Q.うつ病で退職した場合、面接での退職理由(転職理由)の伝え方は?
前職をうつ病で休職したあとに退職しました。転職活動の面接の場において退職理由を聞かれた場合、どのように答えるのが適切でしょうか。(23歳/女性)
A.退職理由として話すなら、病気になった「理由」に焦点を当てて伝えましょう。
前の職場を辞めた理由が病気だった場合、面接などでどのように伝えればいいのかを悩んでしまうのは自然なことです。うつ病などの精神的な疾病については、他者からの理解が得られるかを不安に感じてしまうのも無理はありません。
前提として知っておいてほしいのは、自分の病状に不安がないのであれば、自発的に病気のことを話す必要はないということ。逆に、入社後の業務に何らかの支障が出るかもしれないと思うなら、素直に伝えて企業に理解を得ておいたほうが、転職後の生活が楽になるケースが多いということです。
うつ病という病気に限っていうと、うつ病になってしまった理由にフォーカスする形で、退職理由を説明するといいかもしれません。病名を伝えるだけでは、入社後に同様のことが起きないかを採用担当者が判断できないからです。うつ病になった要因を具体的に伝えることで、採用担当者に「自社ではそのような事態は発生しない」と安心感を与えられれば、退職理由に対する理解を得やすいでしょう。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。
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