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履歴書に教員免許は書く?正式名称と正しい書き方を解説

教員免許を持っている人の中には、「一般的な民間企業を受けるのに教員免許について書いてもいいの?」「教員免許を履歴書に正しく書く方法が分からない」と悩んでしまう人もいるようです。このページでは、教員免許の履歴書への正しい記載方法から、転職時の選考への影響まで詳しく解説します。履歴書の書き方はこちら。

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教員免許の履歴書への正しい書き方と見本(サンプル)

▼教員免許の正しい記入例

ひとくちに教員免許といっても、「対応する学校の種類」「免許の種別」「教科」はさまざまです。履歴書の免許・資格欄に書く際は、それぞれがはっきりと分かるように正式名称で書く必要があります。正式名称での記載をしていないと、書類を正確に作成できない人、常識のない人とみなされてしまうリスクもあるので注意しましょう。

教員免許は「学校の種類+種別+(教科)」という形で構成するのが正しい書き方とされています。都道府県によって記載方法が違う可能性はありますが、教員免許状にはそれぞれが必ず明記されています。免許状そのものを確認しながら履歴書を書くといいでしょう。また、免許名の後ろに1文字分のスペースを空けて、「取得」と記載するのも忘れないでください。

なお、教員免許を更新制導入後の2009(平成21)年4月1日以降に取得した場合は10年間の有効期間が設けられており、更新をしないと失効する仕組みになっています。失効した教員免許は履歴書に書くことはできません。

主な教員免許の正式名称

教員免許の正式名称は実物の教員免許状確認するのが確実ですが、中には手元にないという人がいるかもしれません。最も一般的な教員免許である「普通免許状」について、履歴書に書く際の例を表にまとめたので確認してみましょう。

学校 種別 基礎資格 履歴書への記載方法
幼稚園 専修免許状 大学院修了程度(修士の学位を有する) 幼稚園教諭専修免許状
一種免許状 大学卒業程度(学士の学位を有する) 幼稚園教諭一種免許状
二種免許状 短大卒業程度(短期大学士の学位を有する) 幼稚園教諭二種免許状
小学校 専修免許状 大学院修了程度(修士の学位を有する) 小学校教諭専修免許状
一種免許状 大学卒業程度(学士の学位を有する) 小学校教諭一種免許状
二種免許状 短大卒業程度(短期大学士の学位を有する) 小学校教諭二種免許状
中学校 専修免許状 大学院修了程度(修士の学位を有する) 中学校教諭専修免許状(教科)
一種免許状 大学卒業程度(学士の学位を有する) 中学校教諭一種免許状(教科)
二種免許状 短大卒業程度(短期大学士の学位を有する) 中学校教諭二種免許状(教科)
高等学校 専修免許状 大学院修了程度(修士の学位を有する) 高等学校教諭専修免許状(教科)
一種免許状 大学卒業程度(学士の学位を有する) 高等学校教諭一種免許状(教科)

なお、教員免許には、普通免許状のほかに、社会人経験がある人が取得する特別免許状、助教諭、養護助教諭に発行される臨時免許状があります。また、普通免許状には、学校ごとの区分のほか、養護教諭、栄養教諭という区分があり、さらに、特別支援学校の免許は領域によって記載方法が異なります(視覚障害者に関する教育の領域を定めた特別支援学校教諭一種免許状等)。表に記載のないものに関しては、免許状の記載事項をしっかりと確認してください。

【参考記事】履歴書の免許・資格欄の正しい書き方

履歴書に教員免許は書いたほうがいい?

教員免許は、当然ながら学校の先生として働くために必要な免許です。そのため、一般的な民間企業の採用に応募する際に、免許・資格欄に書いていいのだろうかと悩む人が少なくないようです。結論からいうと、民間企業の採用試験に応募する際に、履歴書に教員免許について記載しても問題はありません。学生時代に教員免許取得のために単位を取り、教育実習を完遂した努力を認めてもらえるケースはあるでしょう。

ただし、一般的な民間企業を受ける際は教員免許を持っていること自体が選考に有利になるというわけではありませんし、特別にアピールする必要もありません。

「学校事務の仕事や予備校、学習塾、教科書出版社への就職には、教員免許の保有は有利に働きますか?」と転職希望者の方から質問されることがありますが、選考への直接的な影響はほとんどありません。「教育に対して興味を持っている可能性が高い」といった評価になると考えたほうがいいでしょう。

面接で「どうして教員にならないの?」と聞かれたときの回答例

一般的な民間企業に応募する際に、教員免許の記載を迷う理由のひとつに、「面接で『どうして教員にならなかったの?』と聞かれたときに、何と答えたらいいかが分からない」と悩む方もいるようです。基本的には正直な気持ちを話して構わないのですが、ひとつだけ注意すべき点があります。それは、たとえ転職後にいつか教員になるという希望があったとしても、それを表に出さないこと。

企業は人材の採用や育成に大きな予算を割いており、一度、採用した人にはできるだけ長く働き続けてもらいたいと考えています。そのため、会社を辞めてしまう可能性が高い人に対して、面接官は合格を出しづらくなってしまうのです。いつか教員になりたいという気持ちを強く表現することは、中途採用の選考においてネガティブに受け取られやすいと覚えておきましょう。

【OK回答例】
学生時代には学校教育にも興味を持っており、可能性を広げるために教員免許を取得しました。しかし、就職活動を進める中で、日本経済を支える金融、特に銀行業に強くひかれ、教員ではなく金融業界での就職を目指しました。

【NG回答例】
学校の教員になる前に、幅広い社会経験を積んだほうが良いと考えて、新卒ではメーカーに就職しました。もちろん、教員になりたいという気持ちはいまだに強く、●年後には教員採用試験を受けて、教員になりたいと考えています。

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