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となりのはたらく調査隊と探る理想のワークスタイル

vol.3

公開日:2019/8/26

距離や時間のハードルも越えられる? 転職活動のさまざまな不安を解消する採用制度の広がりを調査!

「休みが取りづらくて面接に行く時間がない」「周りに気づかれずに転職活動ってできないのかな?」。働きながらの転職活動には不安や悩みがつきものですが、最近はそれらのストレスを軽減するために、Web面接や動画面接など、新しい採用手法を取り入れる企業が増えてきました。さらに、Uターンなど地元に戻っての転職や、再雇用の制度など、採用の間口も広がりはじめています。今回は、さまざまな事情から働き方を選びたいと考える人たちに寄り添う採用のあり方を調査しました。

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vol.3 距離や時間のハードルも越えられる? 転職活動のさまざまな不安を解消する採用制度の広がりを調査!

東京に進学して、そのまま東京で就職したんだけど、地元に戻って働きたいなって考えるようになったんだ。実家の両親の近くにもいたいし。

Uターンってやつか。最近は、企業や自治体の制度も整ってきて、Uターン転職をする人も増えてるみたいだね。

遠方だし、面接の時間も取れるか…、不安も多いけどな。

面接に何度も通うのが大変なら、Web面接を取り入れている企業を探してみるのもいいかもね。

Web面接か。それなら、あまり有休を使わずに済みそうだなあ。

何度も面接に通うとなると、時間も費用もかかるからねえ。ほかにもいろいろな制度があるみたいだよ。

ぜひ知りたいな! 働きながらの転職活動にも、光が見えてきたぞ。

広がりをみせる
採用の制度・手法

Web面接/動画面接

面接手法の多様化について
「Web面接」は、PCやスマホで「スカイプ」などのビデオ通話ができるアプリを使い、オンラインで実施する面接です。遠隔地にいてもリアルタイムで企業側と対話ができるWeb面接は、U・I・Jターン転職や海外転職をはじめ、広く導入されはじめています。また、最近企業が取り入れはじめているのが「動画面接」。転職希望者があらかじめWebカメラで撮影した動画を、企業の投稿フォームにアップすることで、一次面接などの選考材料として活用されます。
どんなメリットがある?
「Web面接」には、面接場所への移動の時間や交通費が抑えられたり、休日以外の日も自宅などで面接を受けることができるため、周囲に知られることなく転職活動を進めることができたりといったメリットがあります。また「動画面接」は、自身が納得できるまで繰り返し撮影した動画を投稿することができるので、企業に最良な自己PRを伝えることができます。

有休を使いづらかったから、Web面接があるとありがたいな。それに、対面だと緊張で何を話したかったか忘れてしまうことがあるけれど、動画面接なら伝えたいことが全部アピールできそうだ。

Uターン・Iターン・Jターン支援

制度について
・Uターン…進学や就職で今の居住エリアに移住した後、生まれ育った故郷へ戻って移住・転職すること。
・Iターン…今の居住エリア以外に移住・転職すること。
・Jターン…進学や就職で今の居住エリアに移住した後、故郷に近い地方都市へ移住・転職すること。 仕事・住宅探しや各種補助金など独自の支援制度を設けて、転職者を積極的に受け入れている企業・自治体が全国にたくさんあります。なかには大都市圏など遠方での出張セミナー(説明会)や出張面接などを実施しているところもあります。
どんなメリットがある?
住居の制限をなくすことでキャリアの可能性が広がったり、自然豊かなエリアでは居住スペースや通勤のストレスが減らせることも。別の土地で身につけた経験やスキルを、新たな居住エリアに還元しながら、プライベートも充実させることができそうです。

東京で働いて得たスキルを地元で発揮できたらいいな。幼いころ遊んでいた場所で、子どもたちを毎日思いきり遊ばせられるのか…考えただけで楽しくなるよ。

リファラル採用

制度について
英語で「リファラル(referral)」は、紹介する・推薦する、という意味。社員の人脈を活用して、企業で実際に働いている人が「自社に合う・業務に見合ったスキルがある」と思う人を採用につなげる方法です。企業にマッチする人材が確保しやすく、就業後の定着率も高いとされています。
どんなメリットがある?
入社前に知人を介して社風や仕事内容を知ることができるため、働くイメージがつかみやすく、前向きな気持ちで転職に臨むことができるはず。また実際に入社した後のギャップを抑えることもできるため、早期に新しい環境になじみ、即戦力として活躍できる可能性が高まります。一方、企業側には採用コストを抑えられるといったメリットも。

待遇だけでなく、職場の雰囲気など、よりリアルな情報を教えてもらえるだろうから、不安も軽くなりそう。

企業も個人も、お互いに理解が深まれば、ミスマッチも減らせそうだね。

カムバック制度

制度について
結婚や育児、配偶者の転勤、介護といったライフステージの変化など、さまざまな理由で退職した社員の復職を支援・推奨する制度。ほかにも「ウェルカムバック制度」「ジョブ・リターン制度」など、企業によって名称はさまざまです。 また、主に外資系コンサル会社などが取り入れている制度に「コーポレートアルムナイ」というものもあります。アルムナイとは同窓生という意味で、退職した人と在職中の人がつながりつづけることで復職や協業の可能性を広げる制度として活用されています。
どんなメリットがある?
慣れ親しんだ職場で、かつて培った技能や経験を活かして再び働くことができるため、復職後もスムーズに環境に慣れて、即戦力として活躍することができるでしょう。

女性活躍推進の流れから注目が集まりはじめた制度だけど、今後は男性のカムバック制度も一般的になっていくだろうね。

調査報告書

新たな土地で挑戦したい、元の会社で働きたいなど、転職のニーズは多様化しています。これに伴い、多様なニーズに寄り添う支援や採用手法を取り入れる企業・自治体も増えています。遠方だから、時間の制限があるからなどの理由で転職や就業をあきらめずに、希望の働き方をかなえられる可能性は広がってきています。また、転職は準備や面接など、物理的な負担も多いもの。Web面接などの仕組みがあれば、はじめの一歩も踏み出しやすくなりますね。

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