転職成功者のさまざまな体験談を紹介!わたしの転職エピソード
テンパ 31歳/男性/はじめての転職
この会社にいても、なりたい自分になれないのでは? 非合理な古い体質に不満を持ちながらも会社からの評価は高く、出世コースに乗っていたテンパさん。しかしある日、子どものケンカのような異動に巻き込まれ、責任感から3つの役割を掛け持ちすることに。それまでの不満も相まってついに始めた転職活動で、新たな選択肢を得ることになり…。
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この会社で出世しても、自分が思い描くビジネスマンになれないのでは?
——前職では着実に出世されていますが、同時に不満もあったそうですね。
はい。確かに会社から評価はされていましたが、会社の体質が古いところはいつも気になっていたんです。この古い会社で出世したとしても、40歳になったときの自分は理想像からは遠いんじゃないかという不安がよぎることがありました。
——体質の古さを感じたのはどんなところですか?
効率化や合理化よりも、前例や人間関係が重視されるようなところですね。営業でも、ウェットな人間関係を重視する傾向はありました。たとえば商談でも、50分ゴルフの話をしたあと、最後の10分で特に難しい駆け引きもなく簡単に取引が成立してしまう。結局は接待で取引が決まるんだと思うと、モチベーションが下がりましたね…。
——人間関係だけで仕事が決まる世界だったんですね。。
自分はもっと綿密にデータ分析やそれを活かした提案ができるし、それによって自分も成長するのびしろがあると思っていました。でもそういったロジックよりも、こまめに訪問して雑談で盛り上がることのほうが重視されている風潮があったんです。そういう意味では常に満たされない思いがありましたし、そんな環境で営業成績のいい先輩を見ても、自分の理想とするキャリアからは遠いなと思っていました。
そのほかにいつも悩まされたのが、営業から上がってくる週報をまとめて報告する業務。その週報が集まるのが金曜の夜なのにもかかわらず、報告の締め切りは月曜の朝なんです。つまり、金曜の深夜残業か土曜出勤をするしかないんですよね。
——休日出勤しなくていい仕組みを、会社として考えてほしいところですね…。
提案したことはあったんですけど、やはり古くからある風習って変わらないんですよね。非合理なことも多く、自分で効率化して定時に仕事を終えても、帰ろうとすると「ずいぶん早いな」と嫌みを言われてしまう。もちろん有給休暇は取りづらかったです。
異動辞令に納得がいかず、出世コースを捨てて転職に踏み切る
——転職に踏み切った一番の理由は何ですか?
異動辞令がどう考えても納得できなかったからです。
——その異動とはどんなものですか?
執行役員でもある部長の鶴の一声で、未経験の部署の責任者になったんです。それも、その部長が前任者を気に入らないからっていう、すごく幼稚で感情的な理由で。おかげで前任者からの引き継ぎも満足に受けられませんでした。
——会社の古い体質がまさに表れたような感情的な人事ですね。その結果は?
会社の屋台骨を支える花形の営業部署ではあったので、成果は出したい。でも前の部署に迷惑はかけたくないので、引き継ぎもしなければいけない。おまけに前の部署では新人を2人教育中だったので、放り出すわけにもいかず…。結果的に役割を3つも掛け持ちすることになってしまいました。
キャパ的にやろうと思えばできましたし、実際にしばらく続けてはいましたけど、会社の古い体質や構造、いびつな人事には、とうてい納得がいきませんでした。このまま続けても自分の理想像には近づけない。ついに辞める時がきたなと思い、転職サイトに登録しました。
自分はもっとできるはず! 信じれば道は開ける
——転職活動はいかがでしたか?
エージェントに登録したら、思いもよらない会社からオファーが来たりと、意外と外からも評価されるんだなって実感しましたね。今の自分が世の中からどう評価されるのか、どんなレベルなのかという市場価値を知ることができたのは、有意義な体験でした。
——営業企画から戦略人事への転職ですが、それは狙ったのですか?
いえ、それもオファーがあってはじめて気づいた選択肢です。それまでの自分の経験をふまえると営業か製造コンサルかなと、自分が確実にできる業務だけに絞っていましたから。新しいチャレンジへのきっかけになりました。
——新たな職場はいかがですか?
業種も職種も違うので、今までのように余裕はありません。でも3年ほど経験を積めば、これまでの経験との相乗効果で結果を出していけそうです。前の職場と違って「こうなりたい」というビジネスマン像が描けるようになり、高いモチベーションで臨めています。
編集後記
将来の自分に疑問を感じたら、外に答えを求めて視野と選択肢を広げてみましょう。応募や面接を通して、外から評価してもらうと同時に、ほかの会社の環境を知ることもできます。その結果、今の会社に残ることになっても、時間をかけることはムダにはならないはずです。
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