Q. 「翌日から出社してほしい」は断っても大丈夫?
採用が決まったその翌日から出社してほしいと言われました。離職中の身でも明日からというのは難しくてその申し出は辞退したのですが、これで心証は悪くなりますか? まさか内定取り消しもありえますか?(28歳/男性)
A.明日から出社というのは難しい要求なので、少しお待ちいただけないか、依頼していただいて大丈夫です。
「明日からすぐに入社してほしい」という要請をお断わりしたところで内定取り消しにはならないはずです。内定通知書を受け取られている場合では、企業側も内定取消はできないのでご安心ください。
企業側の心証に影響があるケースは、面接の中で「いつからでも入社できます!」という言葉をことさら強調して伝えていた場合です。特に、企業側が急いで採用をしたい場合、早く入社ができることが内定の決め手の一つになっていた可能性があります。「明日から来てもらえるんだよね」と言われて「それは無理です…」と断わってしまうと、会社側の心証は良くないでしょう。
このような場合では、すぐにでも働きたい気持ちはアピールしつつ「入社までの準備や報告もあるので数日お待ちいただけますか」と伝えるなど、先方のご期待に応えたいという姿勢はしっかり見せていきましょう。あくまでも自己都合ではなく、より良い状態で新しい環境で仕事がスタートできるよう、準備期間がほしいという思いを伝えるようにしてください。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。
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