転職成功者のさまざまな体験談を紹介!わたしの転職エピソード
ドラゴン/33歳/男性/はじめての転職
大学時代のゼミ活動(通信関連)がきっかけで、通信の開発に興味を持ったというドラゴンさん。前職では、製品開発に情熱を注いでいましたが、経営者が代わり、会社の方針は営業が最優先の流れに。同じ部署の人が次々と他部署にまわされ人手不足に陥り、業務範囲外と思われる仕事も山盛り…。心身ともに追い込まれた状況で、会社への疑問が膨らみ、ついに転職を決意しました。
- 前
- SIer ITエンジニア
- 今
- 総合電機メーカー ITエンジニア
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製品開発の部署は置き去り…エンジニアとしての実力が発揮できない!
——入社時は満足だったということですが、「転職しよう」と考えたきっかけは?
転職する1~2年前に、外部から経営者が来て、経営方針がガラリと変わってしまって、製品開発よりも営業重視で利益追求という方針になったんです。それまでは、製品開発が会社の主軸になっていて、業務とか同僚にも不満はなく過ごしていました。それが、営業では人を採用するけど、開発部署では人がどんどん辞めても補充はなし。当然ですが、業務過多になり、また人が辞めてしまって。
——まさに「負のスパイラル」ですね。
そうなんです。もともとの会社の方針が、「魅力ある製品を開発して競合優位を狙う」だったのが、「開発力が必要なくても利益につながる案件を取ってくる」に転換したんです。ぼくたちエンジニアにしてみれば、腕の見せ所がないし、スキルの磨きようがない職場になってしまったんです。
1つの会社で経験や実績を積み重ねていけないことへの「焦り」と「不安」
——もともと製品開発に興味があったそうですね。
ええ、学生時代から携帯電話に興味があったし、製品開発はもともとやりたかった仕事なので、それなりに熱い思いはありましたね。でも実際はクライアント先の常駐で、細切れな開発を担当するという形だったので、同年代のエンジニアに比べて、経験が伴っているかどうか、とても不安でした。
——「細切れ」の開発ですか?
そうです。1つの案件に最初から最後まで携わることができないんです。その案件自体も転々と変わって、その都度スキルがリセットされるようで、もともとのスキルまでさびついてしまうのではと、とても不安になりました。
製品開発だけにこだわり続けると時代の波に乗れない!? 焦りの中で見えてきたもの
——転職を決意して始めた活動中にも、不安はありましたか?
ありましたね。「今のぼくの年齢と実績や能力は、バランスがとれているんだろうか? 本当にこの会社で、自分の能力が活かせるのだろうか?」という思いが強くて…。年齢の割に実力が足りてないんじゃないかとバランスが不安で、面接のときも経歴などをガンガン自分からアピールできなくて。もともと積極的に話していくタイプではないし、前職でも交渉ごとをあまり経験していなかったので、自信が持てなかったんです。
——転職活動を続ける中で、その不安は解消されましたか?
そうですね。自分のこれまでしてきた仕事を冷静に振り返ってみたり、転職活動を続けていく中で、徐々にですが不安は少なくなった気がします。それと、何社かの面接を受けてみてると、エンジニアに何が求められてるのかが分かってきたんです。自分のこだわりは時代の波と外れてるというか。
——時代の波と外れてる、とは?
実は学生時代からの「携帯電話製品そのものを開発したい」という思いにこだわってたんです。でも、今、製品だけの開発は海外メーカーが主流で、国内企業で製品開発にこだわって転職先を探すと難しいんだな、ということに気づきました。製品だけでなく、その製品に紐づくサービスの両方を開発できるエンジニアが求められてるんだなと思うようになり、視野が広がりました。
今のぼくに何ができるんだろう? 自分の居場所を見つけたい!
——転職されて、充実していますか?
もともとやりたかった仕事なので、やりがいはありますね。前職は、終電まで会社にいることが多かったんですが、今の会社は退社時間も早くなって、「これから自分がやらなければならない業務は何か」を考える時間もできました。今はまだ、前職のあれもこれもというやり方を引きずってしまっていて、やるべきことを模索している最中ですね。職場も変わって、いろいろな切り替えが必要だと思っています。
——今は、新しい職場での「居場所探し」ということですか?
ええ。転職して2カ月なので、今はまだ、職場での自分の居場所を模索中ですが、ゆっくり探していけばいいかな、と思えるようになりました。入社してみないと分からない部分ってありますしね。時間的にも少し余裕ができたし、いろんな機会が与えられているので、エンジニアとしての強みをどこに据えるかを探していきたいですね。
編集後記
「自分には今の年齢にふさわしい実力があるのか、他社で通用するのか」という思いは、今回のドラゴンさんに限らず、転職を考える多くの人が抱く不安です。それはまた、実際に面接などで他社を知ってみないと分からない迷いでもあります。自分の客観的な実力を知るためにも、ドラゴンさんのように勇気を持って踏み出してみると、世の中のニーズや自分の強みが見えてきて、選択肢が増えることでしょう。
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