平均年収ランキング2014年齢別
同年代の人と比べて、自分の年収は多い?少ない?2013年9月~2014年8月の1年間に、dodaエージェントサービスに登録した約16万人のデータを元に、正社員として就業している20~59歳までのビジネスパーソンの平均年収(手取りではなく支給額)を職種別、業種別、都道府県別、年齢別にまとめました。
※生涯賃金の算出方法:22~59歳の各年齢の平均年収を全て足し、退職金は含まない金額
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ターニングポイントは35歳。36歳以降の平均年収は減少傾向に
年代別の平均年収では、20代が348万円(前年比-1万円)、30代が458万円(±0万円)、40代が586万円(-12万円)、50代が721万円(-35万円)でした。50代までは年齢が上がるごとに給与ベースは高くなっていますが、その上昇の角度は年々鈍化しており、特に50代では、50~59歳までの全ての年齢で前回を大きく下回る結果となりました。
他の年代と比較して、20代で給与が上がった職種が最も多かったのは技術系(IT/通信)職で、総合では年収が下がった「社内SE」や「テクニカルサポート」、「ヘルプデスク」が20代に限っては年収増となったほか、「研究開発」は前年比+59万円と大きく年収を上げました。
技術系(IT/通信)職は、もともと全ての年代で年収アップの傾向の強かった職種ではありますが、特に20代に関しては、開発やSEなど実際にシステム開発に携わるエンジニア系の職種だけでなく、エンドユーザーと接点を持つテクニカルサポートやヘルプデスクなどの職種へのニーズも高かったことが見て取れます。
さらに特筆すべき点としては、30代の平均年収は3年連続で458万円でしたが、その内訳を見てみると、35歳を境として34歳までと36歳からでは大きな傾向の違いが見られることです。30~34歳までは2年連続で前回と比較して年収額がプラスとなりましたが、36~39歳に関しては2年連続でマイナスとなっています。企業の成長を現場で推進する30代前半の層ではメンバーからリーダーへとステップアップし、新たなポジションを得ることで給与を伸ばす人が増えたと思われます。これに対して30代後半では、年功給から成果給へとシフトする企業が増えてきたことや、社内の平均年齢の上昇によるポスト不足によって、係長や課長といった役職への昇進が、以前に比べて遅くなっていることが影響しているのだと推察されます。
年齢別の年収データ一覧
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