開テスト」と呼ばれていますが、公開テストもIPテストも難易度や出題形式は同じです。

TOEIC Program IPテスト(オンライン)の場合は、IPテストであることが分かるよう、以下のように履歴書に記載しましょう。

  • TOEIC Listening & Reading Test IP ○○○点
  • TOEIC Listening & Reading IPテスト ○○○点

履歴書にTOEICのスコアを記載する際の注意点

履歴書にTOEICを記載する際の注意点は以下のとおりです。

事前に記載する際の注意点を理解しておくことで、TOEICを履歴書に書くべきか、どのように記載すればよいかが判断できます。それぞれ解説します。

募集要項に必要なTOEICスコアが書かれていないか確認する

業務で英語力を活かす場合も活かさない場合でも、応募先企業によってはTOEICスコアの最低ラインが設けられているケースがあるので、募集要項を事前に確認しておきましょう。

TOEICを活かして英語を実務で使いたい場合は、応募時に仕事内容を確認しておくのがおすすめです。募集要項にTOEICが必要と記載されていても、実際の業務では英語を使わないケースがあるからです。

また、募集要項に記載されているスコアが必須なのか目安なのかも確認しておくとよいでしょう。

例えば募集要項に「TOEICテスト750点以上」と書いてある場合は750点が必須です。一方「TOEICテスト750点程度」の場合は目安のスコアのため、750点未満でも応募できる可能性があります。

目安のスコアであれば、点数に満たない場合でもアピール次第で評価につながる可能性があります。

有効期限はないが、取得日が古い場合は書き方を工夫する

TOEICは公式認定証が再発行できる期間が2年以内なので、試験日から2年が期限だと認識している人も多いようです。しかしTOEICに有効期限はないので、取得から何年経っても履歴書に書いて問題ありません。
ただし、取得してから年数が経過すると、英語に長年触れていないと思われ、評価の対象にならない可能性もあります。

TOEICの受験日から年数が経っている場合は独学での学びをアピールするか、受験予定がある場合はその旨を伝えましょう。

TOEIC Program IPテスト(オンライン)は評価の対象外になるケースがある

TOEIC Program IPテスト(オンライン)は公開テストのような公式認定証が発行されないので、資格として認められないケースがあります。企業の募集要項に「TOEIC」が記載されている場合は、IPテストでも問題ないか確認しておくのがおすすめです。

「IPテスト不可」や「公式認定証を要提出」などと書かれている場合は、公開テストを受け直しましょう。

実際の業務では英語を使わないケースもある

募集要項にTOEICが記載されていても、実務では英語を使わないケースもあります。例えば、転職後の昇進・昇格の条件として、一定のTOEICスコアが必要な企業もあります。

実務で英語を使うかは、募集要項の仕事内容や職種を確認して判断しましょう。

TOEIC以外で履歴書に記載できる英語資格

TOEIC以外で履歴書に記載できる英語資格は以下のとおりです。

TOEIC以外にも英語資格を持っている人は、書き方を参考にしてみてください。

英検

英検とは「実用英語技能検定」のことで、日本国内で英語力を測る資格として有名です。英検を履歴書に記載する場合は、2級以上が評価につながりやすい傾向にあります。

履歴書には「実用英語技能検定 ◯級取得」と書きましょう。

しかし、ビジネスシーンでは英検よりもTOEICが優先されやすいため、資格の記載できる数に限りがある場合はTOEICを記載するのがおすすめです。

【あわせてチェック】英検は何級から履歴書に記載できるか解説! 正式名称や正しい書き方も紹介

IELTS

IELTS(アイエルツ)は世界140カ国が認定している英語検定です。スピーキングやライティングが試験範囲に含まれており、留学や移住の際に求められることが多いテストです。

転職市場では外資系企業や海外駐在があるような職種でIELTSが評価される可能性があります。

IELTSはスコア4.0以上の場合に履歴書へ記載するのがおすすめです。IELTSには「General Training」と「Academic」の2種類があるため、記載する際はそれぞれ「IELTS(General Training) 〇.〇取得」「IELTS (Academic)〇.〇取得」と書きましょう。

TOEFL

TOEFLは世界中で受験されている英語検定です。試験内容はリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4セクションがあり、これら英語4技能を総合的に測ります。

基本的に留学目的で使われる試験ですが、外資系企業のような即戦力の英語を求めている企業へ転職する場合は、TOEFLスコアが高く評価されるケースがあります。

TOEFLには、「TOEFL iBTテスト」と「TOEFL ITPテスト」がありますが、TOEFL iBTテストが一般的です。TOEFL iBTテストはスコア42以上の場合に履歴書へ記載するのがおすすめです。記載する際は「TOEFL iBTテスト 〇〇点取得」と書きましょう。

【あわせてチェック】転職を有利にする資格とは? 種類や役立つ場面を業界別に解説〈未経験職種への挑戦にも!〉

TOEICを活かせる仕事は? 転職の履歴書でアピールできる英語力の目安は?

TOEICを活かせる仕事には以下のような職種があります。

それぞれの職種でどのように英語を活かせるのか、求められるレベル感について詳しく解説します。

海外営業

海外営業では海外の会社・顧客とやりとりをすることが多く、英語力が必須です。日常会話だけではなくビジネス用語も含めて使えなければなりません。ただし、未経験で募集をしている場合は、日常会話レベルから挑戦できることもあります。

営業相手によって求められる語学力が変わるケースも少なくありません。例えば英語が母国語・公用語の国と商談をする場合は、高い英語力(TOEIC800点以上)が必要とされます。

しかし、業務で英文読解や英作文が多い場合や、英語が母国語・公用語ではない国との商談の場合、日常会話レベルの英語でも問題ないとされています

貿易・国際業務(物流管理・貿易事務・通関士)

貿易・国際業務では海外の会社・顧客とやりとりするので、英語力が必要です。メールのように文面のみで英語を使うケースもあれば、口頭でのコミュニケーションが発生するケースもあります。

貿易事務は書類作成や顧客とのメール対応だけではなく、電話でコミュニケーションを取ることもあります。一方で、通関士は通関手続きに必要な申請書をチェックするのが主な業務のため、英語で会話をする機会はほとんどありません。

希望する職種によって求められる英語力は異なるので、応募前に募集要項で確認しておきましょう。

調達・購買

調達・購買業務では海外のサプライヤーとやりとりを行うこともあり、英語力は欠かせません。文面でやりとりをするのみの場合もあれば、海外企業からの買い付けや、海外への販売のために商品を輸出する業務などが発生するケースもあります。

会社や職種によって、調達・購買に求められる英語力は異なるので、応募前に募集要項を確認しておきましょう

エンジニア(機械・電気・IT)

エンジニアが開発を行うのは日本だけとは限りません。海外の企業や個人にシステム開発を依頼する「オフショア開発」を行っている企業もあります。海外にあるオフショア開発拠点とのやりとりの過程で技術文書の読解などが必要なこともあり、英語力を活かせる場面もあるでしょう。

海外顧客に向けた開発を行っている企業の場合、要件定義や設計などの工程で英語を使う場面もあり、より評価される可能性があります。

ホテル・空港スタッフなど旅行関連職種

ホテルや空港では訪日客の対応があるので、英語力が求められます。ビジネス英語でなくても、日常会話程度の英語力があれば業務へ活かせるでしょう。

ただし、企業によってはビジネスレベルの英語力を求められることもあるため、事前に仕事内容を確認しましょう。

通訳

通訳は日本語・英語間を瞬時に訳して相手に伝える必要があるので、高い英語力が求められます。誰の通訳を担当するかによっては、一般的な英会話だけでなく専門用語の理解も必要です。

例えば、国際会議では学術的な内容を通訳することがあり、専門的な知識を保有していることが望まれます。

履歴書にTOEICのスコアを記載する際によくある質問

履歴書にTOEICを記載する際によくある質問にお答えします。

それぞれの質問に詳しく回答しますので、最後までチェックしてみてください。

TOEICの点数が低い場合は書かないほうがよい?

TOEIC500点以下の場合は語学力の高さが懸念されるため、ほかの資格を優先的にアピールするのがおすすめです。TOEIC500点以下は履歴書に記載してはいけないわけではありませんが、書き方に注意しましょう。

募集要項にTOEICスコア600点以上と書かれており、現状の取得スコアが500点台であれば、英語を日常的に使用していることをアピールできるとよいでしょう。例えば、独学で勉強していることや、これからTOEICの再受験の予定があることをあわせて履歴書に記載しましょう。

dodaエージェントサービスを利用すれば、キャリアアドバイザー経由で応募先にアピールしたい内容を伝えられます。

TOEICの証明書は提出しなければいけない?

頻度としては多くありませんが、企業によってはTOEICの証明書(公式認定証)の提出を求められるケースもあるので、応募後に指示がある場合は提出しましょう。例えば、資格手当を支給している会社などでは、提出を求められるケースがあります。

TOEICの証明書はどのようにすれば再発行できる?

TOEICの証明書は受験日から2年以内であれば「TOEIC申込サイト」から再発行できます。証明書を再発行する際に必要な費用や発送日については公式サイトをご確認ください。

受験日から2年を過ぎると再発行できないので、再受験が必要になります。

TOEIC Bridge Testsは履歴書に書ける?

「TOEIC Bridge Tests」は英語初・中級者向けの試験で、TOEICを本格的に受験する前の腕試しとして受けたい人に適しています。スコアが高くてもあまり評価されにくいため、ほかの資格を優先して記載するのがおすすめです

履歴書にTOEICを記載するなら600点以上がよい

TOEICはスコア600点以上で履歴書に書くのがおすすめです。

履歴書には以下のポイントを押さえて記載しましょう。

  • 「免許・資格」欄に正式名称を記載する
  • 点数を正確に記載する
  • 取得日を記載する

なお、履歴書にTOEICを記載することで英語力をアピールできますが、転職を成功させるには英語をどのように活かすのかも伝える必要があります。

英語力を活かした転職をしたいなら、転職エージェントに相談することも検討してみましょう。dodaエージェントサービスでは、応募書類の添削や面接サポートなどがすべて無料で受けられます。

転職のプロが英語を活かしたキャリアプランの提案や、客観的な立場から自身の強みを活かせる求人を紹介しますので、ぜひ登録してみてください。

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