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「一緒に働きたい」と思われるための3カ条

転職活動では、「一緒に働きたい」と思われることが成功への第一歩。
ここではビジネスの最前線で活躍し、社内外の仲間や顧客など、多方面から「一緒に働きたい」と思われている人の仕事術を紹介します。単なるマニュアルやノウハウではありません。どの場面で、どう活かすかはあなた次第。

【今回の提唱者】日本通訳サービス 関谷 英里子(代表)

せきや・えりこ。伊藤忠商事株式会社、日本ロレアル株式会社にて、海外ブランドとの事業提携、商品企画開発、広告・プロモーション開発などを担当。現場で英語、日本語でのディスカッション、ネゴシエーション、プレゼンテーションの第一線を経験。その後独立。現在は「日本通訳サービス」代表。アメリカ元副大統領アル・ゴア、ダライ・ラマ14世など、一流講演者の通訳を行う。2011年4月よりNHKラジオ『入門ビジネス英語』講師。『カリスマ同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『えいごのつぼ』(中経出版)など著書多数。

関谷氏が語る「3カ条」
1 Managerになる2 How muchを意識する3 Humorを取り入れる

1 Managerになる

本来、「manager(マネージャー)」とは「物事を何とかして解決、達成できる人」なんです。

「manage(マネージ)」とは、日本語でもすっかり定着した「management(マネジメント)」の動詞です。ビジネスシーンにおいて、「経営する」あるいは「管理する」という意味あいで使っている人が多いと思います。日本では、取締役など経営管理をする何か特別な人たちがやることに見えますよね。でも、実は「manage」という単語には、もっと広範囲に「がんばってやる」「何とかやり遂げる」という意味があります。よく外資系企業の会議に同時通訳者として参加すると、「Can you manage this?」という言葉が出てきます。これは「どうにかして、これをやり遂げて」という意味です。「自分なりの工夫を加えて達成して」というニュアンスが含まれます。だから、「We managed to complete this task.(タスクを何とかうまくやり遂げました)」と自信を持って言える人は信頼され、重宝されます。本来、「manager(マネージャー)」とは「物事を何とかして解決、達成できる人」がなるものなんですね。

転職活動に置き換えて考えてみても、「manager」はどの会社でも必要とされます。どんな仕事においても、困難な壁や障害にぶつかりますからね。そのとき、達成するために最大限、自分で考えて工夫できる「manager」がいたら心強いですよね。面接官にとっても、「manage」した実績がある人であれば、入社後に活躍するイメージが湧いて「一緒に働きたい」と思うのではないでしょうか。

2 How muchを意識する

通訳する人と同じ目線で話すため、どれだけ本番前の準備をしているかが大切。

通訳の仕事って、実はほとんどが"準備の時間"に費やされます。講演会の通訳であれば、事前にスピーチする内容が書いてある原稿をいただきます。その上で、講演者が書いた本や関連する業界の本を読む。また、インターネットで可能な限り周辺情報を調べます。YouTubeやCDがある場合は、その人が話している声を聞きながら、模擬同時通訳をすることもありますね。会議やミーティングに参加して通訳する場合であれば、「これまでの経緯」「話し合う議題」「当日の目的」なども事前に聞きます。同時通訳者さえいれば、突然魔法のように、異なる言語を話す人たちが円滑にコミュニケーションできるわけではありません。通訳する人と同じ目線で話すため、どれだけ本番前の準備をしているかが大切。講演会を聞いていた人が、「講演者が日本語を話しているみたいでした」と言ってくれることが最高の褒め言葉です。通訳は、「これさえ言えばうまくいく」なんてマニュアルはありません。「how to:どうやって通訳するか」ではなく、「how much:どれだけたくさん準備するか」が求められる仕事です。

面接でも入念な準備は大事だと思います。社長のスタンスや企業理念、商品やサービスの特徴。その会社は業界内でどういう位置づけで、何を目指しているのかなど、情報収集を徹底的にすることで企業と目線が合い、転職者に何を求めているかが分かりますよね。そこまで企業を理解していれば「一緒に働きたい」と思われるはずです。

3 Humorを取り入れる

自分が一番伝えたいことを伝えるツールとして「Humor(ユーモア)」は有効。

講演会で海外の著名な方のスピーチを通訳していて、感じることがあります。それは、「Humor(ユーモア)」を意図的に取り入れているなということ。例えば、アメリカ合衆国出身の冒険投資家であるジム・ロジャーズさんは、「私が大好きな日本という国には大きな問題がある。出生率の低下だ。このままでは、国全体の成長率が鈍化して財政赤字が増加するだろう」というテーマで話していました。そして、講演の最後に「じゃあみなさん、この講演が終わったら周りの人と飲みにいったりする予定があるかもしれないけど、今日はそんなことじゃなくて、真っ先に家に帰ってやることをやりましょう!」と言ったんですね。ちょっと下ネタになっていましたけど(笑)。そんなこと、本当は言わなくてもいいんですけど、言うと印象に残りますよね。実際、「ジム・ロジャーズさんは日本の出生率について話していたな」と思い出せます。自分が一番伝えたいことを、相手に伝えるツールとして「Humor」を取り入れているんですね。

転職活動でも、面接官に印象を残すために「Humor」を使うのは有効だと思います。真面目に伝えるべきことをしっかりと話した上で、自分が一番印象に残したい部分で「Humor」を使う。多くの人の中から選ばれるためには、どこかで相手の印象に残ることが重要。「一緒に働きたい」と思われるためのポイントだと思います。

取材を終えて

「私、発見があるから辞書をひくのがすごい好きなんです(笑)。例えば、『achieve(成し遂げる)』の反対語は『give up(あきらめる)』なんですよ。『give up』しない限り、道はある。勉強になりますよね」と関谷氏。「若いうちはどんどん挑戦して、失敗すればいいと思います」という言葉から元気をもらった。

Information
『えいごのつぼ』関谷 英里子著(中経出版)

『えいごのつぼ』
関谷 英里子著(中経出版)

英語を学ぶすべての人が、まずおさえるべき「つぼ」を網羅した、英語の本質について書いた本。英語について書いてありながらも英語がほとんど出てこない。「仕事で英語が必要なのに『まずは日常会話から』をやめよう」「アーハの達人になろう」「仕事でのメールは3つの『ない』に気をつけよう」など、カリスマ同時通訳者である著者が、2万時間以上勉強して導き出したエッセンスが凝縮されている。

一緒に働きたいと思われるための3カ条
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