平均年収ランキング（職種・職業別の平均年収／生涯賃金）【最新版】 年収の高い職業は？

「専門職（コンサルティングファーム／専門事務所／監査法人）」の平均年収は619万円で、前年の611万円から8万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

専門職（コンサルティングファーム／専門事務所／監査法人）の中で最も平均年収が高いのは「弁護士」（835万円）で、それに「業務改革コンサルタント（BPR）」（738万円）、「戦略／経営コンサルタント」（730万円）が続きました。

専門職（コンサルティングファーム／専門事務所／監査法人）の11職種のうち、6職種で前年から平均年収がアップしました。中でも平均年収の上昇幅が大きかったのは「会計コンサルタント／財務アドバイザリー」（640万円）で74万円アップ、それに「業務改革コンサルタント（BPR）」（738万円）と「会計専門職／会計士」（666万円）がそれぞれ32万円アップで続きました。

年収分布を見ると、最も割合の高い年収帯は「400万～500万円未満」で、18.8％を占めています。また、「1,000万円以上」が11.5％を占めており、これは11の職種分類の中で最も高い割合となっています。

「企画／管理系」の平均年収は580万円で、前年の566万円から14万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

企画／管理系の年収ランキング1位の職種は「内部監査」（753万円）、2位は「知的財産／特許」（723万円）、3位は「内部統制」（716万円）となりました。

企画／管理系の職種は、22職種のうち20職種で平均年収アップを果たしました。中でも最も上昇幅が大きかったのは「内部統制」で、53万円アップしています。一方、平均年収が下がったのは「マーチャンダイザー」（528万円）で13万円ダウンなどでした。

「金融系専門職」の平均年収は486万円で、前年の474万円から12万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

金融系専門職の年収ランキング1位の職種は「投資銀行業務」（932万円）で、金融系専門職に限らずすべての職種の中でも平均年収が特に伸びた職種でした。
また、2位は「運用（ファンドマネジャー／ディーラー）」（842万円）、3位は「金融商品開発」（703万円）となりました。

金融系専門職では7職種のうち4職種の平均年収がアップしており、最も上昇幅が大きかったのは「投資銀行業務」で109万円の大幅アップでした。それに「融資／契約審査」（569万円）が25万円のアップで続きました。
一方、平均年収が下がったのは「運用（ファンドマネジャー／ディーラー）」と「金融商品開発」で前年より31万円ダウンしています。

「営業系」の平均年収は476万円で、前年の469万円から7万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

営業系の年収ランキング1位の職種は「MR」（803万円）、2位は「営業－医薬品メーカー」（593万円）、3位は「営業－クレジット／信販」（512万円）です。

営業系の18職種のうち、14職種の平均年収が前年からアップしています。中でも上昇幅が大きかったのは「営業－クレジット／信販」で47万円アップしています。それに続くのは「営業－医薬品メーカー」で、41万円アップでした。

「技術系（電気／電子／機械）」の平均年収は476万円で、前年の468万円から8万円アップしました。

技術系（電気／電子／機械）の年収ランキング1位の職種は「プロジェクトマネジメント」（616万円）、2位は「先行開発／製品企画」（610万円）、3位は「デバイス開発」（572万円）となりました。

技術系（電気／電子／機械）では18職種のうち16職種が前年から平均年収がアップしました（「デバイス開発」の前年は対象者のサンプルが足りず対象外）。中でも上昇幅が大きかったのは「プロジェクトマネジメント」で22万円アップ、そして「生産管理」（505万円）が21万円アップで続きました。
「CADオペレーター（機械）」（365万円）は前年と比べ15万円ダウンでした。

「技術系（IT／通信）」の平均年収は469万円で、前年の462万円から7万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

技術系（IT／通信）の年収ランキング1位の職種は「プロジェクトマネジャー」（707万円）、2位は「セキュリティコンサルタント／アナリスト」（649万円）、3位は「プリセールス」（642万円）となりました。

技術系（IT／通信）は21職種のうち15職種で平均年収がアップしており、最も上昇幅が大きかったのは「セキュリティコンサルタント／アナリスト」で33万円アップ、それに「セキュリティエンジニア（脆弱性診断／ネットワークセキュリティ）」（497万円）が20万円アップで続きました。

平均年収が減少したのは「プリセールス」（24万円ダウン）などでした。

「技術系（建築／土木）」の平均年収は446万円で、前年の443万円から3万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

技術系（建築／土木）の年収ランキング1位の職種は「設計（プラント）」（562万円）、2位は「技術開発／工法開発（建築／土木）」（545万円）、3位は「不動産企画／プロパティマネジメント」（528万円）となりました。

技術系（建築／土木）の12職種のうち9職種が前年と比べて平均年収がアップしており、特に上昇幅が大きかったのは「ビルマネジメント」（447万円）で16万円アップ、それに「不動産企画／プロパティマネジメント」が12万円アップで続きました。

「技術系（メディカル／化学／食品）」の平均年収は409万円で、前年の407万円から2万円アップしました。

技術系（メディカル／化学／食品）の年収ランキング1位の職種は、全職種の中でもトップの「医師」（1,063万円）です。2位は「学術／DI」（670万円）、3位は「病院長／事務長」（653万円）でした。

技術系（メディカル／化学／食品）の31職種のうち17職種の平均年収が前年よりアップしており 、中でも上昇幅が大きかったのは35万円アップした「製剤研究」（601万円）です。それに「研究」（540万円）が17万円アップで続きました。

また、前年より平均年収が減少したのは「医師」（26万円ダウン） 、「医薬品開発薬事」（610万円）の6万円ダウンなど9職種でした。

「クリエイティブ系」の平均年収は396万円で、前年の392万円から4万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

クリエイティブ系の年収ランキング1位の職種は「クリエイティブディレクター／アートディレクター」（500万円）、2位は「プロダクトデザイナー（工業デザイナー）」（483万円）、3位は「編集／デスク」（467万円）となりました。

クリエイティブ系の12職種のうち10職種が前年よりも平均年収を上げており、最も上昇幅が大きかったのは「Web編集／Webコンテンツ企画」（389万円）で17万円アップ、それに「クリエイティブディレクター／アートディレクター」と「DTP」（332万円）がそれぞれ10万円ずつアップで続きました。

「事務／アシスタント系」の平均年収は353万円で、前年の350万円から3万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

事務／アシスタント系の年収ランキング1位の職種は「貿易事務」（404万円）、2位は「翻訳／通訳」（377万円）、3位は「営業事務」（360万円）となりました。

事務／アシスタント系は6職種のうち4職種で前年よりも平均年収が上がっており、中でも最も上昇幅が大きかったのは「貿易事務」で7万円アップでした。それに、「営業事務」が6万円アップで続きました。

「販売／サービス系」の平均年収は340万円で、前年の339万円から1万円アップし、2017年から今回までの9年間で最も高くなりました。

販売／サービス系の年収ランキング1位の職種は「マーチャンダイザー」（531万円）、2位は「店舗開発／FC開発」と「スーパーバイザー／エリアマネジャー」（466万円）となりました。

販売／サービス系の18職種のうち10職種で前年よりも平均年収が上がっており、中でも最も上昇幅が大きかったのは「スーパーバイザー／エリアマネジャー」と「スクール長／マネジャー」（413万円）で、それぞれ14万円ずつアップしています。それに「カスタマーサポート」（331万円）が11万円アップで続きました。