転職理由ランキング2014年上期 総合

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景気動向や社会情勢によって、転職理由はどのように変化するのでしょうか？
2014年上期（2013年10月～2014年3月）に、転職活動を行った約35,000人のデータを元に転職理由を解析します。

【データ出典】本コンテンツのデータはdodaサービスにご登録いただいている方のデータから抽出しています。
【データ抽出期間】2013年10月～2014年3月
【有効回答数】約35,000件
掲載日：2014.4.21

順位	転職理由	割合	前回
順位	転職理由	割合	順位	割合
1位	ほかにやりたい仕事がある	13.5%	1位	12.9%
2位	会社の将来性が不安	11.2%	2位	12.1%
3位	給与に不満がある	7.6%	3位	7.6%
4位	残業が多い／休日が少ない	6.3%	4位	6.0%
5位	専門知識･技術を習得したい	5.4%	5位	5.3%
6位	幅広い経験／知識を積みたい	4.3%	6位	3.8%
7位	U・Ｉターンしたい	3.0%	7位	3.2%
8位	市場価値を上げたい	2.9%	8位	2.9%
9位	業界の先行きが不安	2.6%	9位	2.7%
10位	倒産／リストラ／契約期間満了	2.6%	11位	2.6%

「ポジティブ転職」の傾向がより明確になり、
「良いところがあれば転職も」と動き出す層も

転職活動をしている人の転職理由のトップ3は、1位「ほかにやりたい仕事がある」、2位「会社の将来性が不安」、3位「給与に不満がある」であることが分かりました。また、1位から9位までの理由と順位は前回調査（「転職理由ランキング2013下期」　2013年4月～2013年9月にdodaエージェントサービスに登録したデータ／以下、「前回」）と同じ結果となりました。

1位「ほかにやりたい仕事がある」と2位「会社の将来性が不安」の回答割合の推移を見たのが下のグラフです。「ほかにやりたい仕事がある」が上昇を続けており、2位「会社の将来性が不安」が下降傾向で、今回はその差が最も大きくなりました。4位「残業が多い／休日が少ない」も前回と同じ順位ながら回答割合がポイントアップしています。

不満や不安よりも「やりたい仕事」を求めて転職する「ポジティブ転職」が増加している背景は、企業の業績改善によって人材採用が再開・強化され、求人ニーズが堅調なことです。転職希望者にとって売り手市場ですので、多くの求人の中からより希望に近い仕事を選びたいという期待の表れと言えます。また、転職理由がポジティブ化していることから、「転職することを決めて具体的に活動している」という人だけでなく、「良い求人があれば（転職を）考えてもよい」というスタンスの人も転職活動に動き始めていることが見て取れます。

（doda編集長　木下学）

転職理由の経年変化（半期ごと）

順位	転職理由
11位	雇用形態を変えたい
12位	会社の評価方法に不満がある
13位	土日祝祭日に休みたい
14位	不規則な勤務が不満
15位	昇進が望めない
16位	転勤したくない
17位	家庭環境の変化によるため
18位	ワンマン経営が不満
19位	顧客のためになる仕事がしたい
20位	人間関係が上手くいかない

順位	転職理由
21位	尊敬できる社員がいない
22位	女性が働きにくい環境である
23位	ルーチンワークでつまらない
24位	風通しが悪い
25位	怪我や病気
26位	肉体的につらい
27位	裁量権のある仕事に就きたい
28位	人と接する仕事がしたい
29位	ノルマが厳しい
30位	社員を育てる環境がない

順位	転職理由
31位	企業がコンプライアンス違反をしている
32位	離職率が高い
33位	個人の成果を評価してほしい
34位	和気あいあいとした会社で働きたい
35位	年功序列なのが不満
36位	マネジメントスキルを身につけたい
37位	チームで仕事がしたい
38位	勤務スタイル（派遣常駐型）が不満
39位	成果主義の企業で働きたい
40位	マネジメントに携わりたい

ほかにやりたい仕事がある	未経験からチャレンジできる求人特集	給与に不満がある	年収600万円以上の求人特集
会社の将来性が不安	2年連続成長中の企業特集	残業が多い	残業20時間未満の求人特集
幅広い経験・知識を積みたい	研修制度充実の企業特集	休日が少ない	週休2日制＋年間休日120日以上の企業特集
専門知識･技術力を習得したい	資格取得支援制度のある企業特集	U・Iターンしたい	U・Iターン歓迎の企業特集