Q.休職をしていたことは自分から伝えるべきでしょうか?
休職していたことは必ず伝えるべきでしょうか。もし伝えなければならないのなら、どのタイミングで伝えるのが適切でしょうか。応募時、面接時、面接時なら何回目の面接で伝えるのがいいのでしょうか。自分から申し出なくても、入社後に提出する源泉徴収票で分かってしまうと思うので、悩んでいます。(38歳/男性)
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A.早い段階で伝えておくのがベター。隠してもメリットはありません。
必ずしも職務経歴書に記載しなければならない、面接で伝えなければならないというものではありませんが、休職した事実があるのであれば、職務経歴書には記載しておいたほうがいいでしょう。面接でもできるだけ早い段階で伝えておくことをおすすめします。休職期間の有無を明らかにしないことによって、採用担当者が、求めている経験の深さを測りきれず、合否判定を正確に行えなくなるリスクがあるからです。
といっても休職事実の有無そのものが合否判定に大きな影響を与えるという意味ではありません。中途採用の選考では応募者のスキルや経験が重視されます。例えば、経理部に2年間在籍していたとして、そのうち1年間を休職していたとしましょう。もし、休職期間を伝えていなければ、実質1年分の経験・スキルしか持っていないにもかかわらず、採用担当者は2年分の経験・スキルを持っていると誤解してしまうのです。
誤解を与えたまま入社できたとしても、与えられた仕事に対応できるスキルがなければ、苦労するのはご自身です。会社から期待外れというレッテルを貼られてしまうかもしれません。休職を隠すことは、自分にとっても企業にとってもマイナスに働く可能性が高いのです。
また、転職する年に休職している場合、入社後に提出する源泉徴収票の記載金額から休職の事実が判明もしくは疑われることは確かです。合否判断に影響する大切な情報を隠していたことがあとになって明らかになるのは印象のいいものではありません。この意味でも、あらかじめ休職したことは伝えておいたほうがベターであると考えられます。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。