転職理由ランキング2012年 総合

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景気動向や社会情勢によって、転職理由はどのように変化するのでしょうか？
2012年上半期（4月〜9月）に、転職活動を行った約3万人のデータを元に転職理由を解析します。

※データ出展：本コンテンツのデータはdodaサービスにご登録いただいている方のデータより抽出しています。
データ抽出期間：2012年4月1日〜2012年9月30日　有効回答数：約3万件
※掲載日：2012.10.22

順位	転職理由	割合	2011年下半期
順位	転職理由	割合	順位	割合
1位	ほかにやりたい仕事がある	12.7%	2	12.4%
2位	会社の将来性が不安	12.5%	1	14.2%
3位	給与に不満がある	7.6%	3	8.0%
4位	残業が多い／休日が少ない	5.6%	6	4.8%
5位	専門知識・技術を習得したい	5.6%	4	4.9%
6位	幅広い経験／知識を積みたい	4.2%	7	3.9%
7位	業界の先行きが不安	3.7%	5	4.8%
8位	U・Ｉターンしたい	3.2%	9	2.9%
9位	市場価値を上げたい	3.0%	10	2.4%
10位	倒産／リストラ／契約期間満了	2.9%	8	3.6%

1位は「ほかにやりたい仕事がある」。
調査開始以来、初めて「会社の将来性が不安」を抜く

2012年上半期（2012年4〜9月）に転職活動を行った約3万人の転職理由を集計したところ、調査を開始した2008年以来初めて「ほかにやりたい仕事がある」が「会社の将来性が不安」を抜き1位となりました。次に、2008年以降の転職理由の変動を見てみると、リーマン・ショックを機に急増した「会社の将来性が不安」の回答割合が、2009年上半期をピークに減少し、2012年上半期にようやくリーマン・ショック以前（2008年上半期）の数値に戻っています。一方、「ほかにやりたい仕事がある」は、2008年以降右肩上がりに増加していることが分かりました。このことから、転職理由の1位と2位が入れ替わったのは、景気や会社の業績が上向き始めたことで会社に対する不安が軽減されたことと、仕事を選ぶ軸として「仕事内容（やりがい）」に重きを置く人が増えたことの、2つの要因が合わさったためと言えそうです。

また3位以降を見てみると、前回に引き続き3位の「給与に不満がある」は、回答割合に減少が見られました。これは、リーマン・ショックやタイの洪水などの影響による業績悪化でカットされていたボーナスや給料が、元に戻り始めたことが背景にあるようです。また、4位の「残業が多い／休日が少ない」は、前回の6位より順位を上げています。この要因として、景気や需要が回復しはじめた一方、リーマン・ショックでリストラの実施や採用活動を手控えていた企業で人手不足となり、既存社員の残業が増えていることが考えられます。

転職理由の経年変化（半期ごと）

転職理由の経年変化（半期ごと）

順位	転職理由
11位	会社の評価方法に不満がある
12位	雇用形態を変えたい
13位	昇進が望めない
14位	土日祝祭日に休みたい
15位	不規則な勤務が不満
16位	ワンマン経営が不満
17位	転勤したくない
18位	家庭環境の変化によるため
19位	顧客のためになる仕事がしたい
20位	尊敬できる社員がいない

順位	転職理由
21位	人間関係が上手くいかない
22位	女性が働きにくい環境である
23位	風通しが悪い
24位	裁量権のある仕事に就きたい
25位	ルーチンワークでつまらない
26位	人と接する仕事がしたい
27位	怪我や病気
28位	マネジメントスキルを身につけたい
29位	ノルマが厳しい
30位	肉体的につらい

順位	転職理由
31位	企業がコンプライアンス違反をしている
32位	社員を育てる環境がない
33位	和気あいあいとした会社で働きたい
34位	離職率が高い
35位	個人の成果を評価してほしい
36位	勤務スタイル（派遣常駐型）が不満
37位	チームで仕事がしたい
38位	年功序列なのが不満
39位	マネジメントに携わりたい
40位	成果主義の企業で働きたい

ほかにやりたい仕事がある	未経験からチャレンジできる求人特集	給与に不満がある	年収600万円以上の求人特集
会社の将来性が不安	2年連続成長中の企業特集	残業が多い	残業20時間未満の求人特集
幅広い経験・知識を積みたい	研修制度充実の企業特集	休日が少ない	週休2日制＋年間休日120日以上の企業特集
専門知識・技術力を習得したい	資格取得支援制度のある企業特集	U・Iターンしたい	U・Iターン歓迎の企業特集