転職成功者のさまざまな体験談を紹介!わたしの転職エピソード
アロー/25歳/男性/転職2回目
Web広告業界であこがれていた会社に入り、やりがいをもって仕事をしていたアローさん。しかし夢中だからこそ自分でも気づかないうちに無理をしていたようで、あるとき体調を崩してしまいます。そして第一線から外されてしまい…。やりたい仕事のために転職を決意します。
- 前
- Web広告会社 営業
- 今
- イベント会社 企画
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- #未婚
- #強みがない
- #転職理由が不安
- #健康
Web業界特有の、時間と数字に追い立てられつつ、やりがいもある毎日
——以前はWeb広告業界で営業のお仕事をされていたそうですね。
はい。新卒で入った会社で経験を積んで、2社目で同業の大手に転職でき、好きな仕事でアップグレードできたのでうれしかったですね。さすが大手という感じで、バリバリやってるあこがれの先輩もできました。
でも何しろ忙しかったんです。入社前に説明されたよりもずっと忙しかったですね。
——例えばどんなお仕事があるのですか?
例えばクライアントの新製品が出たとき、テレビより先にWebで露出したいとか、特定の傾向の消費者を狙ってバナー広告を打ちたいけど可能かとか、アクセスが良くないから設定変更とか、時間との勝負でもあります。
配信時刻によってアクセス数も如実に変化がつくし、リアルタイムに数字で評価されるのがWeb広告の世界なんで、シビアです。トラブルが起きてないか目を光らせてないといけないし、それを50社ぐらい同時進行していたので、楽しいとはいえ常に緊張状態でした。
——そそれは残業も多いでしょうし、厳しい職場なんでしょうね。
そうですね。毎週誰かが辞めていく状況で、ぼくより後に入った人も次々と辞めていくので、安心できないような落ち着かない感じはありました。
原因不明の体調不良で病院に行くと、突然のドクターストップが!
——毎日頑張ってたんですね。
やりがいはあったし仕事は好きでしたから! でもあるときから、なんだか体調が悪いというか、調子が出ない日がポツポツと出てきて。会議で集中できなかったり、普段だとあり得ないミスをしてしまったり…。上司も心配してくれて、「らしくないな、病院に行ってこい」と。
そうしたら、なんと仕事の忙しさで精神的ストレスの症状だと診断されたんです。
——えっ、急に!? 何か前兆はなかったんですか?
まったくなかったんですよ。別に仕事がイヤだとも思わないし会社に行きたくないわけじゃないし、自分ではインフルエンザか何かだと思ってました…。でも、「うつの一歩手前だから、今の仕事からはしばらく離れるように」とドクターストップがかかり、管理部に異動になったんです。
——仕事が乗ってたときに第一線から外されてしまったんですね…。
そうなんです。好きな仕事だし、離れている間に自分のキャリアがダメになってしまうと思うと、異動になってからのほうが落ち込みましたね(苦笑)。体調が回復したので元の部署に戻りたいと希望を出したんですけど、はっきりダメだと言われてしまったので、転職するしかないと決意しました。
Web化が進んでいない会社に転職して気づいた、本当に向いていたこと
——転職先としてどんな企業を探しましたか?
それまではWebというお客さんの顔の見えない中で働いてきたので、せっかく転職するなら人と直接関わる仕事がしたいなと、PR会社やイベント会社で探しました。
——それはまた全然違う業界ですね。
でも、人に集まってもらい、満足してもらう、そこを作り出す楽しさの部分は、Webかリアルかの違いだけで同じだと思いますね。
——不安はなかったですか?
ありましたね。まず、2社目の在籍期間が5カ月と短いので、“長続きしないヤツ”と思われるんじゃないかと不安でした。でも、「Web業界は短期間で転職する人が珍しくない」というイメージは強いようで、特に何も言われませんでした。過去のことは変えられないのでマイナスに考えすぎないようにして、転職後に何をやりたいかを自分の言葉で伝えるようにしてました。
——Web広告の経験者ならたくさん内定が出たと思いますが、その中から今の会社を選んだのはなぜですか?
会社の雰囲気というか、面接のときも「ウチはWebに弱いからぜひ来てほしい」と率直に話してもらえたし、ここなら自分の持ち味を出せそうだなと。Webのノウハウがあるという点でかなり期待を寄せてくれているのを感じます。
——即戦力としてさっそく活躍してますね!
今はリアルなイベントでもWebを活用した話題作りと集客がマストです。でも今の会社はそこができてなくて、危機感を持ってたようです。そこで、人と直接関わる仕事をしたいというぼくの志望とうまくマッチしたみたいです。
——これまでいた会社と比べてどうですか?
紙の資料も多いしデジタル化されてなくて、今までいたWeb業界からするとかなり“昭和”な感じで、雰囲気は真逆ですね。でも人間味のある人ばかりで、1社に対して時間をかけてじっくり取り組める環境もあってていねいに仕事を進められる。実は自分にはこういう仕事のしかたのほうが向いていたのかもって、転職してみて気づきました。
せっかく採用してもらったので、期待に応えて力になっていきたいと思います!
編集後記
業界もカルチャーもまったく違うところに転職したからこそ、自分の本来のペースを見つけられたというアローさん。転職の際、自分の経験を活かそうと同じ業界で探す人も多いのですが、「来てほしい」と必要とされている新天地で期待に応えるという活かしかたもあります。元いた業界だけに限定せず、業界やカルチャーが違う会社も視野に入れてみませんか?
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