Q.遠方からの転職活動はどう進めるとよいですか?
もともと東京で採用されて今は転勤で沖縄に赴任しています。地元の首都圏で転職したいと思っていますが、その場合どのように転職活動を進めればいいでしょうか?(26歳/男性)
A.転職エージェントを活用し、効率的に転職活動しましょう。
転職活動で最も多くかかる費用は交通費や滞在費なので、長期化するほど地方在住の方にはより大きな負担がかかります。有給休暇を使ったとしても上京して面接を受けられる日数はさほど多くないでしょうから、複数社の面接を特定の数日間に集中させるスケジューリングが重要になってきます。まずは転職エージェントサービスに登録し、キャリアアドバイザーに相談して転職活動のスケジュールを立てることがおすすめです。企業と応募者の間に立って日程調整してくれるので、上京する日程を伝えれば、連動していつまでに書類選考に応募しなければいけないのかなども教えてくれるでしょう。
面接については、SkypeなどオンラインでのWeb面接や、大企業であれば近くの支社で面接してくれる場合もあるので、キャリアアドバイザーに対面式以外の面接を希望することを伝えておくこともできます。ただし、連日大勢の方が応募してくる企業が、個人の事情をくみ取ってくれるケースは多くありません。断られるケースもしっかり想定しておきましょう。
また、一次面接と二次面接をまとめて受けたいという話もよく耳にしますが、人事担当者や現場責任者など複数名の日程を一度に調整しなければならないため、よほどのことがない限り、断られるケースがほとんどです。二次面接の担当者の役割が一次面接の内容確認程度であれば、まとめて受けさせてもらえることもあるかもしれません。しかし、そういった事情はそもそも紹介会社でないと把握していないため、やはり地方からの転職ではキャリアアドバイザーを頼るのが無難だといえます。
また、沖縄での仕事を退職して東京に戻ってから転職活動を始めるという手もありますが、いったん離職するわけですから金銭的にも精神的にも負担が大きいといえます。いずれにせよ転職活動が長期化することも考慮し、最低限の貯蓄を準備しておくことも大切です。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
松田 智恵子(まつだ・ちえこ)
【経歴】
金融機関の総合職で採用・法人営業を経験したのち、現職で12年間人材サービスに関わっています。担当領域は、全業界の営業・管理部門の方を担当し、エリアについては、関西、関東を経験。現在は、管理部門の方を専門とするキャリアアドバイザー組織の管理職に就いています。
【メッセージ】
時代の流れが速いことから、不安や悩みを抱えている方が年々増えていると感じています。なかなか周りに相談できない本音や不安を解消するお手伝いができれば幸いです。
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