平均年収ランキング（業種別の平均年収／生涯賃金）【最新版】 年収の高い業種（業界）は？

「金融」の平均年収は500万円で、前年の491万円から9万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

金融の1位は、「投信／投資顧問」（814万円）でした。2位は有望企業・未公開株式への投資を行う「ベンチャーキャピタル／プライベートエクイティ」（724万円）、3位は「証券会社」（609万円）となりました。

金融の14業種のうち11業種が前年から平均年収がアップしました。最も上昇幅が大きいのは「住宅ローン」（503万円）で49万円アップ、次いで「消費者金融」（504万円）が22万円アップ、「クレジット／信販」（506万円）が20万円アップとなりました。

年収分布を見ると、最も割合の高い年収帯は「300万～400万円未満」で、26.6％を占めています。また、「1,000万円以上」が6.2％を占めており、これは10の業種分類の中で最も高い割合となっています。

「メーカー」の平均年収は492万円で、前年の481万円から11万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

また、メーカーは前年から11万円アップし10業種の中で最も金額がアップした業種でした。

メーカーの1位は「たばこ」（759万円）、2位は「トイレタリー」（608万円）、3位は「総合電機メーカー」（593万円）でした。

メーカーの21業種のうち、前年よりも平均年収が上がったのは15業種です。中でも上昇幅が大きかったのは「総合電機メーカー」（34万円アップ）でした。一方、減少幅が大きかったのはメーカー全体で1位の「たばこ」で31万円のダウンとなりました。

「総合商社」の平均年収は479万円で、前年の472万円から7万円アップしました。

男女別の平均年収では、男性が555万円で前年から18万円アップ、女性が388万円で前年と変わりませんでした。年代別に見ると、20代（385万円）は13万円アップ、30代（496万円）は2万円アップ、40代（566万円）は9万円ダウンし、50代以上（885万円）は14万円アップしました。

「IT／通信」の平均年収は466万円で、前年の460万円から6万円アップしました。

IT／通信の4職種では、平均年収が多い順に「ITコンサルティング」（505万円）、「ハードウェア／ソフトウェア／パッケージベンダ」（493万円）、「システムインテグレータ」（481万円）、「通信／ISP／データセンター」（434万円）となりました。

4業種とも平均年収が前年よりも上がっており、中でも上昇幅が大きかったのは「ITコンサルティング」で11万円アップ、次いで「ハードウェア／ソフトウェア／パッケージベンダ」が7万円アップとなりました。

「建設／プラント／不動産」の平均年収は447万円で、前年の441万円から6万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

建設／プラント／不動産の1位は「ディベロッパー」（520万円）、2位は「不動産金融」（516万円）、3位は「ゼネコン／サブコン」（475万円）でした。

建設／プラント／不動産の12業種のうち前年よりも平均年収が上がったのは9業種です。中でも上昇幅が大きかったのが「設備管理／メンテナンス」（420万円）の17万円アップで、次いで「不動産金融」が16万円アップで続きました。

「専門商社」の平均年収は444万円で、前年の439万円から5万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。男女別では、男性が493万円で前年の487万円から6万円アップ、女性が382万円で前年の374万円から8万円アップしています。

年代別に見ると20代（381万円）が5万円アップ、30代（466万円）と40代（545万円）がそれぞれ9万円ずつアップ、50代以上（634万円）が10万円ダウンでした。

「インターネット／広告／メディア」の平均年収は440万円で、前年の436万円から4万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

インターネット／広告／メディアの1位は「ネット広告／Webマーケティング」（454万円）、2位は「代理店（広告／SP／PR）」（453万円）、3位は「放送／新聞／出版」（431万円）でした。

インターネット／広告／メディアでは4つの業種が前年よりも平均年収がアップしました。最も上昇幅が大きいのは8万円アップした「ネット広告／Webマーケティング」でした。

「メディカル」の平均年収は416万円で、前年の417万円から1万円ダウンしました。

メディカルの1位は「医薬品メーカー」（684万円）、2位は「診断薬／臨床検査機器／臨床検査試薬メーカー」（586万円）、3位は「医療機器メーカー」（584万円）となりました。

メディカルの13業種のうち、前年よりも平均年収がアップしたのは10業種で、中でも金額の上昇幅が大きいのは23万円アップした「診断薬／臨床検査機器／臨床検査試薬メーカー」で、「バイオ関連」（567万円）が22万円アップで続きました。

「サービス」の平均年収は390万円で、前年の388万円から2万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

サービスの1位は「財務／会計アドバイザリー（FAS）」（595万円）、2位は「コンサルティングファーム／シンクタンク」（546万円）、3位は「マーケティング／リサーチ」（507万円）で前年と同じ並びです。

サービスは8業種が前年よりも平均年収が増えており、中でも上昇幅が大きかったのは「マーケティング／リサーチ」が21万円アップ、そして「コンサルティングファーム／シンクタンク」と「士業関連」（432万円）がそれぞれ12万円ずつアップで続きました。

「小売／外食」の平均年収は368万円で、前年の366万円から2万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

小売／外食の1位は「自動車ディーラー」（437万円）、2位は「通信販売」（410万円）、3位は「コンビニエンスストア」（381万円）で前年と同じ並びです。

小売／外食の10業種のうち5業種で平均年収が前年よりも上がっています。中でも上昇幅が大きかったのは、「通信販売」で11万円アップ、そして「自動車ディーラー」が8万円アップで続きました。