履歴書に修正液や修正テープはOK?正しい修正法はある?
手書きで履歴書を書いていたら、字を間違えてしまいました。間違えたのは1ヶ所です。書き直すのが面倒なので修正したいのですが、修正液や修正テープを使って直してもいいのでしょうか?ダメな場合、どのように訂正すればいいか教えてください。(24歳/女性)
A.修正液・修正テープは絶対にNG 最初から書き直してください
履歴書に修正液や修正テープを使うことは絶対にやめましょう。たとえ、それが1ヶ所であってもです。履歴書はあなたの経歴を企業に伝える「ビジネス書類」です。そんな重要な書類に修正液や修正テープを使うことは、正式な書類としての信頼性を欠いてしまうということ。どんな場合であっても使用しないのが賢明です。
「志望度が高ければ、履歴書をていねいに作成するはず」と考えている採用担当者は多いもの。採用を判断する重要な書類の修正は、採用担当者からマイナス評価を受ける要因になると心得ましょう。
履歴書の字を間違えた場合の最も正しい対処法は、「最初から書き直すこと」です。1ヶ所だけ、一部だけ訂正したいという場合も、新しく履歴書を書き直してください。完成してから誤字脱字に気づいて書き直す場合は特に時間がかかるので、履歴書は応募期限ギリギリではなく、時間に余裕を持って作成するのがいいでしょう。あらかじめ履歴書を多めに用意しておくと、いざというときも慌てずに済みます。
やむを得ない場合のみ二重線と訂正印で修正
前述の通り、誤字脱字を発見したときは、最初から書き直すのが原則です。しかし、どうしても書き直す時間がないのであれば訂正印を使って修正をしてください。訂正したい文字に黒いボールペンで二重線を引き、その上に訂正印を押します。正しい文字は修正した文字の上に書きます。この際、二重線は定規を使って真っ直ぐに引くなどの工夫をして、欄内がごちゃごちゃして読みにくくなるのを防ぎましょう。
ただし、訂正印がある履歴書は、採用担当者に悪い印象を与えるリスクがあることは理解しておきましょう。ミスのある履歴書をそのままにしておくよりも、修正してから提出したほうが誠実な印象を与えるのは事実ですが、それでも二重線と訂正印による修正は最終手段であり、可能な限り、新たに履歴書を書き直すべきだとを覚えておきましょう。
▼訂正印の正しい使い方
誤字脱字をなくすコツはWordでの下書き
手書きで履歴書を作成する場合、書き損じは誰にでも起きる可能性があります。誤字脱字を防ぎたいと思うなら、履歴書への記入をする前にWordで下書きをするのがおすすめです。インターネット上などから手に入れたテンプレートにあらかじめ記載内容を入力し、それを履歴書に書き写すのです。
Wordの「校閲」機能を利用すれば、誤字脱字はもちろん、自分では気づきにくい表現のミスも自動的にチェックしてくれます。また、下書きを作成すれば、採用担当者に伝わる文章になっているかどうかを客観的に見つめ直すきっかけにもなります。手書きで記入しながら内容を考えるより、完成度の高い履歴書を仕上げることができるでしょう。
なお、履歴書に鉛筆で下書きをしてから、ボールペンで清書するという方法は避けてください。いくら消しゴムで消したとしても下書きの跡が残り、履歴書の仕上がりが美しくなくなるからです。
応募企業が手書きの履歴書の提出を求めていない場合は、パソコンで履歴書を作成するという手もあります。パソコンであれば修正の手間も少なく、時間もかかりません。パソコンで履歴書を作る場合は、インターネットから履歴書のフォーマットをダウンロードすると便利です。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
岩瀬 翔
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
コンサルティングファームの業務系コンサルタントを経て、現職に入社。dodaのキャリアアドバイザー、新規事業の部門で企業の採用支援も経験し、10年以上転職支援に携わっています。現在は管理職として、幅広い業界・職種の方の転職をサポートしています。
【メッセージ】
企業担当や自社採用の面接官も経験していますので、採用する側の本音を踏まえて、「転職者がどうしたらいいのか分かる」情報を提供します。
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