Q.たくさん応募してもなかなか面接に進めない。書類選考通過のコツは?
転職活動を始めて数カ月がたちますが、書類選考をなかなか通過できず、面接まで進んだことが一度もありません。逆に希望していない職種の求人からは面接のオファーが来ます。目指している職種で書類選考を通過するコツを教えてください。(32歳/男性)
A.応募書類に書くスキルや経験を希望職種にマッチングさせるのが大切。
自分が応募している企業の書類選考は通過できず、別の職種の求人からは面接のオファーが来ているという状況を考えると、応募書類に記載されている内容が応募企業・職種にマッチしていないというケースではないかと考えられます。
書類選考を効率よく突破するために重要なのは「戦う場所を選ぶ」こと。要するに自分が持っているスキルや経験を求めている企業・職種に応募することです。中途採用では即戦力としての活躍を求められるのが基本です。募集職種ですぐに役に立つスキル・経験が履歴書や職務経歴書に記載されているほど、書類選考を通過する確率は高くなると考えてください。
しかし、異業種や異職種の転職、いわゆるキャリアチェンジを志している場合、自分のスキルや経験が、企業のニーズとぴったりと合致することはまずないでしょう。この質問者の方もキャリアチェンジを目指しているのかもしれません。そんなときに大切にしてほしいのが、やる気をしっかりアピールすることと、完全には一致しないまでも応募企業・職種で役立てられそうなスキル・経験を明記すること。
具体的なポイントは志望動機と自己PRの書き方。志望動機にはその企業・職種でなければならない理由、キャリアチェンジによって実現したいことを、できるだけ詳しく記入します。使い回しと思われてしまいそうな浅い志望動機では、やる気を伝えることはできません。自己PRには、自信を持っているスキルや経験ではなく、応募企業・職種で求められているスキル・経験を、自分の経歴の中から探して書くようにしましょう。入社後に即戦力として貢献できる要素があること、さらには成長できる可能性があることを示すことが重要なのです。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
住永 正
【経歴】
法人営業に従事後、dodaのキャリアアドバイザーとして約10年にわたり1,500人以上の方の転職支援を行ってきました。医療業界に詳しいキャリアアドバイザーとして、業界専門誌「ミクス」Online上での連載「MR減少時代のサバイバル」執筆もしています。
【メッセージ】
職務経歴書を作り、応募して、面接して、内定をもらい、退職交渉をして、入社する。転職活動のプロセスは長らく変わっていないですが、転職市場の状況によって、どのプロセスが大変かが、大きく変わります。今、この時代に即した活動の仕方をお伝えします。
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