Q. 内定後、入社手続きに関する連絡がなく不安です
内定をいただきましたが、会社からその後一切連絡がなく、不安です。連絡がないのが普通ですか?(26歳/女性)
A.自分から連絡をして確認して大丈夫。分からないことは質問して、不安を解消しましょう。
不安になるケースの多くは「分からない」ことが原因です。不安の正体を見つけるためにも、ただ待っているのではなくて自ら連絡をして「どんな手続きが必要なのか」など気になることを確認することが大切です。細かい質問で連絡をしていいものかと考える方もいますが、「入社に向けて万全な準備をして臨みたいので、ご連絡しました」という一言を添えれば問題はありません。人事担当者の声を聞くだけで(あるいはメールの返信文を読むだけで)「分からない」という不安は消えるので、前進することは間違いないと思います。
- 問い合わせ例
- ○○株式会社
人事部 ○○様
先日、貴社より内定をいただきました堂田太郎です。
お世話になっております。
先日は内定のご連絡をいただきまして誠にありがとうございます。
本日は、入社までの対応事項について確認させていただきたく、ご連絡いたしました。
内定のご連絡をいただいた際に、入社日までの手続きや流れをうかがうのを失念してしまい、
あとになってこのような確認メールを差し上げる失礼をお許しください。
電話ではご迷惑ではないかと思いメールでご連絡差し上げました。
ご多忙の折にたいへんお手数ですが、ご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いします。
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署名
【要注意】労働契約上の「内定」とは?
本記事内では「企業から採用条件通知書が発行されたタイミング」を内定と呼んでいます。 しかし、労働契約上は採用条件通知書が発行されただけでは「内定」とはなりません。
企業から「採用条件通知書」が送付され、求職者が求人企業に対し、入社日・年収等重要な条件を踏まえ、就業することの意思表示をした状態が労働契約上の内定となります。
ですから、退職交渉の開始や他社選考の辞退は、労働契約が成立してから 行ってください。
dodaエージェントサービスを利用している場合は、キャリアアドバイザーに相談しながら、慎重に進めてください。また、ご自身で企業と直接やり取りしている場合は、エビデンスが残る形で進めていただくのが安全です。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。
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