スマートフォン版で表示

現在、お知らせはありません。

画像

広告代理店とは?主な職種や仕事内容、平均年収、向いている人などを解説

シェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加
Googleで優先するソースとして追加

監修者:編集者 田尻 亨太(たじり・こうた)氏(VALUE WORKS代表)

広告代理店とは、顧客企業の広告活動を代理で企画・運用し、売り上げやブランド力の向上を支援する企業です。本記事では、広告代理店の主な種類や職種・仕事内容、平均年収、向いている人の特徴、未経験から転職する際のポイントなどを解説します。

この記事のまとめ

  • 広告代理店とは、広告活動を代理で企画・運用し、売り上げやブランド力の向上を支援する企業
  • 広告代理店の主な職種には、営業・プランナー・クリエイター・広告運用・PRなどがある
  • トレンドに敏感で、コミュニケーション力があり、数字による分析が得意な人に向いている

広告代理店とは?

広告代理店とは、顧客である企業の広告やプロモーション活動といったマーケティング支援を行う企業を指します。テレビCMや新聞広告をはじめ、Web広告、屋外広告、販促キャンペーン、イベントなど、私たちが日常的に目にする多くの広告は、広告代理店を通じて世に送り出されています。

広告代理店は広告主である企業と、テレビ局や新聞社、Webメディアなどの媒体社をつなぐ役割を担う存在です。近年はデジタル広告市場の拡大に伴い、SNS広告や動画広告、インフルエンサーマーケティングなどを手がける企業も増えています。広告を通じて企業の課題解決や事業成長を支援することが、広告代理店の役割です。

広告代理店と広告制作会社の違い

広告代理店は、広告主と広告を掲載する媒体の橋渡し役であり、企画、媒体プランニング、進行管理など広告に関わる多くの業務を総合的に行います。
一方、広告制作会社は、コピーライティング、デザイン、映像制作など、広告クリエイティブの企画・制作を専門的に行う企業です。ただし実際には、両者の役割を兼ね備えた企業も多く、明確に区別されないケースもあります。

広告代理店の主な種類

広告代理店は、一般的に「総合広告代理店」「専門広告代理店」「ハウスエージェンシー」の3つに分類されます。それぞれ取り扱う媒体や業務範囲、規模感も異なるため、まずは3つの違いを理解しておきましょう。

総合広告代理店

総合広告代理店は、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、Web、屋外広告、イベントなど、さまざまな広告媒体を幅広く取り扱う広告代理店です。
市場調査、広告戦略立案、クリエイティブ制作、媒体交渉など、総合広告代理店が担う役割は多岐にわたります。質の高い提案や円滑なプロジェクト進行のためにも、総合広告代理店ではさまざまな職種のスタッフが連携しながらプロジェクトを進めるケースが多いです。
定義や名称は企業によって異なる場合もありますが、代表的な職種には営業(アカウントエグゼクティブ)をはじめ、ストラテジックプランナーやメディアプランナー、アートディレクターなどが挙げられます。そのため職種を横断したキャリアを描きやすい環境といえるでしょう。

専門広告代理店

専門広告代理店は、特定の媒体や領域に特化した広告代理店です。例えば、Web広告代理店、セールスプロモーション代理店、PR会社、屋外広告専門会社などが挙げられます。近年はインターネット広告市場の拡大を背景に、Web広告を主軸とする代理店の存在感が高まっています。
Web広告といってもさまざまな種類があり、Google広告やSNS広告、動画広告なども含まれます。こうしたWeb広告は細かくターゲットを設定して、狙ったユーザーに広告を届けることができます。テレビCMなどに比べ大幅にコストを抑えることができ、運用も手軽なので需要が増加しています。

ハウスエージェンシー

ハウスエージェンシーとは、特定の親会社やグループ企業の広告業務を中心に担う広告代理店です。グループ企業の事業を理解した上で、ブランドの管理・販促・採用広報などを一貫して関わるスタイルが特徴です。また、自動車・通信・金融・人材・小売など特定の分野において専門知識や業界理解を深められるため、一つの業界でキャリアを築きたい人に向いています。

広告代理店の主な職種と仕事内容

広告代理店にはさまざまな職種があり、それぞれが専門性を発揮しながら連携して進めるのが一般的です。ここでは主な職種と仕事内容を紹介します。

営業(アカウントエグゼクティブ)

営業(アカウントエグゼクティブ)は、クライアント企業との窓口として、プロジェクトの管理やクライアントとの関係構築を担当する職種です。広告枠を販売するだけでなく、クライアントが抱える事業課題を整理し、それを解決するための具体的なマーケティング施策を提案します。

複数の関係者とプロジェクトを進めるため、コミュニケーション力や調整力が必要です。提案営業や販売促進、法人営業などの経験を活かしやすく、未経験から広告業界へ挑戦する際の選択肢になりやすい職種といえるでしょう。

広告営業とはどんな職種?仕事内容/給料/転職事情を解説

広告営業の求人一覧を見る

アカウントプランナー

アカウントプランナーは、クライアントに対して広告やプロモーション施策を提案する企画営業職です。クライアントの課題やニーズをヒアリングし、広告戦略やプロモーション企画を提案しながら受注につなげます。

また、クライアントと社内のクリエイターやプランナーをつなぐ役割も担います。広告の企画から実施後の効果検証まで伴走し、継続的な課題解決や関係構築を行うことも重要な仕事です。

ストラテジックプランナー

ストラテジックプランナーは、クライアントの事業課題やブランド課題を分析し、広告・マーケティング戦略を立案する職種です。市場動向や競合状況、生活者のニーズなどを調査し、課題解決につながる戦略やコミュニケーションの方向性を設計します。

また、広告施策の土台となるコンセプトや訴求方針を考えることも役割の一つです。クリエイターやメディアプランナーと連携しながら、プロジェクト全体の戦略設計を担います。

プロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web/映像関連)とはどんな職種?仕事内容/給料/転職事情を解説

プランナーの求人一覧を見る

メディアバイヤー

メディアバイヤーは、広告を掲載・配信するための広告枠を仕入れる職種です。テレビ局や新聞社、出版社、Webメディア運営会社などの媒体社と交渉し、広告枠の購入や掲載条件の調整を行います。

広告効果や予算を踏まえながら、より良い条件で広告枠を確保することが求められます。また、媒体社との関係構築や情報収集も重要な役割であり、広告キャンペーンの成果を左右するポジションの一つです。

メディアプランナー

メディアプランナーは、広告の効果を最大化するために、どの媒体にどのタイミングで広告を出稿するかを企画・設計する職種です。広告の目的やターゲットに合わせてテレビ、新聞、雑誌、Webサイト、SNSなどの媒体を選定し、予算配分や配信計画を立案します。

また、視聴率やアクセス数、広告配信データなどを分析しながら、より高い効果が期待できる媒体戦略を考えることも重要な役割です。近年はマス広告とデジタル広告を組み合わせた統合的なメディアプランニングが増えています。

プロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web/映像関連)とはどんな職種?仕事内容/給料/転職事情を解説

プランナーの求人一覧を見る

クリエイティブディレクター

クリエイティブディレクターは、広告制作全体の方向性を決めてプロジェクトを統括する職種です。クライアントの要望や広告戦略を踏まえてコンセプトを考え、コピーライターやアートディレクター、映像ディレクターなどのクリエイターをまとめながら制作を進めます。

広告の品質や表現の一貫性に責任を持ち、企画から制作、納品まで全体を管理することが主な役割です。広告代理店では、クライアントと制作現場をつなぐ中心的な存在として活躍します。

プロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web/映像関連)とはどんな職種?仕事内容/給料/転職事情を解説

コピーライター

コピーライターは、広告に使われる言葉を考える職種です。商品の魅力や企業が伝えたいメッセージを整理し、キャッチコピーやボディコピー、CMのナレーションなどを制作します。

単に文章を書くのではなく、ターゲットの心を動かし、行動につなげる言葉を考えることが重要です。広告代理店では、各ディレクターと連携しながら広告表現を形にしていきます。

アートディレクター

アートディレクターは、広告のデザインやビジュアル表現を統括する職種です。広告のコンセプトに合わせて、写真やイラスト、色使い、レイアウトなどを検討し、制作の方向性を決定します。

広告の世界観を視覚的に表現することが主な役割です。広告代理店では、コピーライターと連携しながら、伝わりやすく魅力的な広告づくりを担当します。

映像ディレクター

映像ディレクターは、テレビCMやWeb動画、SNS動画などの映像コンテンツを企画・制作する職種です。企画立案から撮影、編集まで幅広く関わり、映像表現を通じてメッセージを伝えます。

広告代理店では、クライアントの課題や広告戦略を踏まえながら映像の演出や構成を考え、制作会社や撮影スタッフと連携し、広告効果を高める映像づくりを進めることが重要な役割です。

プロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web/映像関連)とはどんな職種?仕事内容/給料/転職事情を解説

ディレクターの求人一覧を見る

Web広告運用

Web広告運用は、Web広告の効果を最大化するために、広告の出稿・分析・改善を継続的に行う職種です。扱う広告の種類には、リスティング広告やディスプレイ広告、動画広告などがあります。広告を出稿するだけでなく、結果を分析しながら継続的に改善を繰り返すことが特徴の一つです。

配信後のデータをもとに改善を繰り返すサイクルが日常業務であり、数値と向き合うことが多い職種といえるでしょう。そのため、数字の読み解きに強く、仮説検証を得意とする人に向いています。

PR・販売促進プランナー

PR・販売促進プランナーは、広告以外の顧客接点を設計する職種です。例えば、キャンペーン企画や店頭プロモーション、サンプリングやPR施策、メディアリレーションなどの業務を担当します。広告とPRを連動させるケースも少なくありません。

また企画力だけでなく、多くの関係者と連携しながら施策を実行するための調整力や現場運営力も欠かせません。販売促進や接客、イベント運営などの経験を活かしやすく、人と関わりながら企画を形にしたい人に向いている職種といえるでしょう。

広告宣伝とはどんな職種?仕事内容/給料/転職事情を解説

広告代理店の平均年収

dodaの平均年収ランキング(2025年版)では、広告代理店に該当する業種である「代理店(広告・SP・PR)」の平均年収は453万円、また広告代理店における職種の一つである「クリエイティブディレクター・アートディレクター」の平均年収は500万円となっており、どちらも全体の平均年収429万円を上回っています。

平均年収
全体 429万円
【業種】代理店(広告・SP・PR) 453万円
【職種】クリエイティブディレクター・アートディレクター 500万円

出典:平均年収ランキング

なお、上記の金額はあくまでも調査における集計データの平均値であり、実際には同じ業種・職種でも企業によって変わるほか、個人の経験・スキルによっても変わるため、あくまで参考値として捉えてください。

dodaの年収査定で知ろう
適正年収と市場価値

年収査定で分かる4つのこと

  • あなたの適正年収

    あなたのこれまでの経歴から、適正年収を算出します。

  • 今後30年間の年収推移

    あなたの今後30年間の年収推移をグラフで表示します。

  • 転職してよかった!キャリアの可能性

    あなたに近いキャリアをお持ちの方の、転職事例をご紹介します。

  • あなたの適正年収から求人を探す

    結果をもとにdodaの求人情報から適正年収にあった求人情報が探せます。

広告代理店で働く魅力・やりがい

広告代理店にはさまざまな職種がありますが、ここでは広告代理店全体に共通する主な魅力・やりがいを紹介します。

自分が手がけた広告が世の中に出る達成感を得られる

広告代理店で働く魅力の一つは、自分が関わった広告やプロモーションが実際に世の中へ発信され、人の目に触れることです。テレビCMや交通広告、SNS広告、店頭プロモーションなど目に見える形で成果を確認できるため、達成感を得られます。

また、一つのキャンペーンを実現するためには、営業やプランナー、クリエイターなど多くの職種が協力するため、チームで成果を生み出す喜びを味わえることも魅力です。売り上げや来店数、問い合わせ数といった数字だけでなく、SNS上の反応や話題性などからも成果を実感しやすい仕事といえるでしょう。

さまざまな業界のクライアントに関わり、幅広い知見が身につく

広告代理店では、食品・自動車・金融・通信などさまざまな業界のクライアント案件に関わる機会があります。そのため、業界ごとのマーケティング課題や消費者ニーズ、効果的なプロモーション手法について幅広く学べることが魅力です。こうした経験は、長期的なキャリアにおいて大きな財産となります。

また、マーケティング戦略・データ分析・コンテンツ制作・コミュニケーション設計といったスキルは業界を問わず活かせる汎用性の高いスキルのため、将来的に事業会社のマーケティング職や企画職へキャリアを広げる際にも役立つでしょう。

広告代理店に向いている人の特徴

広告代理店で活躍する人には、職種を問わず共通して求められるスタンスや志向があります。ここでは、広告代理店に向いている人の特徴を紹介します。

情報感度が高く、世の中のトレンドや人の動きに関心がある人

広告代理店の仕事では、生活者の関心や社会のトレンドを捉え、それを企画や広告表現に反映する機会が多くあります。そのため、日ごろから世の中の動きに関心を持ち、情報収集を楽しめる人に向いています。営業やプランナー、クリエイターなど職種を問わず、世の中の変化を「自分ごと」として捉えられる姿勢が強みになるでしょう。

複数の関係者と協働できるコミュニケーション力がある人

広告代理店の仕事では、クライアント企業をはじめ、社内の営業・プランナー・クリエイター、媒体社や制作会社、出演者など多くの関係者と連携しながらプロジェクトを進めます。そのため、相手の意図や要望を引き出す傾聴力、関係者の意見を整理しながら合意形成を図る調整力がある人は、広告代理店で活躍しやすいでしょう。

データや数字をもとに改善案を考えられる人

広告代理店では、データを活用して意思決定を行う場面が数多くあります。特にデジタル広告領域では、クリック率やコンバージョン率などの数値を分析しながら改善を重ねることが欠かせません。データを読み解いて改善案を考えられる力は職種を問わず評価されやすい傾向にあります。

広告代理店への転職に関するQ&A

ここでは、広告代理店への理解を深めるためのポイントをQ&A形式で解説します。

  • 未経験から広告代理店へ転職できますか?

  • 未経験からでも広告代理店へ転職できる可能性はあります。 特にWeb広告運用や法人営業、PR関連の職種では、未経験者を対象とした中途採用求人が出る傾向があります。ただ、コピーライターやデザイナーなどのクリエイティブ職の場合、ポートフォリオの提出やある程度の実務経験が求められるケースが多いです。 もちろん、職種によっては未経験者を歓迎している広告代理店も多いので、転職活動ではこれまで培った提案力や顧客対応力、課題解決力などを整理し、広告代理店でどのように活かせるのかを具体的に伝えていきましょう。

    広告・メディア営業の求人一覧

  • 広告代理店のキャリアパスにはどのようなものがありますか?

  • 広告代理店のキャリアパスにはさまざまな方向性があります。 まず、コピーライターやデザイナーなどクリエイティブ職の場合、アートディレクターやクリエイティブディレクターなど、ディレクションをメインに担うポジションを目指せます。
    一方、アカウントプランナーなどの営業職で入社した場合は、チームや組織のマネジメントを担うシニアアカウントプランナーなどのキャリアを目指せます。
    いずれのポジションでも、会社によっては柔軟に部署異動できるケースもあり、広告運用、データアナリスト、プランナーなどさまざまなキャリアを描けます。また、市場調査や戦略立案、データ分析など、さまざまな業務経験を積む機会が豊富です。広告代理店で培った経験・スキルを活かし、一つの職種を深める「スペシャリスト」と、複数職種を経験する「ゼネラリスト」の2つの方向性があります。代理店内での昇進だけでなく、事業会社のマーケティング・広告宣伝部門やコンサルティングファーム、スタートアップ企業への転身など業界外へ転職するケースもあります。

まとめ

広告代理店は、企業の広告やプロモーション活動を支援し、事業課題の解決やブランド価値の向上に貢献する仕事です。営業やプランナー、クリエイター、広告運用担当者などさまざまな職種が連携しながら、一つのプロジェクトを形にしていきます。

自分が関わった広告やプロモーションが世の中に発信される達成感を得られることや、多様な業界・企業の課題解決に携わりながら幅広い知識やスキルを身につけられることは、広告代理店で働く大きな魅力といえるでしょう。

広告代理店に興味がある方は、職種ごとの役割や求められるスキルを理解した上で、自分の強みや志向に合ったキャリアを検討してみてください。キャリアの方向性に迷った場合は、キャリアアドバイザーなどの第三者に相談してみるのも一つの方法です。

この記事の監修者

田尻 亨太(たじり・こうた)氏

編集者(VALUE WORKS 代表)

2007年から株式会社リクルートコミュニケーションズ(現株式会社リクルート)でリクナビNEXTの制作を担当。2010年12月、総合広告代理店に転職。社内報、パンフレット、チラシ、DM、求人広告などのライティング・ディレクションを担当。2015年12月、クラウドワークスにディレクターとしてジョイン。大手求人メディアに月間200本の原稿を納品。2017年5月にサムライト株式会社にジョイン。コンテンツ本部リーダーとして採用・メンバーの育成を行いながら、複数のオウンドメディアの制作・運用を担当。2018年11月よりフリー編集者・ライターとして活動。キャリアハック、FastGrow、ForbesCAREERなど、複数メディアで執筆。2020年8月、コンテンツで採用を支援する編集プロダクション、および自社メディアVALUE WORKSを立ち上げる。代表に就任。

転職をするか決めていなくてもOK
キャリアアドバイザーに相談しよう
エージェントサービスに申し込む(無料)
どんな求人があるか
広告代理店の求人をチェックしてみよう
求人情報を検索する
あなたに向いている仕事スタイルや
性格、気質、スキルが分かる
キャリアタイプ診断を受ける(無料)
シェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加
Googleで優先するソースとして追加

ステップで分かる転職ノウハウ

  • 社風とは?調査で分かった理想の社風とミスマッチの実態

転職サイトdodaをシェア

<a href="https://doda.jp/">転職サイト「doda」</a>