
第二新卒の転職活動・就職活動 完全ガイド
~第二新卒とは?その強みと弱みとは?~
第二新卒・若手の人は転職活動が初めてという人がほとんど。「そもそも第二新卒ってどういうもの?」「第二新卒で転職することのメリット・デメリットは?」といった基本的なものから、「どんな準備が必要?」「書類選考や面接を突破するために気を付けるべき点は?」などといった具体的なものまで、さまざまな疑問や不安を抱えているのではないでしょうか。ここでは第二新卒・若手の人が転職活動に成功するためのノウハウを紹介していきます。
1.第二新卒とはどういうもの? 定義はある?
最初に、そもそも「第二新卒」とは何なのかを解説していきましょう。といっても実は第二新卒という言葉には明確な定義がありません。一般的には、「新卒で入社して3年未満の求職者」を指すようですが、企業によってその解釈はまちまちです。年齢でいうと4年制大学卒業後に新卒で就職した人の場合は23~25歳程度、大学院修了後に新卒で就職したのなら25~28歳程度を指すと考えられます。
明確な定義がない以上、第二新卒だけに限定した求人というものも存在しません。「第二新卒歓迎」をうたっている求人は数多くあるのですが、これはあくまで「23~25歳(最終学歴が4年制大学卒業の場合)程度の若手の人材を中心に募集している」というだけの意味で、第二新卒が特別に有利だというわけではありません。
2.第二新卒・若手の転職活動を成功させるポイント
【準備編】自分は転職すべき? するならいつがいい? スケジュールは?
第二新卒・若手の人が転職活動を本格的に始める前にチェックしておきたい情報をまとめています。「転職しようかな?」と思ったらぜひ読んでみましょう。初めての転職活動がグンとスムーズになるはずです。
-
- 第二新卒・若手向け 転職に最適な時期はいつ? ~転職で有利なタイミングってあるの?~
- 第二新卒・若手の人がいつ転職活動を始めるのがいいのかを詳しく解説しています。すぐにでも転職活動をしたほうがいいのか、それとももう少し待ったほうがいいのかと迷ったときに読んでみましょう。
-
- あなたは大丈夫? 第二新卒・若手向け 転職の失敗例と失敗しないための準備
- 第二新卒・若手の人が転職活動で失敗しないためのポイントを詳しく解説しています。代表的な失敗例とともに、失敗する人の事例を紹介しているので、自分に当てはめてみましょう。ひとつでも当てはまったら要注意かも。もちろん、失敗を防ぐための方法も解説しています。
-
- 働きながら? 辞めてから? 第二新卒・若手向け 転職活動の上手な進め方
- 初めて転職する人が悩みがちなのが、仕事をしながら転職活動をするか、会社を辞めてから転職活動をするかです。そこでdodaでは、実際の転職成功者にアンケートを実施。それぞれの活動スタイルのメリット・デメリットや上手なスケジュールの組み方を詳細に解説していきます。
【実践編】職務経歴書の書き方から自己PRのまとめ方、面接の受け方まで
転職活動で第二新卒・若手の人がつまずきがちなポイントをピックアップ。初めて転職活動をする人にとって特に役立つノウハウを、分かりやすく紹介していきます。
-
- 初めてでも簡単! 第二新卒・若手向け 職務経歴書の書き方・テンプレート
- 職務経歴書とはそもそもどのような役割を持つものなのかといった基本的な疑問から、上手な書き方までを分かりやすくナビゲート。第二新卒・若手向けのテンプレートも用意しているので、ダウンロードして利用してください。
-
- コツをつかもう! 第二新卒・若手向け 自己PRの書き方・伝え方
- 就職活動の自己PRと転職活動の自己PRはまったく性質の違うものです。転職活動では何をどのように企業にアピールすればいいのでしょうか。このページでは自己PRの組み立て方から、職務経歴書での書き方、面接での話し方まで具体的に解説しています。
-
- 第二新卒・若手向け 面接に受かるコツ~自己PR・志望動機・退職理由~
- 中途採用の選考において最も重要度が高いのが面接です。短い時間で、自分のポテンシャルややる気を存分にアピールするためには、何を心掛ければいいのでしょうか。第二新卒・若手の人が面接を受ける際に重要視されるポイントと回答の例文を紹介しています。
3.第二新卒歓迎の求人
4.第二新卒・若手の求職者の強みとメリット
第二新卒・若手の求職者の強みは、「社会人経験がある、つまりビジネスパーソンとしての基本が身についていること」と「仕事のスタイルが固定化されていない」という点です。企業にとって、柔軟な発想を持って新しい風を吹かせてくれる人材は非常に貴重な存在です。新卒で採用した新入社員にはビジネスパーソンとして一からの教育が必要ですが、第二新卒ならすでにある程度のビジネススキルがあるというのは強みになります。
転職希望者にとってのメリットは、入社後の社風やその企業特有の仕事の仕方になじみやすいことがあります。第二新卒・若手の人が転職活動をするときは、柔軟性、適応力、やる気、バイタリティといった要素を存分にアピールするといいでしょう。
また、第二新卒・若手と呼ばれるタイミングで転職をすること自体にも大きなメリットがあります。それはキャリアチェンジが容易であるということ。新しい業界や職種にチャレンジしたい人には、第二新卒・若手での転職をおすすめします。
5.第二新卒・若手の求職者の弱みとデメリット
第二新卒・若手の転職活動には、もちろん弱みやデメリットもあります。弱みとして挙げられるのは、「一度、入社した会社でこれといった実績を残さずに辞めようとしている人」というネガティブな評価を受ける可能性があることです。新卒で入社した会社での在籍期間が短ければ短いほど、「またすぐに辞めてしまうのでは」という懸念を与えてしまいがちです。
この懸念を払拭するためには、謙虚さと前向きな姿勢が必要です。新卒で入社した会社を短期間で辞めざるを得ないということは、新卒時の会社の選択や就職活動で何らか想定と違う点があった可能性が高いと考えられます。何が想定と違ったのかを自身で振り返り、現状を打破するためのポジティブな転職だということをアピールすることをおすすめします。
転職希望者のデメリットとして考えられるのは、社会人としての経歴がスタートラインに戻ってしまう可能性があること。転職後は新卒の新入社員と同様の立場として受け入れる職場も数多くあります。短期間とはいえ、前職で培ってきたスキルがあると思いますが、それが評価の対象になりにくいということは意識しておくべきことでしょう。
6.第二新卒・若手の転職市場はどうなっている?
最後に第二新卒・若手の転職市場についても見ていきましょう。第二新卒という言葉が根付いてからしばらくたちますが、実態はどのようになっているのでしょうか。dodaの独自データを元に紐解いていきます。
▽「doda」登録者1万人当たりの第二新卒者の人数
※30歳以下かつ転職回数0回で、最終学歴の卒業後3年以内の人を第二新卒と定義しています。
上のグラフは、dodaのサービス登録者1万人当たりに、第二新卒に分類される人(30歳以下かつ転職回数0回で、最終学歴の卒業後3年以内の人)が何人いるかを集計したものです。2005年度以降では2017年度が最多となっており2018年度も高水準となっています。登録者数で見る第二新卒の転職市場は活況といえそうです。
一方で、登録者が増えているということは、ライバルも増えているということを意味します。希望の企業に転職するためには、的確な情報収集、スピーディな応募、書類選考、面接における効果的な自己PRが必要になってきているといえるかもしれません。
この記事を監修したキャリアアドバイザー

加賀美 文久
米国CCE国家資格 キャリアコンサルタント
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
ベンチャー企業の人事リーダーを経て、2006年に現職に入社。dodaキャリアアドバイザーとしてバックオフィス部門、ハイキャリア部門の転職支援をしてきました。その後、管理職として同領域のマネジメントやプロジェクト推進に関わっています。
【メッセージ】
私自身、さまざまな立ち位置で「転職」と関わってきました。転職者の立場、採用する企業の立場、転職支援をする立場。その経験活かして、転職の疑問解決のお手伝いができればと思っています。
- 転職活動の準備
- 内定・退職・入社
- 転職活動のスタートはまずここから
- 会員登録する
- 応募書類のブラッシュアップもキャリアアドバイザーがお手伝いします
- エージェントサービスに申し込む(無料)
- 納得できる書類が準備できたら気になる求人をチェック
- 求人情報を検索する