Q. 海外赴任中です。日本での転職活動はどう進める?
現在海外赴任中で、1カ月以内に帰国予定です。海外から書類選考に応募することはできますか? それとも、求人への応募は帰国後から始めたほう良いでしょうか?(37歳/男性)
A. 海外からの応募も可能ですが、帰国後活動を始めるのがスムーズ。
転職サイトを経由するなどして自分で求人に応募するのであれば、海外からでも求人に応募することは可能です。しかし、早い段階で書類選考を通過した場合、面接の日程調整が難しくなってしまう可能性があります。それでも海外から応募するという場合は、帰国するタイミングに合わせて面接の日程を組まなければなりません。
海外から自分で応募する場合、最近では、海外在住であるという旨を伝えれば、採用担当の方も日程や面接方法を考慮してくれるケースも少しずつ増えてきています。SkypeなどオンラインでのWeb面接に対応してくれる企業もあります。提出する書類にWeb面接を希望することを記載して、できる限り海外で選考を進めておくのもよいでしょう。ただし、Web面接に対応してくれる企業が増えてはいますが、二次面接あたりからは対面を希望されることが多いので、すべての選考を海外で済ませることは難しいということは念頭に置いておきましょう。
まもなく帰任というタイミングなのであれば、帰国後から活動したほうがよりスムーズに進むでしょう。日本で転職活動する場合、面接の日程を調整しやすくなる、転職エージェントに相談しながら進められるといったメリットが挙げられます。帰国までの期間は、キャリアの棚卸しや履歴書・職務経歴書の作成などの準備期間と考えてもよいでしょう。
海外での転職活動は、選考の日程が帰国のタイミングと合えばスムーズに進むこともあるでしょう。しかし、1カ月以内に帰国する予定の場合は、日本で活動したほうが面接日程の調整がしやすく、転職エージェントなどに相談できる環境が整っているというメリットがあります。そういった状況を踏まえて、上手に転職活動を進めてください。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。