Q.同業他社に転職したい場合、本音の転職理由を前向きに伝えるコツは?
同業他社に転職したいのですが、転職理由が思いつきません。現在の会社も志望企業も大手で同じ規模です。待遇や人間関係に不満があり転職を考えていますが、本音の転職理由を伝えると印象が良くないのではないかと悩んでいます。前向きな転職理由を伝えたいのですが、同業他社に転職する場合の退職理由・転職理由を伝えるコツを教えてください。(32歳/男性)
A.無理に前向きな理由にせず、正直に伝えて大丈夫です。
この場合、転職理由は正直に伝えることがベストです。同業他社への転職は、無理に前向きな理由を取り繕ったとしても、採用担当者からすると本音が見えず違和感を与えてしまうことがあります。同業他社ということは、仕事上での苦労に関して一定の理解があるはずなので、正直に伝えて大丈夫でしょう。
同じ業界、同じ職種を志望する場合、待遇や人間関係のほかに理由として挙げられるものは多くないはずです。企業側も理解しているので、現在の会社でネックになっていることを素直に伝えることで、入社後のミスマッチも防ぐことができるでしょう。仮に上司との関係の悪化が理由であれば、具体的にどういった状況で、どのように仕事の妨げになっているのかを説明してください。ネガティブな転職理由として思われがちな人間関係ですが、状況を説明することで理解してもらえるはずです。
もちろん、同業他社のこの部分が技術的に今の会社より優れているから、などポジティブな理由が思いつけば、それを伝えることは重要ですが、無理に取り繕うことが逆にリスクになる可能性もあることを覚えておきましょう。業界の事情を理解している採用担当者には本音を伝えたほうが納得してもらえます。書類選考の段階で詳しく記載する必要はありませんが、面接ではざっくばらんに伝えてみてください。
- 求人応募やスケジュールの調整の仕方など転職活動の進め方をプロがアドバイス!
- エージェントサービスに申し込む(無料)
- 求人に応募するまえに適職探しのヒントをみつけよう
- 転職タイプ診断
- 疑問が解決したら、希望の職種や年収などこだわり条件で求人を探そう!
- 求人情報を検索する
この記事を監修したキャリアアドバイザー
住永 正
【経歴】
法人営業に従事後、dodaのキャリアアドバイザーとして約10年にわたり1,500人以上の方の転職支援を行ってきました。医療業界に詳しいキャリアアドバイザーとして、業界専門誌「ミクス」Online上での連載「MR減少時代のサバイバル」執筆もしています。
【メッセージ】
職務経歴書を作り、応募して、面接して、内定をもらい、退職交渉をして、入社する。転職活動のプロセスは長らく変わっていないですが、転職市場の状況によって、どのプロセスが大変かが、大きく変わります。今、この時代に即した活動の仕方をお伝えします。
合わせて読みたい
関連コンテンツ
-
- 転職の「志望動機」で落とされないために欠かせない4つのメソッド
- 採用担当者に、「この人は熱意があるから、活躍してくれそうだ」と思ってもらえる志望動機を書くには?