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何に悩んだ?どこに困った?わたしの転職エピソード

Vol.16

公開日:2018/11/12

辞めるなんて「負け」だよね。そう思っていた私が入院で心が折れて…。

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Vol.16 辞めるなんて「負け」だよね。そう思っていた私が入院で心が折れて…。

パリス 36歳/女性/転職2回目

仕事が大好きで、ずっとバリバリ働き続けたパリスさん。結果もきちんとついてきて、会社からの評価も上々! でもあまりに頑張り過ぎて、ある日、入院することに…。そこで上司が言い放った「ひとこと」が、働き方を変えるきっかけに!

広告代理店 コピーライター
Webサービス 制作ディレクター

パリスさん

正直、仕事ができないから辞めるんだと思ってました

——以前は広告代理店勤務だったんですね。

ちょっとここでは言えないぐらい残業していましたし、土日も出勤するのが当たり前でした。でも新卒入社だからその環境しか知らないし、社会人ってこうなんだと思ってました。

——平気じゃない人もたくさんいそう…。

確かに周りは次々と辞めていきました。でも当時は、辞めることは「逃げ」だと思ってたんですよ。正直に言うと、辞めた同僚には「負けたんだな」って思いも少しあって…。我ながら嫌なヤツでした(苦笑)。

——しかしそんな激務を10年以上も続けられるってすごいです!

仕事は大好きだし、自分が手がけた仕事がたくさんの人の目に触れるのは、とても楽しかったんです。大手企業だったので手がける案件も大きくて、商品のネーミングから関わったり、駅貼りの大きなポスターに自分のコピーが輝いていたり、「仕事してるな」って達成感はすごく感じられてました。新聞にデカデカと掲載された広告を「これ私がやった仕事だよ」って実家に送ると、両親も喜びますし。

それに、人間関係はギスギスしても、数字はウソをつかない。ノルマも達成して評価もされていたし、ずっと花形の部署に居続けられているという誇りもありましたから。

ついに体が悲鳴を…でも「入院先にPCは持って行ってね」!?

——キャリアアップのために1度転職されていますが、2社目でも同じようにバリバリ働いていたのですか?

はい。誰も止める人はいなかったので、朝から晩まで…というか翌日まで働いていました(笑)。自分の強みを磨くための転職でしたし、専門分野でキャリアも積めて、最初は順調だったんです。でも、途中から会社の業績が悪化し始めて…。

——仕事の環境が変わってしまった?

同僚が辞めて業務の負担が増えたうえプロジェクトの予算も減って、外部スタッフに発注できていた仕事まで自分で抱えることになったんです。今まで成果を出してきたプライドもあるから、増えた仕事も意地でこなしていたんですけど、ついにある日、体調を崩して入院することになってしまいました…。

——それまで倒れなかったのが不思議なぐらいですよ! でも考え方を変えると、ようやく少しは休めたのでは?

それが「原稿の締め切りがあるから、病院にもノートPCは持って行ってね」と上司に言われてしまい…。もちろんその時はどうにかこなしましたけど、初めて「さすがにムリ」と思いました。

30歳を超えると体力的に踏ん張りが利かないところも出てきましたし。それに少し前に結婚して、子どもが欲しいと思い始めていたので、このままのペースで仕事ばかりはできないなって実感した出来事でした。

人生の優先順位を整理して見えた譲れない3つとは?

——そして始めた転職活動では、なかなか希望の仕事が見つからなかったそうですね。一流企業で成果を出し続けて、履歴書には「輝かしいキャリア」が書けるのに、なぜ?

それが逆にネックだったと思います。私の経歴だと、転職先として紹介されるのも同じ業界ばかりなんです。バリバリ働くことを求められてるんだろうなってことも、労働環境も想像がつく。

でも私は働き方を変えたかったので、なかなか「ここだ!」っていう会社に巡り合えなくて…。もうアルバイトでもいいやとすら思ってました。

——そこで転機になったのは?

エージェントに、転職で外せない条件の優先順位を整理するように勧められたんです。その上で「優先順位の高いほうから3つまでならパリスさんの希望を守れます!」って背中を押されて、改めて「仕事に、人生に大事なのは何だろう」って考えてみたんです。

——そして分かった譲れない3つとは?

まずは当たり前のことですが「病気になったときに休みがきちんと取れること」。次は「今までのコピーライターとしてのキャリアを活かせること」。そして一番大事なのは「ワーク・ライフ・バランス」。結婚をしてプライベートも大事になってきていたので、年収よりも生活を優先したいなって。

こうやって考えてみると、今までの生き方とぜんぜん違うものを求めていたんだなって自分でも驚きました!

——そして出会ったのが今の会社。働き方は変わりましたか?

もう激変しました! 土日は休めるし、一定の時間になるとPCの電源が切れるなど労働環境も整っている。入る前に心配だったのは広告代理店に比べて仕事の幅が狭まってしまうことでしたが、杞憂でした。ライターとして積み上げた経験を十分活かせる仕事ですし、ペースダウンはしても仕事の面白さややりがいを失うことはありませんでした。転職して以来、幸福度は急上昇中です!

編集後記

時速100kmを60kmに落としても、仕事のやりがいが損なわれるわけではありません。自分の生き方のために速度を緩めることもキャリアの選択肢の一つです。時速を落としても、仕事で積み重ねた経験や今まで頑張ってきた自分への誇りが失われることはないのです。

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