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「一緒に働きたい」と思われるための3カ条

転職活動では、「一緒に働きたい」と思われることが成功への第一歩。
ここではビジネスの最前線で活躍し、社内外の仲間や顧客など、多方面から「一緒に働きたい」と思われている人の仕事術を紹介します。単なるマニュアルやノウハウではありません。どの場面で、どう活かすかはあなた次第。

【今回の提唱者】 EAP総研株式会社 川西 由美子(代表取締役社長)

かわにし・ゆみこ。フィンランドのノキア社を再生させた組織活性化プログラム「リチーミング」を提供するEAP総研株式会社の代表取締役に2005年就任。日本に2人しか存在しないリチーミングコーチの資格を持つ1人。また、メンタルヘルスケア・コンサルタントとして医療機関や保険会社との積極的な提携を行い、企業内の「心の健康管理」に関する組織規約づくりも行う。テレビ、ラジオ、雑誌などでストレス対策に関するコメンテーターをするなど多方面に渡って活躍中。『ココロを癒せば会社は伸びる』(ダイヤモンド社)や『PMSを知っていますか?』(朝日選書)『職場のメンタルヘルス対策の実務と法』(民事法研究会)など著書多数。

川西氏が語る「3カ条」
1 相手との共通点を見つける2 ストレスマネジメントをする3 体をケアする

1 相手との共通点を見つける

共通点からコミュニケーションを進めると、仲間意識が生まれて心の触れ合いを持つきっかけを作れます。

「一緒に働きたい」と周りから思われるためには、仲間意識を持ってもらうことが大切です。そのためには、まず相手との共通点を見つけること。例えば、仕事で同じお客さまに怒られたけれど、乗り越え方に共通点があったら親近感がわいて仲間意識が生まれます。仕事ではチームワークが必要で、チームワークの基礎は問題の解決方法を共に共有し、共に汗をかいて向き合うことです。共に汗をかくためにはまず、仲間であるという認識をお互いが持つということが必要になります。

仲間意識を感じさせる工夫は転職活動において、必須です。例えば、面接の場では面接官と初対面ですよね。それでも仲間意識を持つことは可能なんです。そのためには、自分と面接官との共通点を一生懸命見つけること。馬が合わなくてもいいんですよ。時計でも、ネクタイの色でも、髪型が一緒でも、何でもいいと思います。使っているノートとかペンが一緒でも結構盛り上がると思いますよ。その共通点からコミュニケーションを進めると、仲間意識が生まれるはずです。もしかしたら、男性のほうが共通点を探すのが苦手かもしれませんね。自分が一番になりたいって気持ちが強い人が多い気がしますから(笑)。でも面接は、希望する会社に入るスタートライン。まずは面接官との共通点を探して「一緒に働きたい」と思われることが重要だと思います。

2 ストレスマネジメントをする

ストレスの原因を変えることはできません。変えられるのは「受け止め方」なんです。

ストレス反応って、「ストレスの原因」×「本人の受け止め方」なんですよね。例えば、上司が嫌だとか、お客さまが嫌だとか、人間関係のストレス原因を数値化して“2”だと仮定します。それに対して「とても嫌だ」と“5”ぐらい嫌な受け止め方をしたら“2×5=10”になります。でも、「何でもない」と“0”の受け止め方をすると“2×0=0”なんです。ストレス反応って掛け算なんです。

私はストレスマネジメントの仕事をしていますが、ストレスの原因を変えることはできません。変えられるのは「受け止め方」なんです。そのレッスンとして行っているのが、ストレスの原因に対して自分はどう思っているのかを紙に書き出すこと。紙に書き出したら、そのまま寝てください。翌日、それを眺めると、自分の感情が客観的に見られます。心にあるままだとチェックできないけど、言語化することで客観的に「受け止め方」をチェックできる。そうすると自分が陥りやすいパターンも分かります。その対処法が分かれば周りとうまくコミュニケーションできますよね。「一緒に働きたい」と思われるためには、ストレスマネジメントをすることが重要です。

面接の場であれば、本番前日に、面接官からの厳しい質問に対して自分はどう受け止めてしまうか自分のパターンを知り、焦った時の気分の取り戻し方を考えておく。また、自分はどういう言葉や態度でリアクションをしたら、相手が気持ちよく「一緒に働きたい」と思うかを想像して紙に書き出しておくといいと思います。そうすることで、本番でも焦りなどが緩和されます。

3 体をケアする

予防はもちろん、対処法を理解していると周りは接しやすくなる。

「体調」「感情」「考え方」「行動」はすべてが繋がっています。例えば、健康管理のために朝ごはんを食べたり、運動をするなどして体調が良くなるとしますよね。体調が良くなると感情が安定し、ポジティブな考え方ができるようになるんです。その結果として、仕事でパフォーマンスが上がったり、対人コミュニケーションがスムーズになります。これは私がずっと感じていることですけれども、自分の体をケアしてマネジメントできるということは、自分自身のあらゆることを理解し、マネジメントできるということ。そうなると自分自身が心地よく生きられるんですよね。人に迷惑をかけることも少なくなります。接する相手は安心しますよね。「一緒に働きたい」と思われるはずです。

実際、私も働きすぎて3回ぐらい倒れて周りに迷惑をかけました。当時は定期検診もしていませんでしたが、今では私の向かう方向を理解してくれている専属の検診センターの医師、精神科医、歯科医を探し、ケアしていただいています。体のメンテナンスをする上で大切なことは健康に気遣い、病気の対処はもちろん、予防への技術を身につけることです。自分一人で悪化するまで抱えず、予防という観点で先手を打つ積極的な動きを見せることは、一緒に仕事をする上で安心感につながります。また、健康に気遣う人は、仕事上でも気遣いができる人と関連づけられることが多いようです。健康になろうと努力しているポイントが面接官に見え隠れすると、転職成功など、良い結果につながるかもしれません。

取材を終えて

取材後、『強いチームをつくる技術』の書籍をいただいた。「内容はごく当たり前のことが書いてあるんですよ。でも、できていない人が多い。目先の仕事に忙殺されて、本当に重要なものの優先度が低くなってことが原因ね」と川西氏。多くの企業や人を再生してきた川西氏の言葉には、経験に裏打ちされた重みがあった。

Information

『強いチームをつくる技術』
—個と組織を再生する「リチーミング」の12ステップ—
ベン・ファーマン&タパニ・アホラ 著
佐俣 友佳子 訳
EAP総研編集

リチーミングとは、世界が注目するフィンランド式チームビルディング。個人の能力を伸ばすと同時に、チームを再生するためのプログラムです。解決志向アプローチに基づく12のステップを積むだけで、メンバーの高いモチベーションを引き出し、チームで目標を達成する力が養われます。

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