職種のトリセツ
事務職
事務職に向いてないかも?悩んだときの対処法とほかの仕事へ転職するコツ
公開日:2026/2/19
「事務職に向いてないかも…」と思ったことはありませんか? 今回は、事務職に向いてないと感じている人のために、転職のプロであるdodaのキャリアアドバイザーに聞いた、向いてないと感じやすい原因や具体的な対処法、ほかの仕事にキャリアチェンジする際のポイントなどについて解説します。
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事務職に向いてないと感じる原因は?
「事務職に向いてないかも…」と感じる原因はどこにあるのでしょうか。よくある原因について代表的なものを紹介します。
単純作業やルーティンワークに飽きている
事務職は、データ入力、書類整理、資料作成といったコツコツと地道に作業を進める仕事が多く、基本的にはルーティンワークが中心となります。
大事な仕事ではありますが、人によってはそれらに刺激のなさや飽きを感じて、事務職に向いてないのではと考えてしまうことがあるようです。
管理が苦手で、几帳面さを求められるのがストレス
書類作成やデータ管理など、正確性が重要視される業務が多い事務職では、几帳面さが求められます。
細やかな作業が苦手な人は、ストレスを感じてしまうこともあるようです。
突発的な割り込み業務が多く、柔軟な対応を要求される
事務職は、マイペースに仕事ができる職種というイメージを持たれがちです。
しかし実際は、幅広い業務に携わる職種であり、ルーティンワークだけでなく、突発的に発生する割り込み業務もあります。
柔軟さやマルチタスクを求められるので、イレギュラーな対応が苦手な人やシングルタスクを好む人は大きなストレスを感じてしまうようです。
さまざまな人とのコミュニケーションが苦手
事務職は基本的にはデスクワークが中心ですが、社内外のさまざまな人との調整業務も発生するので、ある程度のコミュニケーション力が求められます。
そのため、人と接すること自体に抵抗がある人は向いてないと感じてしまうこともあるようです。
仕事の成果や評価が数字として表れない
事務職は「誰かのサポート」が中心であり、売り上げのような数値で明確な成果が出にくい特性があります。
そのため、自分の貢献が直接的な数字や評価として表れることを重視する人にとっては、物足りなさを感じるだけでなく、正当な評価をされていないと感じ、モチベーションが低下してしまうケースもあるようです。
人間関係が限られているのが嫌
事務職はデスクワークが中心な上に、人の入れ替えも少ないので、良くも悪くも部署内での人間関係が固定されがちです。
苦手意識のある上司や先輩がいる場合は悩みがずっと解決されない、という状況が続いてしまうこともあるでしょう。
そういった環境に対しての不満から「事務職に向いてない」と感じてしまう人もいるようです。
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事務職に向いてないと思ったときの対処法
「もしかしたら、事務職は自分に向いてないのかもしれない」と感じている場合、どういったアクションを起こすべきなのでしょうか。
具体的な対処法について、dodaのキャリアアドバイザーに聞きました。
なぜ事務職に向いてないと感じるのか自己分析する
なぜ向いてないと感じるのか原因が分からなければ、適切な対処ができません。
例えば、事務職そのものに苦手意識を感じているのか、それとも職場環境や人間関係などの外部要因によって事務職に向いてないと感じているのか、それぞれ対処法は大きく異なります。
そこでまずは、前述の原因を参考に、「何が向いていないと感じているのか?」を改めて自分で考えてみてください。
自己分析が苦手な人には無料の診断ツールがおすすめです。以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
「事務職に向いてない」と感じる原因をポジティブに変換する
自己分析により事務職に向いてないと感じる原因が分かったら、その原因をポジティブな視点で見直してみましょう。
例えば、事務職に向いてないと感じる原因が「人間関係が限られているのが嫌」だったとします。
これは見方を変えると、「仕事がしやすい職場」と捉えることもできるのではないでしょうか。
仕事を依頼したり、引き継いだり、チームで取り組んだりする場合、相手がどのような人なのかある程度理解できているほうがスムーズにいくはずです。
このように、向いてないと感じる原因をポジティブに変換できれば、前向きな気持ちで事務職の業務に取り組めるようになるかもしれません。
松井
「デスクワークが苦手なら外回りメインの仕事のほうが向いているのかも」というようなポジティブ変換の仕方もあります。今まで気づかなかった自分の適性が見えてくるかもしれません。その場合、より自分に適した職種へチャレンジするチャンスと捉えてみてはいかがでしょうか。
「ポジティブ変換が苦手」「そもそもやり方が分からない」という人は、ぜひ以下の記事をお読みください。きっと参考になるはずです。
上司や同僚に相談してみる
自分では事務職に向いてないと感じていたとしても、周りの人から見たら向いていると思われていることもあります。
つまり、事務職に向いてないと感じているのは、あなたの思い込みというケースもあるのです。
そのため、信頼できる上司や同僚に客観的な意見を聞いてみましょう。
思い込みでなかったとしても、客観的な意見やアドバイスを得ることで、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。
相談の結果、業務内容の見直しや業務量の調整につながったり、苦手意識を克服するための具体的なアドバイスが得られたりして、状況が好転することもありえます。
ぜひ一歩踏み出して、相談してみてください。
松井
部署異動が可能な会社で、例えば事務職から営業職へ転換したいなど、具体的な希望がある場合は、上司に相談してみる価値はあると思います。
誰かに相談したいけど相手が見つからなくて困っている人は、ぜひ以下の記事をお読みください。相談相手の見つけ方のヒントが紹介されています。
仕事を一時的に離れてリフレッシュする
思いきってまとまった有休を取る、という選択肢もあります。
一度仕事を離れて休暇を取ったり、リフレッシュしたりすることで、改めて自身の仕事やキャリアについて見つめ直す時間を持つことも有効です。
「向いていない」という感情が、一時的な疲れによるものなのか、それとも根本的なミスマッチによるものなのかを見極める貴重な機会となるでしょう。
松井
冷静に現状を見直す時間を設けることで、「事務職のこういう部分は好きだから、もう少しがんばってみよう」と再認識できる可能性もあります。
どうしても無理なら転職を検討してみる
ここまで紹介した対処法を試しても、事務職との根本的なミスマッチが解消されないと感じる場合は、転職することも視野に入れてみてください。
事務職そのものが向いてないのであれば、自分の特性やこれまで培ってきた能力・スキルを活かせそうなほかの職種へキャリアチェンジするのを検討してみましょう。
事務職は嫌いではないけど、職場環境や人間関係など、自分ではどうにもならない部分に原因があって、ポジティブ変換もできないのであれば、別の会社の事務職に転職するという選択肢もあります。
松井
転職に興味があるのであれば、ぜひdodaエージェントサービスにご相談ください。転職の方向性がまだ明確でない状態でご相談いただいても問題ありません。事務職に向いてないと感じる原因と、それを踏まえたキャリアチェンジの方向性について一緒に考えていきましょう。
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事務職から未経験の職種への転職成功例
転職が選択肢の一つだとして、事務職から未経験の職種への転職は現実的に可能なのでしょうか。
参考までに、dodaを利用して事務職から未経験の職種への転職に成功した人の事例を2件紹介します。
ケース①:経理事務から営業職への転職
前職では経理事務としてアシスタント業務を担当していた女性のケースです。
土日が休みではない点と事務職ならではの人間関係の閉塞感に不満を感じ、転職を決意。
勤務地や休みなどの優先条件を考えた際に、転職先を必ずしも事務職のみに限定することはないとキャリアアドバイザーとの面談で気づき、結果的に必須条件をかなえられる営業職への転職が成功しました。
松井
転職の選択肢はついつい先入観にとらわれて、視野が狭くなってしまうもの。第三者の客観的なアドバイスを受けてみて、初めて自分の希望に合った転職先に気づく人は多いですよ。
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ケース②:郵便事務から営業職への転職
郵便事務を担当していた女性のケースです。
給与面で不満があったのと、現在勉強中の資格を活かせる職業に就きたいという思いが強くなってきたため、転職を決意。
資格取得に向けて勉強している姿勢が評価されて、未経験ながら希望していた別業種の営業職への転職に成功しました。
松井
未経験の職種への転職を目指す場合、「まずは資格取得!」と思いがちですが、必ずしも転職前に取得する必要はありません。資格取得のために勉強中であることをアピールするだけでも企業側にキャリアチェンジに本気であるという印象は与えられます。
事務職の経験を活かせる仕事
事務職から未経験の職種への転職をするとして、事務職で身につけたスキルや経験を活かせる職種はあるのでしょうか。
考えられる職種について、dodaのキャリアアドバイザーに聞きました。
営業職
サポート的な立場よりも主体的に活躍したいという人は、営業職へキャリアチェンジするという選択肢があります。
事務職として営業担当者をサポートした経験があれば、面接でアピールすると効果的です。
松井
別職種への転職をする際は、身につけている業界知識が活かせる場合があります。例えば、営業事務の経験がある人が営業職への転職を目指す場合、営業担当者と近い距離で仕事をしてきたことでより、面接で具体的なキャリアプランを提示することができるでしょう。
ヘルプデスク
IT系の職種へのキャリアチェンジを狙う場合、社内のPCトラブルやシステムに関する問い合わせに対応するヘルプデスク(ITサポート)という選択肢があります。
エンジニア職は未経験ではハードルが高いと思っている人にこそ、おすすめです。
松井
ヘルプデスク業務でも、基本的なPCスキルやビジネスマナー、コミュニケーション能力といった事務職で身につけたスキルや経験を活かすことができます。
カスタマーサポート
人と関わる仕事が好きという人には、カスタマーサポートという選択肢もあります。
事務職で来客対応や社内からの問い合わせに対応するのが得意だったなら、スムーズになじむことができるでしょう。
松井
カスタマーサポートというと電話対応というイメージが強いかと思いますが、最近ではメールなどでサポートする企業も増えています。
秘書
秘書という選択肢もありますが、専門性が高く求人数が少ないのでほかの職種に比べるとハードルは高くなります。
松井
事務職とは異なるマインドセットが求められるため、応募する前にしっかりと情報収集をしたほうがよいでしょう。
事務職から別の職種へ転職するときのポイント
事務職から別の職種への転職を狙う場合、どういった点に気をつけるべきなのでしょうか。
押さえておきたいポイントについて、dodaのキャリアアドバイザーに聞きました。
年齢に応じたアピールをする
20代中盤までであれば、実務経験やスキルがなかったとしても、「何でもやります」というやる気やポテンシャルが評価されます。
しかし、20代後半ごろから、徐々に即戦力になることを求められるようになります。
そのため、未経験だとしても関連する業界知識があることをアピールしておくと評価されやすいでしょう。
転職の目的とこれまでの経験を明確にしておく
事前にしっかりと自己分析を行い、転職の目的を明確にしておくことが重要です。
自分が「何のために転職するのか」という軸を整理し、これまでの経験を具体的に棚卸ししましょう。
そうすることで、自分の実績やスキルなどに自信がなかったとしても、アピールポイントを見つけやすくなります。
狙っている職種と関連した業務経験を見つけておく
もし転職したい職種と少しでも関連している業務経験があれば、それを具体的にアピールしましょう。
例えば、人材会社でアシスタント経験があれば人材会社の営業職へ、といった形で関連性を強調できます。
これにより、採用側も入社後の働き方をイメージしやすくなります。
仕事への貢献は「ストーリー仕立て」でアピールする
事務職の仕事は数字で明確な成果が出しにくいため、「ストーリー仕立て」でアピールすることが効果的です。
例えば、「このような状況があり、私がこういうことをした結果、状況がこのように変わった」といったエピソードを具体的に話すことで、自身の貢献度を伝えることができます。
松井
「事務職に向いてないかも」と感じ、別の職種への転職を検討し始めたら、やみくもに転職活動を進めるのではなく、ここで紹介したポイントを押さえておくことが大切です。戦略的に行動することで、転職後のミスマッチを防ぐことにもつながります。
事務職から別の職種への転職を目指す際のポイントについては、下記のリンクの記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
まとめ
「事務職に向いてない」と感じているのであれば、より自分に合った職種へキャリアチェンジするチャンスかもしれません。
事務職へのミスマッチを感じているならば、まずは一人で悩まずにdodaのエージェントサービスをご利用ください。
転職のプロであるキャリアアドバイザーから具体的なアドバイスを受けることで、解決のヒントが見えてくるはずです。
初めての転職活動で不安な人、自分の実績やスキルに自信がない人、忙しいから効率的に転職活動を進めたい人におすすめです。
事務職から転職したい人は
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回答したキャリアアドバイザーはこちら
松井 美樹(まつい・みき)
【経歴】
新卒でアトリエ系ハウスメーカーに入社し、設計・インテリアコーディネーターとして2年半勤務。その後2018年にパーソルキャリア株式会社に転職し、5年半ほど事務職の方に対しての転職サポートを行う。現在はキャリアカウンセリングに特化した部署でメンバー管理や組織運営などの業務を担当。
詳しいプロフィールはこちら
転職
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dodaキャリアアドバイザー
松井 美樹(以下、松井)
自分が事務職のどういった点にミスマッチを感じているのか、具体的に言語化できるまで自己分析をしてみましょう。「向いてない」と感じることを書き出してみると整理しやすくなります。