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何に悩んだ?どこに困った?わたしの転職エピソード

Vol.44

公開日:2019/6/10

大好きなブランドだったけど、勘違い女子をチヤホヤするワンマン社長にもうお手上げ

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Vol.44 大好きなブランドだったけど、勘違い女子をチヤホヤするワンマン社長にもうお手上げ

リリー/32歳/女性/転職2回目

英語を活かしたいと、最初の転職で大好きな海外ブランドを扱うセレクトショップに入社したリリーさん。ワンマン社長に振り回されながらも、ブランド愛から続けてきたけれど、あまりの報われなさに、ついに転職を決意します。でもその決断が意外にも、もともと持ち続けてきた夢につながったのです。

セレクトショップ 営業
専門商社 営業推進
  • 30代
  • 女性
  • 未婚
  • 強みがない
  • 方針に疑問

モモさん

悪条件に不満は募っても、ブランド愛で乗り切る!

——まずは前職でのお仕事を教えてください。

輸入代理店業務もあるセレクトショップで約5年間働いていました。社長兼店長をトップに十数人のスタッフで、直営店もありましたし、全国のショップへの卸をやってました。高価格帯の商品が多かったので、有名な会社経営者や芸能人などのお得意様も多く、華やかな職場でしたね。

——あこがれる人も多そうなお仕事ですね! どんな業務の担当でしたか?

私は職種でいうと営業なんですが、全国にあるショップの店長さんとやり取りしたり、商品の展示会の準備や雑誌への掲載協力などをしていました。海外から担当ブランドのデザイナーさんがいらっしゃるときは、英語でアテンドや取材対応をしたり、ショップのブログで情報発信したり、ブランドを盛り上げるために営業というくくりより、かなり幅広く担当していました。

——充実してそうですね!

でも裏側は大変なんですよ。とにかく社長がワンマンで、スタッフは振り回されっぱなし。気分次第で指示が変わるので、展示会の準備や配布する冊子の制作もなかなか進まないんです。取引先に迷惑をかけちゃいけないと締め切りを催促するんですけど、そうすると「なんだ生意気な!」って…。

——逆ギレ!? そんな気難しい社長と働くのは大変そう。

上司も社長の機嫌を取らなきゃいけないからと、「このほうが社長の気に入るから!」って企画書にもいちいち手を入れるんですけど、それが真逆のアドバイスだったりすることもしばしばで。

そもそも従業員の意見は聞く気がない体質で、アイデアを出してもスルーされたり、気分でそれまでの企画を全部白紙にされて社長の意見でイチから作り直さなきゃいけなくなったり。そのたびに無力感に襲われましたけど、スタッフ同士で団結して、ブランドをいい方向に持っていけるようにどうにか頑張ってました!

——大変な環境の職場ですね。でも、お給料が良ければ我慢できるかも。

それが、新卒で入った1社目よりも年収が100万円ぐらい低かったんです…。

——えーっ、そんなに条件が悪い中、よく続きましたね!

確かにスタッフの入れ替わりは激しくて、長くても2年ぐらいの人が多かったですね。でも、新卒からこだわっていた「語学力を活かす仕事」という意味ではやりがいがあったし、何より私、そのブランドが大好きだったんです。

海外のデザイナーさんが来日すると、その哲学にいつも感銘を受けたし、全国のショップとの橋渡し役になって、その素晴らしさをもっと日本のお客さんに広めたくて。ブランドを応援したい一心で、悪条件でもどうにかバランスを取ってました。

勘違い女子をえこひいきするワンマン社長にイライラ!

——どうにか保っていたバランスが崩れる出来事が?

新人の女の子が、ワンマン社長の寵愛を一身に受けるようになったんです。それまで私たちスタッフは団結してたんですけど、その女の子がチヤホヤされるので、職場全体の足並みが乱れてしまって…。

海外の展示会には、ずっと社長1人が行ってたんですけど、初めてスタッフを連れていくとなったときに抜擢されたのは、入社してたった3カ月のその子だったんです。みんなは10年選手で実力のある先輩が行くと思ってたので、もうビックリして。

——ホントですか!?  会社の利益を考えてるとは思えないワンマンぶりですね。

その子もすっかり社長の右腕気分になっちゃうし、地道にブランドに貢献してきた先輩の気持ちを思うと、いたたまれませんでした…。

—その子も勘違いしちゃったんですね。聞いてるだけでやるせないです! そんな職場なら転職して当然だと思いますが、引き金になった出来事はありますか?

私がリーダーとして展示会の企画と準備を任されたときのことですね。ワンマン社長の気まぐれで、例によって準備も進まなくて大変でしたけど、本番は大成功! ブランド側にも喜んでもらえたし、取引先や個人のお客さま、プレスからの評判も良くて。これはさすがにねぎらってもらえるだろうと思ったんですけど、展示会当日の社長のあいさつは、企画は全部自分が考え成功させたかのような内容でした。それは対外的な発言だからじゃなく本心だったみたいで、舞台裏でもねぎらいの言葉は一言もかけられませんでした。

それで、この会社、この社長はスタッフを使い捨てぐらいに思ってるんだと実感して。大好きなブランドを離れるのはつらいけど、この職場で私にできることはもうない、次の展示会はもう頑張れないだろうなと、転職スイッチが完全に入りました。

未経験には厳しい職場。でも「頑張れ」と育ててくれる上司がいるから前とは大違い!

——転職先はどんな基準で選びましたか?

語学力を活かせれば、職種や業界には一切こだわりはなかったです。ただ、入ってから迷惑はかけられないので、30代で未経験でも受け入れてくれるところを探しました。書類はなかなか通らなかったけど端から応募していたら、そんな条件に合うのが今の商社だったんです。

——どんな職場ですか?

入社して1カ月も経たないうちに、学生のころからあこがれだった海外出張に連れていってもらえて、その後も立て続けに海外出張の機会に恵まれました! もちろん未経験の業界なので、最初の3カ月は現地の人が話してることが、言葉は分かるけど内容が理解できなくて、泣きそうなくらい情けなかったです。でも上司が「最初だからしょうがない。今は頑張れ!」と育てようとしてくれてる気持ちがうれしくて、とにかく勉強しました。

——未経験でも受け入れてくれるからこそ頑張れたんですね! 教育担当の上司との関係は?

すごくデキる人ですが気難しいところもあって、初心者への教え方ははっきり言って下手です(笑)。でもそこは私も年齢なりに経験してるので、歩み寄らなきゃなって。半年ぐらい経って、やっと打ち解けられたかな。

思い返せば、海外出張も商社も学生のころから漠然とあこがれてたんです。でもそれを意識せずに2回の転職をするうちに、いつのまにか自分がそれを手にしてるのが不思議ですよね。転職活動中はどうなることかと不安ばかりだったけど、くじけずに応募書類を送り続けて良かったです。

編集後記

リリーさんの体験は、規模の小さい会社ならではの「あるある」ではないでしょうか。社長の気まぐれですべてがひっくり返ったり、良かれと思って反対意見を言うと疎まれたり…。好きなことを仕事にしている分、やりたいことができないとストレスが大きくなってしまいます。小さな会社からの転職に不安を感じる人もいますが、小規模な組織で幅広い業務を経験したことやストレス耐性自体は、リリーさんのように経験のなさを補う強みになることもあります。不利なことばかりだとは思わず、やりたいことをやれる環境を探してみましょう。

次回は8/26(月)です。お楽しみに!

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