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退職理由・転職理由の書き方(例文付き) ~職務経歴書に書くべき内容と項目

職務経歴書

履歴書・職務経歴書の「退職理由・転職理由」の書き方<具体的例文あり>

江上 綾/顔写真

監修者:江上 綾(えがみ・あや)dodaキャリアアドバイザー

履歴書に書く退職理由・転職理由は、基本的には3つの定型文を使います。自己都合・会社都合など、理由に応じた使い分けをご紹介します。職務経歴書には退職理由・転職理由をあえて書く必要はありませんが、その理由を詳しく解説するほか、企業から求められた場合などに記載する、代表的な理由と具体的例文をお伝えします。

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履歴書の職歴に書く退職理由・転職理由は定型文でOK

一身上の都合により退職

労働者側が主体的に選んだ退職を「自己都合退職」といいます。「転職が決まった」「引っ越しにより就業不可能になった」「育児や介護などによって就業不可能になった」といった例が考えられます。自己都合退職の場合は、退職年月とともに「一身上の都合により退職」と記載しましょう

会社都合により退職

企業側からの申し入れによる退職を「会社都合退職」と呼びます。企業倒産や事業所の廃止、リストラなどがこれに該当します。会社都合退職の場合は、退職年月とともに「会社都合により退職」と記載しましょう

契約期間満了につき退職

契約社員、派遣社員などで期間の定めがある雇用契約を結んでいる場合、契約期間が満了すると、契約の更新をしない限り、自動的に退職することになります。このような場合には、「契約期間満了につき退職」と、退職年月とともに記載します

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履歴書・職務経歴書では「退社」と「退職」のどちらを記入する?

履歴書・職務経歴書では「退職」を使用するのがおすすめです。「退社」も「退職」も「仕事を辞める」という意味がありますが、「退社」には「仕事を辞める」という意味のほかに、「勤務時間が終了して会社から家に帰る」という意味もあります。文脈によっては誤解を招く可能性があるため、履歴書・職務経歴書では避けたほうがいいでしょう。また、退社は「『会社』を辞める」という意味合いが強いので、会社ではない勤務先(学校、病院など)に使用すると違和感を与えてしまいます。

一方「退職」には「仕事を辞める」という意味しかないため、誤解を招きません

履歴書の次は職務経歴書!3つのステップで自分専用の職務経歴書が作れる

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退職理由・転職理由は職務経歴書に書かないほうがいい

職務経歴書に、退職理由・転職理由を書く必要はありません。もし、使用したい職務経歴書のテンプレートやサンプルに退職理由・転職理由を記入する欄があるのであれば、削除しても構いません。

そもそも職務経歴書は決められたフォーマットがないものです。応募している企業から特別に指定がない限り、むしろ退職理由・転職理由は明記しないほうがいいでしょう。

なお、職務経歴書に、退職理由・転職理由を記載しないほうがいい理由は次のとおりです。

職務経歴書の内容が後ろ向きになる

退職理由を書くことで、職務経歴書の内容が後ろ向きのものになりがちになり、ポジティブな印象を採用担当者に与えづらいからです。職務経歴書はフリーフォーマットであり、書いてある内容はすべてが評価対象となります。そのため、あえてネガティブにうつる可能性のある内容を書くことはリスクがあるといえます。

理由を正しく伝えられない

限られた文章量では退職理由・転職理由を正しく伝えきれない可能性があります。職務経歴書は簡潔さを求められる書類です。しかし、退職理由・転職理由を、「給料に不満があったから」「勤務時間が長すぎたから」などと端的に書いてしまうと、「条件・待遇についてとても神経質な人なのでは?」という懸念を与えてしまうことも。本来は誰でも納得できる転職理由であったとしても、書き方によって自分勝手なイメージを植え付けてしまう恐れもあるのです。退職理由・転職理由は面接でも質問されるので、そのときに背景を含め具体的に話すといいでしょう。

面接で転職理由(退職理由)を質問されたときの答え方と回答例文を解説

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退職理由・転職理由を記載するときの例文

とはいえ、応募した企業から退職理由・転職理由の記載を求められた場合には、しっかりとした内容で記載しなければなりません。また、さまざまな事情からあえて明記したいと考える人もいるでしょう。以下に代表的な退職理由・転職理由とその例文を紹介するので、参考にしてください。

業務過多や残業の多さが原因で退職・転職をする場合

長時間労働是正の流れもあり、残業を減らしてワーク・ライフ・バランスを取りたいというのは真っ当な退職理由・転職理由です。ただし、不満だけを述べるのは適切ではありません。改善のために行った主体的な行動や、ワーク・ライフ・バランスを改善することでどのような働き方を実現したいのかを具体的に書くといいでしょう。

<例文>

現状、月間80時間以上の残業が恒常的です。エンジニアの仕事自体には意欲も適性もあると自負していますが、業務負荷が大きく、プロジェクトに納得感が得られなくなってきています。増員やアウトソーシング、納期の見直しなどを提案してみたのですが、改善の見込みがないと判断しました。クライアントとていねいなコミュニケーションをしながら課題解決できるプロダクト開発をしていきたいです。

スキルアップ・キャリアアップへの不安が原因で退職・転職をする場合

手に入れたいスキルを身につけられない、キャリアプランが描けないという不満・不安も、十分に転職理由・退職理由になりえます。自分が仕事に対してどのように向き合っているのか、今後どのように成長していきたいのかを明確にすると説得力が増すでしょう。

<例文>

Webデザイナーとしてのキャリアアップを目指して働いているのですが、入社後3年間が過ぎても、バナーを大量に制作する業務が中心となっています。将来を考えると、WebサイトやLPなどのデザインも手掛けたいのですが、現在の会社には担当部署がなく、また今後も新設される見込みはないそうです。デザイン業務に対する意欲は強く、時間の投資を惜しむこともありません。貴社で広範なWebデザインを学び、UI・UX設計などデザインの上流から担当できる人材として活躍していきたいと考えています。

倒産や人員整理が原因で退職・転職をする場合

倒産や人員整理による退職・転職は、会社都合のものなので、そのままに伝えてもネガティブに受け取られることはまずありません。「次の会社ではこう働きたい」という思いをプラスすると印象は良くなるでしょう

<例文>

転職理由は会社の業績不振による整理解雇です。仕事内容にも職場にも特に不満がなかったので非常に残念に思っています。直近の半年間は提案型の営業スキルの向上を自分自身のテーマにしていました。貴社の新規開拓営業で引き続きスキルアップをしたいと考えています。

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