年収の高い職業は？ 平均年収ランキング（職種・職業別の平均年収／生涯賃金）【最新版】

「専門職（コンサルティングファーム／専門事務所／監査法人）」の平均年収は598万円で、前回の585万円から13万円アップしました。

専門職（コンサルティングファーム／専門事務所／監査法人）の年収ランキング1位の職種は「弁護士」（825万円）、2位は「戦略／経営コンサルタント」（717万円）、3位は「業務改革コンサルタント（BPR）」（696万円）です。前回の1位は今回3位の「業務改革コンサルタント（BPR）」でした。

専門職（コンサルティングファーム／専門事務所／監査法人）の9職種のうち、5職種で平均年収がアップし、3職種でダウンという結果でした。中でも平均年収の上昇幅が大きかったのは2位「戦略／経営コンサルタント」で42万円アップ、それに6位「会計コンサルタント／財務アドバイザリー」（607万円）の34万円アップが続きます。

「企画／管理系」の平均年収は543万円で、前回の527万円から16万円アップしました。

企画／管理系の年収ランキング1位の職種は「内部監査」（715万円）、2位は「知的財産／特許」（660万円）、3位は「経営企画／事業企画」（648万円）です。1位、2位は前回と変わらず、前回3位の「法務」（640万円）と前回4位の「経営企画／事業企画」の順位が入れ替わる結果となりました。

企画／管理系の職種は、22職種のうち21職種で平均年収アップを果たしました。中でも最も上昇幅が大きかったのは8位「データアナリスト／データサイエンティスト」（576万円）で、46万円アップしています。唯一平均年収が下がったのは、15位「マーチャンダイザー（514万円）」で7万円ダウンでした。

「営業系」の平均年収は456万円で、前回の439万円から17万円アップしました。

営業系の年収ランキング1位の職種は「MR」（732万円）、2位は「営業‐医薬品メーカー」（583万円）、3位は「営業‐機械／電機メーカー」（493万円）です。1位は前回と変わらず、前回の3位が2位、4位が3位へと順位を繰り上げました。4位は前回5位の「営業‐銀行」（485万円）です。

営業系の19職種のうち、18職種の平均年収が前回からアップしています。中でも上昇幅が大きかったのは5位「営業‐クレジット／信販（482万円）」で54万円アップしています。それに続くのは2位「営業‐医薬品メーカー」で、39万円アップでした。

「技術系（電気／電子／機械）」の平均年収は455万円で、前回の442万円から13万円アップしました。

技術系（電気／電子／機械）の年収ランキング1位の職種は「プロジェクトマネジメント」（582万円）、2位は「先行開発／製品企画」（580万円）、3位は「デバイス開発」（559万円）です。4位は「回路／システム設計」（529万円）で、ここまでの並びは前回と変わりません。

技術系（電気／電子／機械）では18職種のうち16職種の平均年収が前回からアップしました。中でも上昇幅が大きかったのは3位の「デバイス開発」で36万円アップ、それに6位の「セールスエンジニア／FAE」（508万円）が30万円アップで続きます。

「技術系（IT／通信）」の平均年収は452万円で、前回の442万円から10万円アップしました。

技術系（IT／通信）の年収ランキング1位の職種は「プロジェクトマネジャー」（691万円）、2位は「プリセールス」（609万円）、3位は「ITコンサルタント」（602万円）です。4位も「IT戦略／システム企画」（600万円）でこの並びは2020年から変わりませんが、5位には「セキュリティコンサルタント／アナリスト」（597万円）が新たに加わりました。

技術系（IT／通信）は21職種のうち19職種で平均年収がアップしており、最も上昇幅が大きかったのは11位「スマホアプリ／ネイティブアプリ系エンジニア」（461万円）で35万円アップでした。唯一平均年収が減少したのは20位の「デバッグ／テスター」（372万円）で4万円のダウンでした。

「金融系専門職」の平均年収は452万円で、前回の434万円から18万円アップしました。

金融系専門職の年収ランキング1位の職種は「投資銀行業務」（947万円）、2位は「運用（ファンドマネジャー／ディーラー）」（810万円）です。この並びは前回と同じですが、3位は「アナリスト」（795万円）、4位は「金融商品開発」（719万円）と今回のランキング上位には新たな顔ぶれが並びます。

金融系専門職では8職種のうち4職種の平均年収がアップしており、最も上昇幅が大きかったのは1位「投資銀行業務」で97万円アップでした。それに5位「債権回収」（523万円）が37万円のアップで続きます。反対に最も減少幅が大きかったのは、2位「運用（ファンドマネジャー／ディーラー）」で35万円ダウンでした。

「技術系（建築／土木）」の平均年収は432万円で、前回の422万円から10万円アップしました。

技術系（建築／土木）の年収ランキング1位の職種は「設計（プラント）」（541万円）、2位は「技術開発／工法開発（建築／土木）」（523万円）、3位は「不動産企画／プロパティマネジメント」と「部材開発／建材開発（建築／土木）」でともに502万円です。前回の1位と2位の順位が入れ替わり、3位に「部材開発／建材開発（建築／土木）」が新たに加わりました。

技術系（建築／土木）の13職種のうち、前回より平均年収が下がった職種はありませんでした。9職種の平均年収がアップしており、2職種は横ばいという結果でした。特に上昇幅が大きかったのは1位の「設計（プラント）」で、25万円アップでした。

「技術系（メディカル／化学／食品）」の平均年収は395万円で、前回の386万円から9万円アップしました。

技術系（メディカル／化学／食品）の年収ランキング1位の職種は、全体でもトップの「医師」（1,028万円）です。2位は「製剤研究」（558万円）です。3位は「臨床開発／治験」（536万円）で前回と同様でした。

技術系（メディカル／化学／食品）の28職種のうち22職種の平均年収が前回よりアップしており、中でも57万円アップした4位「基礎／応用研究（522万円）」の上昇幅が最大です。3職種が横ばいで、前回より平均年収が減少したのは21位「臨床検査技師（390万円）」のみで1万円のダウンでした。

「クリエイティブ系」の平均年収は383万円で、前回の374万円から9万円アップしました。

クリエイティブ系の年収ランキング1位の職種は「クリエイティブディレクター／アートディレクター」（483万円）、2位は「プロダクトデザイナー（工業デザイナー）」（459万円）、3位は「編集／デスク」（454万円）です。4位「Webディレクター／Webプロデューサー／Webプランナー」（447万円）までの並びは前回とまったく同じですが、5位「Webサービスエンジニア」（424万円）は前回9位から大きく順位を上げました。

クリエイティブ系の12職種のうち9職種が前回よりも平均年収を上げており、最も上昇幅が大きかったのは5位「Webサービスエンジニア」で75万円アップでした。一方、最も減少幅が大きかったのは2位の「プロダクトデザイナー（工業デザイナー）」で5万円ダウンでした。

「事務／アシスタント系」の平均年収は343万円で、前回の336万円から7万円アップしました。

事務／アシスタント系の年収ランキング1位の職種は「貿易事務」（393万円）、2位は「翻訳／通訳」（369万円）、3位は「一般事務」と「営業事務」（345万円）です。3位がタイである点も含めて、事務／アシスタント系全6職種のランキングは前回とまったく変わりませんでした。

事務／アシスタント系は6職種すべてで前回よりも平均年収が上がっており、中でも最も上昇幅が大きかったのは2位「翻訳／通訳」で18万円アップでした。それに、「貿易事務」「一般事務」と「営業事務」の3職種がいずれも8万円アップで続きます。

「販売／サービス系」の平均年収は334万円で、前回の325万円から9万円アップしました。

販売／サービス系の年収ランキング1位の職種は「マーチャンダイザー」（514万円）、2位は「店舗開発／FC開発」（460万円）、3位は「スーパーバイザー／エリアマネジャー」（447万円）です。1位から6位まで順位に前回からの変動はありません。7位には前回8位の「鉄道／空港／船舶関連」（375万円）がランクインしました。

販売／サービス系の18職種のうち、前回よりも平均年収が上がったのは17職種でした。最も上昇幅が大きかったのは1位「マーチャンダイザー」で32万円アップしています。それに7位「鉄道／空港／船舶関連」が24万円アップで続きました。一方、唯一前回よりも平均年収が下がった職種は8位「葬祭ディレクター／プランナー（361万円）」で、13万円のダウンでした。