Q. 退職してから転職活動をする場合、アルバイトはしないほうがいい?
転職活動に専念するために、仕事を辞めてから転職活動をスタートしました。しかし、収入がまったくないのは不安なので、アルバイトをしようかと悩んでいます。一日中、転職活動をしているわけではないのでアルバイトをしても問題ないでしょうか?それとも、今は転職活動に集中したほうがいいでしょうか?(26歳/男性)
退職後の転職活動の進め方を、
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A.転職活動に支障のない範囲ならアルバイトをしても問題ありません。
業務が多忙すぎて、転職活動に時間を割くことが難しいと判断し、退職後に転職活動をスタートさせる人は一定数います。その中には、アルバイトをしながら転職活動をする人もいるでしょう。収入が途絶えることに不安があるのなら、アルバイトをすることを否定する理由は何もありません。
ひとつアドバイスをするのであれば、面接の参加に支障が出る時間のシフトには入らないほうがいいということ。退職してから転職活動をする大きなメリットは、平日の日中に行われる面接や転職フェア・説明会にも、無理なく出席できるようになるということです。平日フルタイムのアルバイトをしてしまっては、その柔軟性が失われてしまうため、現職のまま活動をすることと変わりがなくなってしまいます。転職活動を最優先できることを前提に、アルバイト選びをしてください。
また、時間という現実的な理由とは別に、精神的に転職活動に集中したいという理由で、退職してから転職活動をし始める人もいます。「今の仕事のことが頭から離れず転職活動に身が入らない」「気持ちを整理してから次のステップに進みたい」といった人です。このような場合、むやみにアルバイトをしてしまうと転職活動に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるので注意してください。
アルバイトといっても仕事は仕事です。覚えなければならないことが多かったり、新しい人間関係に苦戦したりすることもあるでしょう。その結果、転職活動に集中できなくなってしまうこともあります。転職活動を最優先にすべきときであることを自覚したうえで、アルバイトをすることが大切です。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。