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何に悩んだ?どこに困った?わたしの転職エピソード

Vol.43

公開日:2019/6/10

AIに仕事を奪われる!?という危機感が急に現実のものに

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Vol.43 AIに仕事を奪われる!? という危機感が急に現実のものに

ジロー/28歳/男性/はじめての転職

文系の大学を卒業後、警備会社に入社。24時間体制のハードな業務をこなしながらも、独学で警備に必要な資格を取得するなど、実直に取り組んでいたジローさん。しかしある日、会社に最新の防犯カメラが導入され、その高度な性能に愕然。AIによる効率化で人員削減が進み、1人当たりの負担はますます増加。将来に不安を覚えて転職を決意するも、「自分が何をしたいのか」がまったく見えない白紙のまま、転職への一歩を踏み出しました。

警備会社 警備員
エネルギー系SIer インフラエンジニア
  • 20代
  • 男性
  • 未婚
  • 未経験
  • はじめての転職
  • 残業・休日
  • 先が見えない

モモさん

24時間勤務の過酷さと、やっと育てた新戦力を次々に刈り取られるむなしさにモヤモヤはどんどん膨らんで…。

——転職前は警備員をされていたのですね。

はい、新卒で入社して5年間、ショッピングモールで警備をしていました。店舗が閉まっても巡回などの夜勤があるので、2交代制の24時間勤務。日勤、夜勤、当直で日付感覚もなくなってしまい、1年目は、歩いているのがやっとでした。

——かなりハードですね。それで転職を?

いえ、警備は望んで就いた仕事だったし、収入面でも特に不満はなく、きついから辞めたいとは思わなかったですね。でも、入社3~4年目になって、モヤモヤした気持ちが少しずつ膨らんできたんです。

——どのような不満が?

勤務していたのは大型ショッピングモールだったため、館内の見回りをはじめ、施設案内や遺失物の対応など、一通りの業務が覚えられるんです。それでいつのまにか新人の研修所のようになっていて…。それ自体が嫌というのではなくて、一生懸命に育てて「やっと戦力になる!」と期待した新人たちは、すぐに異動になっていなくなってしまうんです。

「何のために育てているんだろう? なんだか努力してもむなしい仕事だな」と思うようになりました。それでも、転職しようとまでは思っていませんでしたけど…。

AI監視カメラ導入で職場の環境がジワジワと変化。10年後になったら、警備の現場に人は要らない!?

——では、転職を決意されたきっかけは何だったのでしょう?

現場に高性能な監視カメラが導入されたんです。カメラの映像を瞬時に解析して、助けを求めている人や不審者を検出して警備員にアラームを送るというようなAI機能を持つカメラです。スピードや正確性では太刀打ちできない。自分の想像を上回る性能を目の当たりにして、脅威というか危機感を覚えました。

——将来的にAIが警備の役割を担うようになる、ということでしょうか?

それまで3カ月かかっていた新人研修が、AI導入後はたった2週間で済むようになったんですよ。正直、衝撃でした。もちろん今日とか明日とかすぐに状況が変わるとは思いませんでしたが、実際に人件費カットで人員も削減されたし、10年後には自分も必要なくなってしまうかもと思うと、先が見えなくなって…。警備員のほかに何ができるか分からないけど、このタイミングで転職を決めました。

——人員が減って、勤務自体にも変化がありましたか?

以前から休日出勤も残業も多かったんですが、さらに1人当たりの業務が増えました。休日なのに、ほかの施設の応援警備に行かなければならないことが多くなって、ますます「AIに仕事が奪われる」という現実味が増しました。「動くなら今しかない!」とスイッチが入った感じです。

——では、いよいよ転職活動開始ですね。

ええ。まず転職先の候補から警備員だけは除外して「さて、何が自分に向いているんだろう?」と考えたんですけど、自分に何ができるか見当もつかなくて、転職エージェントに駆け込みました。そこで、キャリアアドバイザーさんにインフラエンジニアを勧められたんです。まさかITの仕事を提案されるとは思わなかったですけど…。その後いろいろ自分で調べてみたら、「インフラエンジニア」という仕事にどんどん興味が湧いてきました。

——目標が見つかったんですね?

はじめは、文系の自分では無理だと思っていたので、実際に文系大学出身でエンジニアをしている先輩に会って相談したんです。そのとき先輩が、「誰もが知ってるようなあの会社のネットワークは俺が作ったんだぞ!」と、ちょっとドヤ顔で話してくれて(笑)。具体的な仕事の流れとかを聞いているうちに、「努力して勉強すれば、未経験の自分でもなれるんじゃないかな」と思えるようになったんです。

まさかエンジニアとして、自分がITを仕掛ける側になるなんて!

——実際にエンジニアとして働いてみてどうですか?

今の職場では、工場の構内のネットワークを手掛けています。わずかな誤差で不具合が出てしまうという仕事ですが、難しいからこそやりがいがあります。

——未経験でエンジニア職に就くのは、ハードルが高そうですが…。

経験がない分、転職活動中にいろいろ勉強しましたね。警備員の仕事をしながらITの資格を取るために、すでに勉強を始めていることをアピールしました。独学でネットワークをつくったことも評価された一つになっているのかな。

——独学でネットワークを!? いきなり猛チャージという感じですね。

目標に向かって努力するのは好きなんです。こういった集中力とか忍耐力は、警備員時代に培われたと思っているんです。前職の経験も役に立っていると思うとちょっとうれしいですね。

——入社されて半年ほどですが、エンジニアとしての仕事は順調ですか?

入社後早々、OJTと言いつつ、いきなり現場デビューです(笑)。今の会社は、基本的に「習うより慣れよ」というスタイルなんですが、分からないことはそのつど気軽に聞けるので安心です。独学で勉強するのはもともと好きなので、性には合っていますね。

——では、転職して良かったと思いますか?

もちろん思います。警備員のころは、日々接する人は不特定多数の買い物客だったから、関係性が深まることもなかったんです。でも今は、決まったクライアントと案件を進めていけるので、長期的にコミュニケーションをとりながら、相手を理解できるようになる。積み重ねて成果を出すことにやりがいと達成感を感じています。

——エンジニアを目指して良かったですね。

はい、インフラエンジニアなので、日々変化するネットワークやシステムの勉強は欠かせません。大変ですけど、未来に向かって進んでいるという実感があります。以前は、AIの参入を恐れていたのに、今度は自分がITを仕掛ける側になれた。転職を考えたころは想像もしていませんでしたけど、思いきってエンジニアを目指して良かったです。

編集後記

わずか半年ほど前まで、「エンジニア」は理系出身の人が専門的にやるものと思っていたジローさんですが、今はインフラエンジニアとしてバリバリ仕事に取り組んでいます。それまで経験も興味もなく、何の接点もない業界だったとしても、勤務スタイルや、仕事に取り組む姿勢などに共通点が見いだせれば、未経験でも「自分にもできそう」というイメージが湧いてくるはず。小さなことでもいいので、自分を活かせる親和性や共通点を見つけることが、未経験の転職への第一歩かもしれません。

次回は9/23(月)です。お楽しみに!

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