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転職成功者のさまざまな体験談を紹介!わたしの転職エピソード

Vol.53

公開日:2019/8/26

激務の貿易事務の仕事はマンネリ化するときつい?きちんとやっても当たり前と評価されて…?

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激務の貿易事務の仕事はマンネリ化するときつい?きちんとやっても当たり前と評価されて…?

アミノ/27歳/女性/はじめての転職

新卒で外資系の商社に入り、念願の貿易事務の仕事に就いたアミノさん。語学力を磨ける実感はあるものの、輸入トラブルやクレーム処理などヘビーな仕事の苦労に加え、慣れてくるとパソコン相手の事務処理にマンネリも感じるように…。そんなある日、社長の心ない一言が、アミノさんを転職へと駆り立てたのです。

外資系商社 貿易事務
インフラ商社 貿易事務
  • 20代
  • 女性
  • 未婚
  • はじめての転職
  • 評価に不満
  • 仕事が面白くない

YAさん

語学力を磨けるとはいえ、慣れると同じことの繰り返しに思えてきた貿易事務

——新卒で入った前職ではどんなお仕事を?

語学力を活かしたかったので、外資系の商社に入って丸5年勤めました。輸入に関する貿易事務が主な業務で、海外にある本社の外国人社員と毎日のようにメールや電話、チャットでやり取りしていました。

大学まで外国語を学んできたんですけど、勉強するのと仕事で使うのとでは大違いで、最初は電話でも相手が何を言ってるのか分からなくて焦りました! でも語学力はどんどん磨かれていく自覚はありましたね。

——やりがいのありそうな仕事ですが、今回転職したということは不満もあったのですか?

ストレスの多い仕事だったんですよ。海外は日本ほどきちんとしてないというか、納期の遅延や積み荷の数が合わないこともあるし、輸送中に破損するのならまだしも、工場出荷の時点で商品に不備があったりもするので、毎回のように気を使って。

そして積み荷に不備があったとき、お客さまや物流からクレームが入るのは、輸入の窓口である私たちのところなんですよね。なんだかいつも謝ってばかりでした。

——それは損な役回りですね…。

そうやって謝りながらも、お昼を食べるときぐらいしか外出の機会もなくて、気分転換もできない。いつもパソコンに向かって同じ書類を作っているのも、マンネリでなんだかつまんなくなってきて。転職したい気持ちの波は、定期的にきてました。

これだけきちんとやっても「当たり前」なら、今後も評価される日はこないってこと?

——その転職したい気持ちの波が決定的な大波になったのはなぜ?

どうしても続けたくなくなる出来事があったんです…。入社5年目の春に初めてリーダーに昇格する機会があって、自己評価書を準備し、社長との面談に臨んだんです。そうしたら「この評価書、中身がないね」と言われて。

——えっ、それはひどいですね! 輸入元の窓口として毎日すごく気を使ってたんですよね…。

社長は営業とか数字の出る仕事は評価するんですけどね。事務職だと数字で成果を書ける仕事ってそんなにないし。でも輸入トラブルが起こらないように日々気を配ってるのは、私たち事務なんですよね。自分としては任された貿易事務の仕事を精いっぱい、責任持ってやってるのに、それを「できて当たり前」だとか「誰にでもできる仕事」とか言われると、さすがにやる気をそがれます…。

そんな日に限ってクレームや業者からの問い合わせが集中して、一人で残業していたときに面談のことを思い出すと、腹は立つし悔しいし、このままこの会社にいても評価されることはないんだろうなと思うと悲しいしで、入社して初めて泣いちゃいました。

——会社のために苦労してるのに会社からは評価されないなんてつらすぎますよ…。

もういくら頑張ってもここでは認められることはないと思うと、またふつふつと転職したい思いがわいてきたんです。

慣れてマンネリ化していたはずの貿易事務が再び魅力的に見えてきて

——そしてついに転職を決意したと。不安はありましたか?

はい。イヤになって「もう転職したい!」と決意したので、特に何をしたいというのがなくて。こんなので転職できるのかなあと不安に思いながら、とりあえずエージェントに登録しました。

——どんな職種で探しましたか?

貿易事務は少し飽きてしまっていたのでほかの仕事を探そうと思って、最初は翻訳の仕事とかも含めて幅広く探してました。でも、エージェントから前職の経験を活かせるからと貿易事務を紹介されていろんな求人を見ていると、私がやっていたのは輸入の業務だけだし限られた商材だけだったなと気づいて。

同じ貿易事務でも輸出と輸入で違うし、商材によっても違うなと思うと、マンネリだと感じていた仕事がまた魅力的に見えてきて。やってきた仕事の良さを思い出せるようで、転職活動中はなんだかちょっと楽しかったです。

——そしてインフラ系の電機部品を輸出する商社に転職したんですね。その理由は?

どうせなら日本の良いものを海外に広めたいなと思ったんです。でも輸出先の国が違うと勝手も違うし、イチから覚えることばかりでテンパってます! 同じタイミングで入社した同期の子は楽にこなしてるように見えるので、私のほうが「仕事できない人」って思われないようにしなきゃ(笑)。

でも知識を補うための教育の体制はしっかりしてるし、先輩もていねいに教えてくれるから、頑張れます。前職はマンネリでつまらなかったけど、今は覚えることがいっぱいで楽しいです。

編集後記

仕事がつまらないのは、新しく覚えることがなくなって、惰性でマンネリしているからかも。そんなときは環境を変えて、新人のように覚えることがいっぱいな状況にあえて身をおくと、同じ仕事でも新鮮に感じられることもあります。つまらないと思いながら仕事を続けるのはもったいない! 同じ仕事でも再び面白く感じられる環境が、あなたを待っているかもしれません。

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