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自己PRでリーダーシップをアピールできる例文6選伝えるコツや注意点も解説

「自己PRでリーダーシップをアピールしたいけど、効果的に伝える方法が分からない」転職活動中の方はこのような悩みをお持ちではないでしょうか?

リーダーシップは目標達成に向けてチームを統率できる能力で、プロジェクトリーダーや管理職のような役職の人に限ったアピールではありません。しかし、役職を持っていないと伝え方によっては主観的な内容になり、マイナスな印象を与えてしまうかもしれません。

本記事では、リーダーシップをアピールする際のコツや注意点、職種別の「例文をご紹介します。

最後まで読んでいただければ、リーダーシップをうまくアピールできる自己PR文が作れるようになるでしょう。

職種別の自己PR例文・書き方はこちら

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自己PRにおいて企業が求めるリーダーシップとは?

自己PRにおいて企業が求める「リーダーシップ」には以下の3つがあります。

企業が求める人物像を知っておくことで、自分が持っている能力を効果的にアピールできます。以下で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

チームをまとめて目標達成に導ける能力

企業で求められるリーダーシップとして、チームをまとめて目標達成に導ける能力があります。

多くの企業ではプロジェクトやチームごとに業務が割り振られるので、メンバーを統率して目標達成に導ける人材が必要です。リーダーシップがあれば、目標を設定してチームに共有したり、メンバーの能力にあわせて仕事を割り振ったりして、達成するために行動できます。

チームの統率を図って目標を達成するために、企業はリーダーシップのある人材を求めています。

メンバーをサポートする能力

目標達成にはメンバーのモチベーション維持が不可欠なため、企業はサポート能力のある人材を必要としています。

リーダーシップがある人は、視野が広く高い視座で物事を見て判断できるので、メンバーの現在地を俯瞰してモチベーション維持に取り組めます。

モチベーションが低いメンバーがいるとチームの士気も下がるので、目標達成から離れてしまうでしょう。メンバーが抱えている不安や疑問を知って、適切なサポートができるとモチベーションは改善し、業務が円滑に進みやすくなります。

自ら考えて行動できる能力

自ら考えて行動し、チームを引っ張っていくリーダーシップも企業は重宝しています。上司に指示されてから行動するだけでは主体性に欠けてしまい、チームで協力して仕事を成し遂げるのは困難です。

リーダーシップのある人は積極的に行動するので、周りのメンバーにもよい影響を与えます。結果、チームの結束力が高まり、目標達成に向けて協力しながら業務を遂行しやすくなります。

自己PRでリーダーシップを効果的にアピールするコツ

自己PRで「リーダーシップ」を効果的にアピールするコツは以下の3つです。

アピールする際のコツを知っておくことで、持っている能力を最大限に活かせる自己PRが作れるでしょう。それぞれ詳しく解説します。

リーダーシップには種類があることを理解して伝える

リーダーシップを伝えられる具体的なエピソードを活用しましょう。リーダーシップをアピールする転職希望者は多いので、エピソード内容によって周りと差別化した自己PRにすることが大切です。

リーダーシップといっても、いくつか種類があります。例えば、アメリカの心理学者「クルト・レヴィン」が提唱したリーダーシップには以下の3種類があります。

  • 専制型リーダーシップ
  • 民主型リーダーシップ
  • 放任型リーダーシップ

各リーダーシップの特徴を解説します。

専制型リーダーシップ

専制型リーダーシップは、意思決定や指示をすべてリーダーが行うスタイルです。短期的なプロジェクトや意思決定に時間をかけられない場面で効果的です。

しかし、部下やメンバーはリーダーの指示を待つようになるので、長期目線で見ると成長しにくい組織になってしまいます。一方的なやり方に不満が出るケースもあります。

民主型リーダーシップ

民主型リーダーシップは、部下やメンバーの意見を聞いた上で相談しながら意思決定や指示をするスタイルです。短期目線では専制型リーダーシップよりも生産性が劣りますが、通常の業務において効果を発揮できます。

長期目線で見ると、部下やメンバーが自ら考えて行動できるようになるので、モチベーションや生産性の向上にもつながります。

「民主型リーダーシップ」があると感じるのであれば、「メンバーの意見をまとめてお互いが納得できる決着点を見つけられる」ことをあわせて伝えられるとよいでしょう。

放任型リーダーシップ

放任型リーダーシップは、すべての意思決定や判断を部下が行うスタイルです。部下やメンバーが裁量権を持つので高いレベルで仕事ができます。生産性は個々のレベルやスキルに依存するので、技術スキルの高い専門家集団にとっては効果的です。

リーダーシップには、本記事で紹介したもの以外にもさまざまな種類があります。

型を参考にしてどのようなリーダーシップを発揮してきたのか意識しながら、エピソードを選ぶとよいでしょう。

リーダーシップに関するエピソードは課題・目標や起こした行動、得られた結果を具体的に紹介しましょう。

仕事でどのように活かせるのかを伝える

リーダーシップをどのように仕事に活かせるのか具体的に伝えることで、企業側が採用後の姿をイメージしやすくなります。仕事への再現性を伝えるには、企業を研究して業務内容を理解することが重要です。

応募する企業の業務内容や企業理念などを理解し、求めている人物像を明確にしてから自己PRを作成しましょう。

リーダーシップの意味を深掘りして伝える

「リーダーシップ」にはいくつかの種類があり、人によって捉え方も異なります。自分の強みを具体的に伝えるためにも、ほかの言葉とあわせてアピールしましょう。

リーダーシップをより具体的に伝えられる表現として、以下のようなものがあります。

  • 重要な意思決定ができる
  • 俯瞰的な視点で物事を捉えられる
  • チームやプロジェクトを統率できる

例えば、メンバーをまとめる能力をアピールしたい場合は「俯瞰的な視点で物事を捉えて、個々の能力や価値観にあった目標設定ができる」ことを伝えると効果的です。

自己PRでリーダーシップをアピールする際の注意点

自己PRでリーダーシップをアピールする際の注意点は以下の3つです。

伝え方を間違えるとマイナスな印象を与えたり、内容が薄い自己PRになったりします。注意点を理解し、自分の強みをより魅力的に伝えましょう。

協調性があることも一緒に伝えるようにする

企業が求める「リーダーシップ」は、自らの意思や考えだけをもとに行動する能力ではありません。ほかのメンバーと一緒に働く以上は、相手の意見を聞き協力しながら業務を進める必要があります。

「自分の意見には必ず従うべきだ」といった高圧的なイメージが伝わると、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

リーダーシップをアピールする際には、チームで協力しながらメンバーの能力にあわせて臨機応変な対応ができることを伝えられるとよいでしょう。

行動が伴ったエピソードを紹介する

リーダーシップは役職があったことをアピールするのではなく、行動したことを伝えましょう。「リーダーシップがある=役職や肩書を持っている」ことではありません。企業が求めているのは自ら率先し目標達成に向けてチームを引っ張っていける人材です。
管理職やプロジェクトマネジャーではなくても、リーダーシップをアピールできます。

自ら考えて行動できることをアピールした上で、客観的な成果や評価も一緒に伝えましょう。

エピソードは厳選して伝える

自己PRでは具体的に行動したことが分かるエピソードを1つに厳選して伝えたほうが効果的です。1つのエピソードについて具体的に伝えることで、自身の強みやスキルを明確に伝えられるようになります。

例えば、以下のような例文は強みが伝わりにくくなっています。

従業員が働きやすい環境づくりをしました。また、売上向上の施策にも力を入れました。スタッフの教育にも取り組んでいます。

以上の例文は実施したことの概要を羅列しているだけで、具体的にどのようなことをしたかが伝わりません。

そのため、以下のようにエピソードを1つに絞って書きましょう。

スタッフの退職率が20%と高かったため働きやすい環境づくりに注力しました。月1回スタッフとの面談の場を設け、労働環境に問題がないかをヒアリングし、問題があればすぐに解決するようにしました。スタッフの意見を取り入れ、月に1回は2日連続の休日を取れる制度の設立や、マクロを用いた売上管理シート作成による残業時間削減などを実施しています。労働環境の改善を自ら先導的に実施した結果、退職率を10%に抑えられました。

以上のように1つのエピソードに絞って深掘りした内容にすることで、どのようにリーダーシップを発揮できたかをイメージできるようになります。

【職種別】転職の自己PRで「リーダーシップ」を伝える例文6選

リーダーシップを伝えるための自己PRの例文を、職種別に紹介します。

希望する職種がある場合は、ぜひ参考にしてみてください。

例文1:営業職

営業職に転職する際にリーダーシップをアピールする場合は、以下のような自己PRがあります。

私の強みはリーダーシップを発揮して業務に取り組める点です。現職では5年間、保険営業に携わっており、チームの目標達成意欲を上げることに注力しています。チームリーダーを任された際はメンバーのモチベーションが低く、1つの目標に対して協力して取り組むことが難しい状態でした。個々の状態を把握するのが先決だと考えて、メンバー全員と個別面談を行いそれぞれの課題と優れている点を洗い出しました。その上で各メンバーの特性にあった業務の割り振りや仕事量の調整を行ったことで、メンバーのモチベーションが上がり、改善提案や情報共有が活発になりました。その結果、3年連続で売上前年比120%を達成できました。貴社でもリーダーシップを活かしてチームの結束力を高めながら売上アップに貢献したいと考えています。

営業職は具体的な数字を示しやすい職種です。リーダーシップを発揮したことで得られた成果を具体的な数字で記載できるとよいでしょう。

営業職の自己PR例文はこちら

例文2:事務・アシスタント職

事務・アシスタント職でリーダーシップをアピールする際の自己PR文は、以下のとおりです。

私の長所はリーダーシップがあるところです。現職では医療事務として勤務していますが、日々の業務量が多くスタッフの残業時間が大幅に増えました。そこで課題を解決するために、一緒に働く事務スタッフの得意な業務を把握し、患者対応・カルテ作成・会計処理などにメインの担当業務を分けて、各スタッフの能力を発揮できるような体制を整備しました。その結果、各スタッフが得意分野の業務を行うので作業効率がアップし、一人あたり平均2時間だった残業時間を30分程度まで減らせました。貴社でも持ち前のリーダーシップを活かして、課題を解決しながら業務の効率アップに貢献したいと考えています。

事務・アシスタント職は、サポート側のイメージが強いですが業務を効率よく遂行していくにはリーダーシップが必要です。俯瞰的な立場で課題を把握し、改善に取り組んだエピソードが伝えられるとよいでしょう。

事務・アシスタント職の自己PR例文はこちら

例文3:販売・サービス職

販売・サービス職におけるリーダーシップの自己PR例を紹介します。

私の強みはリーダーシップがあるところです。現職ではアパレル店の従業員として勤務していますが、売上目標を達成できない月が続いていたことがありました。そこで、毎朝チームで30分のミーティングを行うことを店長に提案し、今日の目標・今月の目標を共有して現在の達成率を確認し合う環境をつくりました。また前日の接客対応やキャンペーン施策などについて反省点や課題も共有し、全員で改善策を考える機会をつくることで、チームメンバー全員が主体性を持って取り組むようになりました。その結果、2年連続で目標の120%以上の売上を達成できました。貴社でもチームの結束を図り、売上目標の達成に向けて取り組みたいと考えています。

販売・サービス職は、営業職と同様に具体的な数字が示しやすい職種です。売上目標が設定されることも多いので、チームを統率し目標達成に取り組んだエピソードが伝えられると効果的です。

販売・サービス職の自己PR例文はこちら

例文4:ITエンジニア

ITエンジニアに転職する際にリーダーシップをアピールする場合は、以下のような自己PRがあります。

私のエンジニアとしての強みはリーダーシップで、常にチーム内で起こり得るトラブルを予測して業務に取り組んでいます。以前携わったプロジェクトではリーダーだけが進捗を把握しており、ほかのメンバーは進捗を確認できないという問題がありました。このままではシステムの全容が見えないまま個々が作業することになり、トラブルが発生した際にリーダーに負担が集中してしまうと思ったため、声をかけて解決を試みました。一人ひとりの作業内容と進捗が共有できる管理表を作成し、週1回の会議で状況を把握できるようにしました。その結果チームで取り組む意識が高まって、トラブルが起きた際は全員で原因を考えて早急に解決できるようになり、5日前倒しで納品できるようになりました。貴社でもリーダーシップを活かして、将来的にはプロジェクトリーダーを任される人材になりたいと考えています。

プロジェクトとしてチームで業務に取り組むことが多いITエンジニアは、メンバーをまとめるリーダーシップが重宝されます。プロジェクトを円滑に進めるために、どのようにメンバーの統率を図ったのかを具体的に伝えましょう。

ITエンジニアの自己PR例文はこちら

例文5:企画職・管理部門

企画職・管理部門でリーダーシップをアピールする際の自己PR文は、以下のとおりです。

現職の食品メーカーでは、海外事業の拡大に向けた企画立案に携わっています。プロジェクトが始まった当初は部署間での連携がとれず、会議で重要事項を決めるのに時間がかかっていました。そこで私は各部署の担当者からスケジュールや課題に感じていることなどを集約し、会議前にプロジェクトのチャット上など全員が見られる場で共有しておくことで、会議の場では本質的な議論や合意形成に注力できるようにしました。これにより、各部署の利害を越えて各担当者が納得できる企画を立案できるようになりました。貴社でもリーダーシップを発揮し、部門内外でコミュニケーションをとりながらスムーズに業務を進めたいと思います。

他部署との調整も行う企画・管理部門では、自ら行動できるリーダーシップが求められます。部門間で異なる意見をどのようにまとめたのか紹介できるエピソードがあれば説得力を高められるでしょう。

企画・管理部門の自己PR例文はこちら

例文6:技術職

技術職におけるリーダーシップの自己PR例を紹介します。

私の長所はリーダーシップを持っているところです。現職では自動車の整備士として5年間勤務しており、新人スタッフの育成をしていますが、自分が育成を担当するまでは「背中を見て学ぶ」という慣例が強い問題がありました。その背景からスタッフによって技術にムラがあり、能力にも大きな差が出ていました。技術にムラがあるとサービスの品質にも差が出るので、信用の低下につながるかもしれません。そこで解決策として育成マニュアルを作成して問題意識の共有を行い、勉強会でスキルアップの意識醸成を促すことを提案して、誰が指導しても高いレベルの技術を取得できる体制を整えました。その結果、メンバーによる大きなスキルの差が少なくなり、品質の改善につながって多くのお客様から喜ばれています。貴社でもリーダーシップを活かして、組織力の向上に貢献できればと考えています。

技術職では、品質の高い製品を製造するために、レベルの高い技術が必要です。メンバーや部下の技術力アップを図ったエピソードが伝えられるとよいでしょう。

技術職(電気・機械)の自己PR例文はこちら
技術職(化学・素材)の自己PR例文はこちら
技術職(建築・土木・不動産)の自己PR例文はこちら

まとめ:業務で発揮したリーダーシップを自己PRでアピールしよう

自己PRでリーダーシップを長所としてアピールする際のコツは以下のとおりです。

  • リーダーシップには種類があることを理解して伝える
  • リーダーシップの意味を深掘りして伝える

リーダーシップがある人は、自ら考えて行動することでチームをまとめて、目標達成に向かって取り組めます。しかし、伝え方によっては「周りの意見を聞けない」「柔軟性に欠ける」といったマイナスイメージを与えてしまう可能性があります。

リーダーシップをアピールする際には、協調性や調整力があることもあわせて伝えましょう。

なお、自分の強みが分からない方は「自己PR発掘診断」を受けてみてください。合計16個の質問に答えるだけで、自分のアピールポイントを見つけられる可能性があります。

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