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転職成功者のさまざまな体験談を紹介!わたしの転職エピソード

Vol.36

公開日:2019/4/8

仕事を押しつけられる環境にうんざり…実力をつけてからの転職で仕返しに成功

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仕事を押しつけられる環境にうんざり…実力をつけてからの転職で仕返しに成功

オスカル/26歳/女性/はじめての転職

総務として会社全体から頼られる存在のオスカルさん。ひっきりなしにかかってくる内線への対応や、1日何回も来る郵便の受け取りに忙殺される日々でした。おまけにお局に目をつけられ、だんだん疲弊していったといいます。風邪をひいても手伝うどころかねぎらいの言葉ひとつない職場に嫌気が差し、ついに転職を決意! 2年越しで果たした転職には、実は胸に秘めた計画があったのです。

マンション管理会社 総務事務
土木・建築会社 営業事務
  • 20代
  • 女性
  • 未婚
  • やりたいことが分からない
  • はじめての転職
  • 人間関係
  • 仕事が面白くない
  • 転職が怖い

オスカルさん

押し付けられた雑用のせいで通常仕事に集中できない…

——前職では総務だったそうですが、どんなお仕事でしたか?

会議資料の取りまとめや広報誌の作成といったメインの業務に加えて、コピー機などの保守、郵便物の受け取り、会議用のお弁当の発注やゴミ出しといった雑用まで幅広くやっていました。

——幅広い業務なうえ、中には仕事とは呼びづらい雑用も混ざっていますね。

仕事自体はぜんぜん嫌いじゃないんですけど、自分の主な業務に集中できないのが悩みでした。郵便物の受け取りなどの雑用までやっているのは私ひとりだったので、「困ったらあの人に聞け」という便利屋的な立ち位置になっていて、「あの書類、どう書くんだっけ?」みたいな内線が常にかかってきて。

そのたびに対応していると書類作りの時間がなくなっちゃうし、しかも「前にも説明したじゃん!」ってことも平気で何度も聞いてくるんですよね。ちょっとぐらい自分で調べてほしいし、正直ウンザリしていました。

——まるで子守ですね…。

同期や後輩は自分のデスクで業務に集中できるのに、私は雑用で立ったり座ったり…。もうちょっと落ち着いて仕事できる部署にいきたいと上司との面談で相談したんですけど、便利な雑用係を手放したくなかったのか、異動の可能性はゼロだと言われちゃいました。30歳、40歳になってもこの仕事かと思うと、毎日の業務に追われながらもふと落ち込むことがあって、転職も頭をよぎるようになりました。

しかも、お局に目をつけられてまして…。いちいち言葉を選んでご機嫌を伺わないといけないし、常に監視されているような居心地の悪さがありました。やっと総務の後輩ができたと思ったら、お局に「仕事の指示は私を通して」と言われ、実質的には何も振れないよ…という状況で。

その頃には、通勤のたびに暗い気持ちで。全社員から顔を知られてるから、通勤路で会っちゃうと知らん顔するわけにもいかない。かといって笑顔であいさつする気にもなれなくて、人目を避けてコソコソ通勤するようになってました…。

キャリアアドバイザーの一言で転職を決心

——そこまで気持ちが追い詰められて…ついに転職サイトに登録したんですね。

はい、年が明けて1月にすぐ登録しました。でもいざ転職すると思うと怖くて、なかなか気持ちが決まらず、いただいた求人もお断りしてしまいました。

——「怖い」っていうのは何が怖かったんですか?

今よりも悪い環境だったらどうしようっていうのが大きかったかな。新卒で入ったのでほかの会社を知らないし、むしろこの会社がほかよりマシだったらどうしようって考えると、環境を変えるのが怖くて…。特別やりたい仕事があるわけじゃないし、とりあえず今は続けようって、半年ぐらい先延ばしにしていました。

——転職の後押しになったきっかけは?

キャリアアドバイザーの一言です。「1年後の自分がどうなってるのか想像してみて」と言われました。今と同じ環境で暗い気持ちで働いてる姿が浮かんで、それはイヤだなって。どうせいつか転職するなら、イヤな思いをするのは短いほうがいいって決心がつきました。

怖さを乗り越えて実際に動き始めたらすぐに内定がもらえて、1カ月で転職できちゃいました。

——どんなお仕事ですか?

営業事務です。土木の中でも専門性が高い領域なので大変だけど、すごく親切に仕事を見てくれる先輩もいて。今までそんな人はいなかったので、普通の会社ってこんなに働きやすいんだって感動してます。

何より業務に集中できる環境なのがうれしいです。こんなに環境が良くなるなら、怖がってないで早く動けばよかったです。

笑顔の裏で仕返しを決意…雑用の大変さを思い知るがいい!と思っていた

——ところで、転職が頭をよぎってから実際に動くまで2年経っていますが、これだけイヤな目にあってもよく我慢できましたね。

実はちょっと「仕返し」してやろうって気持ちもあって。

最初に転職したいと思った時は、単にイヤだという気持ちで、自分の仕事の実力はまだまだだ、という自覚があったんです。だからまずは、会社にとってちゃんとかけがえのない存在になろうと思って。仕事がデキる人になってから転職したら、その時はきっと私の上司も雑用との両立の大変さを思い知るだろうって、それをモチベーションに変えてました!

——ちょっとした復讐ですね(笑)。

相談しても環境が改善されないって分かってからは、少しでも楽しく働きたいからできるだけニコニコしてたし、むしろ暇そうだとかラクな仕事だとすら思われてたんじゃないでしょうか。でも実際、私のあとに入った人は4カ月で3人も辞めたって聞いて、「ほら、やっぱり大変な仕事でしょ?」って(笑)。

会社にいる時間を最短にするために高速で仕事してたので、私がやっていたことの大変さやボリュームは、誰も知らなかったと思いますけどね、ふふ。

編集後記

雑用ばかり押しつけられ、自分の業務に集中できない環境に嫌気が差してはいたものの、「特にやりたい仕事もない」「転職が怖い」という理由で二の足を踏んでいたオスカルさん。しかし、これ!という職種が決まっていなくても転職活動はできます。給与や福利厚生、そのほかの待遇をフックに考えるのはもちろん、「やりたい仕事はないけれど、やりたくない仕事ならある」という消去法でも大丈夫です。思い切って早めに転職活動をすれば、1年後の自分は今よりも楽しく仕事ができているはずです。

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