転職成功者のさまざまな体験談を紹介!わたしの転職エピソード
ナナ/29歳/女性/転職2回目
現在ITエンジニアとして働くナナさんは、今回が2度目の転職。新卒で事務職に就いたあと、1度目の転職で職種を180度チェンジし派遣のITエンジニアに。2度目は新型コロナの影響真っただ中にもかかわらず、希望どおりに事業者側のエンジニアに転職しました。いずれもハードルの高そうな転職活動ですが、どう乗り切ったのでしょうか?
※この記事は2021年3月13日開催の「doda転職オンライン予備校」をもとに編集部で構成しました。
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事務職から未経験でエンジニアに転職するって難しいの?
——1度目の転職で、事務職からITエンジニアに180度キャリアチェンジしていますね。どうしてITエンジニアという職種に挑戦したのですか?
仕事はずっと続けたいし、手に職を付けたいなと思ったのがきっかけです。事務職の延長線上で経理も考えたのですが、将来的にはシステムに代替されて需要がなくなりそうな不安がありました。ということは、システムを作る側の需要はこの先も増えていくんだろうと考えました。せっかくなら将来性のある職種に!と思ってエンジニアに挑戦しようと決意したんです。
——未経験で新しい仕事への転職に不安はありませんでしたか?
そんなにありませんでしたね。第二新卒時で若かったので勢いもありましたし(笑)。ただ「未経験」「研修あり」と明記してある企業に応募して、面接でも未経験だと正直に伝えて、それでも受け入れてくれる企業を探すようにしました。その結果、入社後は同期もみんな未経験でしたし、研修を受けながら安心してスキルを身につけられました。
——そこから2度目の転職を決意した理由は何ですか?
エンジニア派遣の会社だったので、派遣先が変わるたびに勤務地や人間関係がリセットされることに負担を感じていたんです。だから20代のうちに、自社開発をしている企業に行きたいとずっと考えていました。
そんな中、2020年6月に派遣先の都合で契約が終わってしまったんです。ちょうどコロナの影響でプロジェクトが凍結になる企業も多く、待機するエンジニアも増えていて、次の現場が決まるまで数カ月かかるかもしれないと言われて…。待機だと給与面でも新卒と同じぐらいになってしまうんですよね。それだったら、むしろいいタイミングだと思い、転職することに決めました。
面接官の圧を和らげる、オンライン面接のコツ!
——コロナ真っただ中での転職です。オンライン面接などへの不安はありませんでしたか?
実はあまりなかったんです。もともとの仕事も在宅勤務が始まっていましたし、最後の派遣先は初日からリモートだったぐらい。オンラインでのミーティングも日常的でしたし、抵抗はなかったですね。それに客先常駐という働き方だったので、新しい環境への順応性がついていたのかもしれません。
——面接は対面とオンラインのどちらが多めでしたか?
すべてオンラインでした。面接官の数も会社により1人から5人までいろいろでしたね。あまり多いときはさすがに圧迫感があるので、必要以上に緊張しないように、Zoomの画面を小さくしたり、「スピーカーモード」で話している方だけが映るモードにしたり、こちらで画面設定して、必要以上に緊張しないように工夫しました。
——なるほど! 事前にZoomなどの操作に慣れておくなど、コツもあるんですね。
そうですね。ツールの操作に慣れておけば、落ち着いて話せますから。たまにその会社の独自ツールでの面接もありましたがZoomがいちばん多かったので、Zoomの操作には慣れておくことをオススメします。
カンペも作りましたよ。伝えたいことをメモしておけるのは、オンライン面接ならではですよね。メモを作っておいて、目線がずれないようにカメラの近くに置いておきました。資料もカメラに映らない位置に並べて置いたりも。
あと、オンラインで無音が続くと気まずいので、すぐに答えが思いつかないときでも「それは確かに◯◯ですね」とつなぎの言葉を入れて、沈黙を作らないようにするのもコツかもしれません。
——ほかもオンライン面接の工夫はされましたか?
いろいろしましたよ! 話す内容以外でマイナス要素を作りたくなかったので、少しでも映りが良くなるように気をつけました。
たとえば、顔に自然光が当たるように窓際の明るい場所で面接を受けるようにしていました。また、PCをデスクに直接置くとカメラが下からあおる形になるので、少し威圧的な印象になってしまうんです。だからPCの下に本など厚みのある物を置いて、カメラの位置を高くし、水平に顔が映るようにしました。
もちろん部屋も片付けました。背景にどうしても映ってしまうソファは、いつもクッションをきれいに並べ直していました(笑)。
——対面の面接では服装からの印象も大切ですが、オンライン面接では画面の印象が大切なんですね。
そこは相手の面接官の映り方も参考になりました。自宅からオンラインでつないでいる面接官も多く、背景が暗かったりすると印象が暗くなるんですよね。画面から受ける印象が大きいことに気づいたので、それを反面教師に、自分の画面が相手にどう見えているかは意識しました。
オンライン面接だと1日2件でも予定が組めますし、むしろオンラインのほうがメリットが多いかもしれません。
派手な実績がなくても、伝えられるアピールポイントはある!
——コロナ下ならではの苦労はあまりなかったようですね。では転職活動で大変だったことは何ですか?
自分のアピールポイントをどう伝えるかは悩みました。大きなプロジェクトに関わったわけでもリーダーを務めたわけでもなかったので、華々しい実績が見当たらなかったんですよ…。
——では、面接では仕事の内容をどうアピールしましたか?
仕事への取り組み方を伝えるようにしました。
たとえばチームで作業をする中では、ほかの人から自分の進捗がひと目で分かるように工夫していたんです。聞かれる前に進捗を報告したり、メンバーからよく聞かれる質問は一覧にまとめて表示したり、そういう具体的な工夫を自分なりにしていたなと思って。
——確かに、チームの仕事を円滑にする工夫は、エンジニアに大切なスキルのひとつですね!
日々の仕事を振り返ってみると、仕事の中では意識せずにやっていることでも、けっこう書けることが出てくるんですよね。転職活動中のみなさんにも、きっとたくさんあると思います!
編集後記
自分のアピールポイントは、思わぬところに隠れているものですね。それをきちんと伝えられるよう自分で考えや環境を整えれば、未経験でも、コロナ下でのオンライン面接でも、転職活動は乗り切れます。その両面を、ナナさんの体験が教えてくれました。
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