スマートフォン版で表示

現在、お知らせはありません。

サンプル

履歴書

【例文サンプルあり】ITエンジニアの志望動機の書き方~アピールすべきスキルやNG例を解説~

飯塚 正隆/顔写真

監修者:飯塚 正隆(いいづか・まさたか)dodaキャリアアドバイザー

この記事では、ITエンジニアの志望動機を作る際のポイントを解説しています。ここでの「ITエンジニア」とは、情報技術に関する専門的なスキルや知識を活用して、システムやITインフラを設計・構築・運用するエンジニア全般を指しています。
ここではITエンジニアの具体的な仕事内容からアピールすべきスキル・資格に加えて、志望動機の例文まで紹介しますのでぜひ最後までご一読ください。

このエントリーをはてなブックマークに追加

ITエンジニアでアピールすべきスキル

「ITエンジニア」を志望する理由に、説得力を与えられる具体的なスキルには以下のようなものがあります。

  • ・ITに関する知識
  • ・コミュニケーションスキル
  • ・ヒアリング力
  • ・論理的思考力
  • ・資料作成力
  • ・課題発見力
  • ・学習力(学び続ける意識)

ITエンジニアは、基本的には技術系の職種であるため、営業職のような「対人関係」に関するスキルは、必要ないイメージがあるかもしれません。しかし、実際にはクライアント企業と深く関わり、相手のニーズに応じた対応が日々求められるため、対人コミュニケーションに関するスキルも非常に重要となってきます。たとえクライアント企業がない、自社で働くITエンジニアの場合も、社内外とコミュニケーションを取って進めていく業務があるので、対人コミュニケーションスキルは重要です。また、IT分野は、進歩のスピードが大変速く、新しい知識の習得に対する取り組みも欠かせません。

ITエンジニアの志望動機の書き方

ITエンジニアの志望動機を書く際には、採用担当者に入社後の活躍をイメージしてもらえるよう、4つのポイントを押さえて伝えることが大切です。

なぜその業界を志望するのか

「業界」は、企業を産業やビジネススタイルなどで分類したもので、IT関連のほかに、製造業、金融業、飲食業、小売業、個人向けサービス業などがあります。
業界の志望理由については、同じ業界内での転職と、異なる業界への転職の場合に分けて紹介します。

同じ業界での転職の場合

業界経験者ということで、これまでに経験した具体的な成功体験や、前職で強みとしていた点などを強調しましょう。
また、同じ業界の別企業に転職をすることになるため、同業他社から見た志望企業の強み、魅力などを伝えることで、経験者ならではのリアルな志望動機として有効です。

異なる業界への転職の場合

未経験からのチャレンジになるため、志望する業界に対する「正しい理解」があるかを伝える必要があります。企業のホームページや、業界全体に対するインターネット上での情報や業界誌などの書籍などから情報収集をして、単なるイメージではなく、正しく業界を理解した上で、将来性など魅力に感じる点を伝えるようにしましょう。

また、これまでの経験の中で、次の業界でも活かせる経験をアピールできるとより良いです。例えば、金融業界を経験している場合、「ミスが許されないシステムを担当していたからこそ、堅牢性の高いシステムを作成することができる」といったように、業界が異なっても活かせる部分を伝えましょう。

なぜITエンジニアを志望するのか

ITエンジニアの経験がある場合と、未経験でこれからチャレンジをするケースに分けて紹介します。

経験者の場合

ITエンジニアとしての経験がある場合、これまでの「経験」とこれからの「キャリアパス」の2点を軸に志望動機をまとめることがポイントになります。

これまでの経験については、ITエンジニアとしての実務経験を通じて身につけた強みやスキルを伝えることが重要です。これまで関わってきた業務内容について、役割や成果を伝えるとともに、マネジメントの立場であれば、管理をした組織の規模(メンバー構成など)にも触れ、成功体験と併せて伝えられることが望ましいです。

これからのキャリアパスについては、数年後に実現したい目標といった将来に対する展望について、これまでの経験を交えながら伝えましょう。その際、転職理由にも触れて、転職理由が払拭できるからこそ、転職理由がキャリアに関する理由であれば、実現したい目標のために、志望していることも伝えられるとより良いです。

未経験者の場合

ITエンジニアとしての実務経験がない場合、「なぜ、経験がないITエンジニアにチャレンジするのか?」という転職理由を採用担当者が納得できるように伝えることが必要になります。
ここで注意が必要なポイントは、転職理由が「給与面」や「勤務体系」のような労働条件に偏り過ぎないということです。あくまでも、ITエンジニアの仕事内容を十分理解した上で、ITエンジニアとして活躍でき、企業への貢献ができるというアピールが重要になります。
また、ITエンジニアのスキルレベルには達していないものの、仕事やプライベートでのIT関連の経験や、対人コミュニケーション力などのIT関連以外のスキル面について、積極的に伝えることも大切です。
例えば自己研鑽として、資格を取得したり、アプリケーション開発などを行ったりして、ITエンジニアの業務内容に対して具体的に感じた面白さや、やりがいまで伝えられるとより良いでしょう。

なぜその企業を志望するのか

「なぜその企業を志望するのか」という点は、企業側にとっては特に気になる点であり、ほかの転職希望者と差別化できる部分でもあるため、応募企業だからこそ入社したい理由を明確に記述することが重要です。

ITエンジニアの求人は案件数が多く、転職希望者がさまざまな案件から企業選択がしやすいことが多いです。そのため採用企業の心理としては、数多くの選択肢の中からなぜ当社を選んだのかが気になるため、企業の選択理由は重要視されます。
志望する企業のホームページを中心に調べ企業分析を行ったり、可能であれば志望企業で働いている現役社員へヒアリングするなどをして、企業理解を深めるようにしましょう。

また、企業理念や実際に提供をしている製品やサービスに共感する部分や、ITエンジニアとして、自分が興味のある技術に携われる、開発手法が自分に合っているなど、なぜその企業で働きたいかを、具体的に伝えるようにしましょう。

自分がどう貢献できるのか

入社後にどう貢献できるのかの伝え方について、経験者と未経験者に分けて記載します。

経験者の場合

これまでの実務経験やプログラミング言語といったITスキルや、公開が可能であればこれまで手掛けたプロジェクトの成果物などを用いて入社後にどのような貢献ができるかを具体的に伝えましょう。

未経験者の場合

ITエンジニアとしての実務経験がない場合でも、自己学習をしている内容や、これまでの仕事で関わったIT関連の経験を伝えましょう。

自己学習やこれまでの仕事、プライベートの経験からのアピールが難しい場合、IT関連の中で興味や関心がある分野についての情報を調べ、基礎知識を身につけておくことや、エンジニアの業務内容や志望企業の製品やサービスといった収集可能な情報について理解しておきましょう。その上で、自分自身の強みを活かし、貢献をしていきたいという前向きな姿勢を伝えることが重要です。

ITエンジニアでNGとされる志望動機

ITエンジニアでNGとされる志望動機には、以下のような例が挙げられます。

  • 目標や納期に対しての達成意欲が低いと捉えられる内容
  • 協調性がなく、自分本位だと伝わってしまう内容
  • 責任感がないと捉えられる内容

目標や納期に対しての達成意欲が低いと捉えられる内容

ITエンジニアは、技術系職種であるため、営業職のような売り上げや利益といった定量的な目標管理がないようなイメージがあるかもしれませんが、納期などの期日やクライアントへの対応内容、導入した製品やサービスへの評価に対する目標が設定されており、それらの目標達成意欲も非常に重要となります。

協調性がなく、自分本位だと伝わってしまう内容

クライアント企業の担当者との連携や、1つの製品やサービスの導入に複数の部署や、さまざまなエンジニアが関与するため、組織としての活動が欠かせません。周囲のメンバーとの協調性も重要で、自分だけが与えられた業務を完遂できれば良い、という考え方ではなく、チームや組織との連携を考えて行動できることが求められます。そのため、組織での活動に否定的な内容はITエンジニアの志望動機としては望ましくありません。

責任感がないと捉えられる内容

ITエンジニアは与えられた業務に関して、納期の厳守や品質の担保など多くの責任が生じるため、責任感の有無が重要となります。そのため、転職の背景として職場環境や同僚、上司に責任があるといった他者を批判する印象を受ける内容は避けましょう。

ITエンジニアの志望動機例文(10種類の職種別サンプル)

志望動機の例文サンプル集を書き方のポイントとともに紹介します。履歴書の作成などにお役立てください。まだ履歴書が手元にない方は、履歴書テンプレートを活用ください。

システムエンジニア(SE)/プログラマの志望動機の例文

未経験者の例文

新卒で入社した現在の会社で約2年間、法人営業として仕事をしています。多くのお客さまと出会い、自らの提案を通して価値を提供できる仕事にやりがいを感じていましたが、どうしてもエンジニアとしてモノづくりがしたいという夢を捨てきれずに転職活動をしています。私は大学で情報工学を専攻していたこともあり、JavaやPHPでプログラムを組み、動かすことが大好きでした。また、最近は趣味でスマートフォンアプリを作り、β版をサイトにアップしています。ここ数年、さまざまなクオリティの高いスマートフォンアプリやゲームをリリースしている貴社には、年齢や社歴、役職に関係なく、意見を出し合いながら開発ができる体制が整っていると知りました。そんなすばらしい環境のもとで、世の中の多くの人々に利用されるヒットアプリを作りたいと考え、貴社を志望させていただきました。

経験者の例文

前職では主に保険会社や証券会社の業務系システムの開発に携わり、プログラマとして約1年、SEとして約2年のキャリアを積んできました。また、1年前からはリーダーとして3人のスタッフの管理を任されるようになり、技術力に加えてマネジメントスキルを向上させる努力も続けてきました。しかし、これまで担当してきたシステムは規模が大きいこともあり、基本設計より上流の工程は取引先からプライムで受けているSIerが担当するケースが多く、私たちは詳細設計以降のフェーズを担当することがほとんどでした。今後の自身のキャリアを考えても、上流工程を経験する必要があると強く感じており、現在は要件定義や基本設計を担当できる環境を求めて転職活動を進めています。貴社は大規模案件に関してもプライム案件の比率が高く、成長意欲の高いエンジニアが集まっていると伺っております。貴社のような環境で要件定義や基本設計から開発・実装までを一貫して担当したいと考え、志望させていただきました。

書き方のポイント・解説

携わってきたシステムの規模や種類を紹介しましょう。また、お客さまとの折衝やプロジェクトマネジメントの経験があれば書き加えておきましょう。

PMやPL、技術・製品・業界のスペシャリストなど、志望企業で目指したいキャリアが決まっている場合は記載しておくといいでしょう。

未経験の場合は、学校で学んだ経験や独学でのプログラミング経験、アプリの開発経験があればアピールしておきましょう。意欲だけでなく、実際に行動に移していることを伝えれば大きなアピールになります。また、志望企業が開発したシステムやアプリ、ゲームを利用した感想を書き加えることで、熱意を伝えられます。

自己PR発掘診断を受ける

社内SEの志望動機の例文

社内SEはこちらの記事をご覧ください。

社内SEの志望動機の例文はこちら

Webエンジニアの志望動機の例文

Webエンジニアはこちらの記事をご覧ください。

Webエンジニアの志望動機の例文はこちら

サーバ・DBエンジニアの志望動機の例文

未経験者の例文

学生時代から情報工学に興味を持ち、現在の会社での法人向けPCおよび関連ツールの営業販売職では、お客さまのために新しい情報を仕入れる中で、企業の管理システムのネットワーク化の重要性を実感しています。よりお客さまに寄り添った最適な環境を提供できるという点で貴社に大きな魅力を感じ、特にアプリケーション開発の土台となるサーバエンジニアとして多くの企業を支えていきたいと考えています。エンジニアとして未経験ではありますが、Linuxで自宅サーバを構築、休日はクラウドサーバ構築のセミナーに参加と、技術を学ぶ意欲を活かして、よりいっそう技術を身につけ、貴社の発展に貢献していきたいと考えています。

経験者の例文

現在の会社では、主に客先に常駐してシステムを維持する保守・サポートの案件を担当しています。多くの企業でトラブルやご要望など現場の声に対応するうちに、そういった声を根本から解決するシステム構築に携わっていきたいと考えるようになり、貴社のサーバエンジニア職を志望しています。貴社はプライムベンダーとして上流工程のフェーズが多いことにも魅力を感じ、将来的には得意とするサーバ・データベース運用の知識を活かして、顧客との折衝や要件定義に積極的に関わっていきたいと考えています。

書き方のポイント・解説

エンジニア職の中でも、なぜサーバやデータベースなどのインフラ部分の構築を希望するのかが記載できているとアピールになるでしょう。

未経験の場合は、独自に勉強していることなど技術に対する興味と意欲を伝えてください。

エンジニア経験者の場合は、技術の幅を広げたい、顧客折衝などの上流工程に関わりたい、など転職先でどのような仕事に関わっていきたいかを具体的に明記しましょう。

自己PR発掘診断を受ける

ネットワークエンジニアの志望動機の例文

未経験者の例文

新卒で入社した人材紹介会社で約2年間、法人営業を担当しています。もともとPCやWebへの関心が強く、趣味で立ち上げたサイトを複数運営していましたが、共用のレンタルサーバーに物足りなさを感じておりました。昨年、自前でLinuxサーバーを立ち上げたことから、サーバーやネットワークの構築に関わる仕事に興味を持ち、エンジニア未経験からチャレンジできる教育制度が整った貴社を志望いたしました。すでにLPICの資格取得のための勉強を進めていますが、最近ではクラウド環境も普及し始めているため、Hadoopや仮想化技術に関する書籍を購入して知識を深めています。未経験からのスタートとなりますが、早急に知識とスキルを身につけ、一日でも早く貴社に貢献できるエンジニアに成長するつもりです。

経験者の例文

現職ではネットワークの運用・監視業務を中心に、約3年間エンジニアとして経験を積んできました。具体的には要件に応じた各種ネットワーク機器やサーバーの設定変更を中心に、運用資料の作成・更新、障害発生時の一時切り分け対応などですが、現在の会社では設計・構築案件に携わることが難しいため、自身のキャリアアップのために転職活動を進めています。貴社は大規模案件に関しても要件定義・設計といった上流フェーズから一貫して手掛けられていますし、多くの優秀なエンジニアが在籍していると聞いており、貴社のような環境でエンジニアとしてキャリアアップしたいと考え、志望させていただきました。昨年CCNPを取得したほか、現在はCCIEの取得に向けて勉強を進めており、コミュニケーション能力と技術力に磨きをかけることで、貴社の事業に貢献したいと考えています。

書き方のポイント・解説

設計、構築、運用、保守といった具体的な業務の範囲・内容に加え、ネットワーク、サーバー、データベースなど、得意領域が分かるように記載しましょう。

PMやPL経験、マネジメント経験があれば伝えましょう。

マネジメント、スペシャリスト、上流工程へのチャレンジなど、志望企業で目指したいキャリアが決まっている場合は、あわせてアピールするのもいいでしょう。

未経験の場合は、インフラエンジニア/ネットワークエンジニアを志望する理由、興味を持ったきっかけについて記載しましょう。

未経験の場合は、CCNAやITパスポート、LPICなどの資格を保有している、あるいはそれらの資格取得に向けて勉強している事実があればアピールしておきましょう。

自己PR発掘診断を受ける

インフラエンジニアの志望動機の例文

インフラエンジニアはこちらの記事をご覧ください。

インフラエンジニアの志望動機の例文はこちら

制御系ソフトウェア開発(通信・ネットワーク・IoT関連)の志望動機の例文

未経験者の例文

現在の仕事ではシステムエンジニアとして、金融業界の業務支援システムを開発しています。自分が構築したシステムで顧客の業務効率化などに役立てることにやりがいを感じていますが、モノづくりに携わりたいと考え貴社を志望しています。ハード部分の知識が必要になり技術面の難度は高まりますが、工学部で学んだことを活かして実際に製品に組み込まれるソフトウェアの開発に挑戦したいと考えています。貴社においては、これまで培ったシステムエンジニアとしての開発に関する考え方や、知識の吸収力を活かし、大手メーカー企業を支える開発を行うことで貢献していきたいと考えています。

経験者の例文

現在は制御系ソフトウェア開発のエンジニアとして家電などに組み込まれる部品の開発に従事しています。製品として世に出るモノづくりに携われることにやりがいを感じていますが、現在は2次請けのため直接顧客と折衝する機会などがなく、自分が開発した部品の効果を感じられることも少ないため転職を決意しました。より上流工程において、顧客との折衝も行いながら、開発のPDCAサイクルを回すことができる環境で働きたいと感じ貴社を志望しています。これまでの制御系システム開発の経験や専門知識を活かして顧客とも折衝し、より良い製品の開発で貴社に貢献していきたいと考えています。

書き方のポイント・解説

未経験の場合は、モノづくりがしたい理由と意欲を明記しましょう。

未経験の場合は、日々勉強していることや意欲的に情報を収集していること、学生時代に学んだことをアピールしてください。

経験者の場合は、転職に至った背景を明確に記載しましょう。より上流工程に携わりたいなど、熱意をアピールできるとよいでしょう。

自己PR発掘診断を受ける

プロジェクトマネジャーの志望動機の例文

未経験者の例文

現在の会社では、システムエンジニアとして金融業界を中心に営業支援システムの開発を担当。小規模プロジェクトの開発チームを率いるリーダーを任されており、開発メンバーのサポートやスケジューリングなどにやりがいを感じています。貴社の手掛けていらっしゃるキャッシュレス決済システムの開発では、同じ金融業界でも、より新しい仕組みづくりで顧客やユーザーに新しい価値を提供していることに魅力を感じて転職を決意しました。リーダー経験で培ったプロジェクトメンバーのサポートやリスク管理のノウハウを活かしつつ、顧客との折衝を含めた、さらに広範囲にわたるマネジメントを社内外問わず担当していきたいと考えています。

経験者の例文

現在の会社ではプロジェクトマネジャーとして、自社だけでなくパートナー企業などのメンバーも含めたプロジェクトの進行管理を行っています。スケジュールどおりにプロジェクトを進めることや、メンバーが成長するためのサポートにやりがいを感じていますが、顧客との折衝を行い、課題の抽出や要件定義のフェーズから関わっていきたいと考えて転職を決意しました。貴社では、プロジェクトマネジャーとして培ったメンバーのマネジメント経験やシステムエンジニアとしてのスキルを活かして、顧客と要件定義の内容を交渉しつつ、プロジェクトチームの運営まで一貫して携わることで、スムーズなプロジェクト進行に貢献していきたいと考えています。

書き方のポイント・解説

未経験でも、小規模チームでのリーダーやサブリーダーの経験があればアピールできます。転職先での再現性が高いと判断してもらえることがあるのでぜひ伝えてください。

プロジェクトマネジメントを経験している場合は、転職したい背景や実現したいこと書きましょう。

志望する企業につながる業界知識や活かせる経験を踏まえて、どのようにプロジェクトをマネジメントしていきたいのか、将来の展望を具体的に書けるとアピールになります。

自己PR発掘診断を受ける

ヘルプデスク/テクニカルサポートの志望動機の例文

未経験者の例文

新卒で現在の会社に入社してから約2年間、営業事務として働いています。学生時代から人に喜んでもらえる仕事に就きたいという希望があり、現在の仕事にもやりがいを感じていましたが、結婚を機に地元に帰ることになったため、営業事務で培ったコミュニケーション能力やホスピタリティを活かしながら地元で長期的に働ける仕事を探していました。貴社のヘルプデスクの仕事であれば、ITに関する知識やスキルを身につけながら多くの人に喜んでもらえる仕事ができると思います。また、営業事務の仕事で身につけたExcel、WordなどのPCスキルや電話対応のスキルに関しては、貴社の業務においても必ず活かせると考えています。ぜひ一度、面接の機会をいただけないでしょうか。なにとぞ、よろしくお願いいたします。

経験者の例文

貴社がさまざまなソフトウェアのテクニカルサポート事業を展開していることに魅力を感じ、志望させていただきました。私は現在の会社で約3年間、業務用アプリケーションを中心としたテクニカルサポートを担当しています。昔からPCやWebへの興味が強かったこともあり、アプリケーションの新機能やユーザーサイドの業務知識をいち早く理解し、お客さまのお問い合わせ内容に対して、分かりやすく、ていねいにお答えするスキルに自信を持っています。また、現在は6人のオペレーターをまとめるリーダーとして、スタッフの指導・育成やサポート業務も行っています。これまでのリーダー経験を活かしつつ、マネジメント能力にさらなる磨きをかけ、将来的にはSVへとキャリアアップすることで貴社の事業に貢献していきたいと考えています。

書き方のポイント・解説

具体的な業務や取り扱ってきた商材の内容・客層、ITに関する知識、経験年数などを記載しましょう。

対応力、提案力、サポート力など、自分が自信を持っている仕事の得意分野について伝えましょう。

スーパーバイザーを目指したいなど、志望企業でキャリアアップの意思がある場合は記載しておくといいでしょう。

未経験の場合は、販売や接客など、お客さま対応の経験がある場合は明記しておくといいでしょう。コミュニケーションスキルはアピール材料になります。

未経験の場合は、ITやPC、ソフトウェアに関する知識やスキルがあれば、できるだけアピールしておきましょう。

自己PR発掘診断を受ける

ITコンサルタントの志望動機の例文

未経験者の例文

SEとしてキャリアをスタートしてから約3年間、一貫して大手金融機関の基幹システム開発に携わってきました。現在はプロジェクトリーダーとして約10人のマネジメントを任されているほか、ユーザーやITコンサルタント、自社のプロジェクトマネジャーとともに、プロジェクトの進捗管理、予算管理などのサポート業務も担当しています。現職では勘定系システムの基本設計から実装までを任されていますが、常にユーザー企業の経営視点に立ったシステム開発を心がけてきました。そうした姿勢はユーザー企業のご担当者さまに高く評価していただけることが多く、私自身もさらにユーザーに近い立場でシステム全体を提案できるITコンサルタントへキャリアアップしたいと考えるようになりました。私が培ってきた技術や業務知識は、金融業界へのITコンサルティングで豊富な実績を持つ貴社においても必ず活かせると考えていますので、ぜひ一度、面接の機会をいただければと思います。

経験者の例文

現在勤務している日系のSIerでは、自社製品である製造業向けERPパッケージの導入コンサルティングを担当しています。プロジェクト人員は平均30名程度、期間は3カ月程度のものがほとんどです。この3年間で12社への導入プロジェクトを経験し、製造業における生産管理、販売管理、会計管理領域の業務知識を深めるとともに、自身のキャリアの基盤となる技術力、情報分析力、課題解決力、チームマネジメント力を高めることができました。今後はグローバルでのプロジェクトを経験し、世界に進出する日本の製造業の発展に貢献できるようなキャリアを構築したいと考えているため、世界50カ国以上にネットワークを持つグローバルファームであり、年間100件以上のERP導入実績を誇る貴社を志望させていただきました。

書き方のポイント・解説

担当業界や携わってきた技術分野、プロジェクトの規模、成果、得意領域などについては簡潔にまとめて紹介しましょう。

チームマネジメントの経験などがあれば、志望動機に加えてアピールするといいでしょう。

エンジニアからのキャリアチェンジであれば、経営視点・ビジネス視点で取り組んだ仕事の内容や成果、エピソードなどを記載しておくとアピールになります。

未経験の場合は、職種を問わずプロジェクトマネジメントに関する経験があれば書いておきましょう。また、マネジメント業務を通して得られた成果や気づきが志望理由につながっていると説得力が増します。

自己PR発掘診断を受ける
アピールポイントが分からない方へあなたの隠れた強みを発見!
「自己PR」診断を受ける
質問に答えるだけでカンタンに職務経歴書作成ができる!
レジュメビルダーで書類作成する
志望動機の作り方について転職のプロに相談してみよう
エージェントサービスに申し込む(無料)
このエントリーをはてなブックマークに追加

doda年収査定サービス
ハイクラス転職サービスdodaX

  • 転職時の自己分析のやり方