Q.現状に不満がなければ、転職するよりも現職を続けたほうがいい?
転職を検討しているものの、現職よりも状況が良くなるのか不安です。転職するより、今の仕事を続けたほうが無難なのではないのかと悩んでいます。現職に大きな不満がないのであれば、転職しないほうがいいのでしょうか?(38歳/男性)
A.現時点・近未来・未来の3つの時間軸で考えましょう。
差し迫った不満はないが転職を悩んでいる場合、現在の状況だけではなく、近未来、未来の3つの時間軸で考えてみることをおすすめします。現時点では、特に仕事に対して不満もなく、人間関係も良好なのかもしれませんが、3年後や5年後のことを考えてみると、転職を考えるきっかけになった原因がわかるのかもしれません。まずはその原因を明確にしてみましょう。
現時点では良くても、3年後も同じ仕事を続けて成長できるポイントはあるのか、5年後自分はこの環境でさらにスキルと経験を積めているのかなど、将来から逆算して考えてみることで、今どうすべきか見えてくるかもしれません。もし3年後を想像したとき、現状からあまり変化が考えられず、成長できそうにないことに不安を感じているなら、それが転職を検討している理由だと考えられます。
現在というひとつの時間軸だけで考えるのではなく将来も視野に含めてみると、「このままでいいのか?」と不安に感じることもあるでしょう。将来のために幅広いスキルを身に付けることや、市場価値を高めることを望んでいる場合は、この環境で叶うのかどうかを考えてみてから、転職するかとどまるのかの決断を下してください。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。