1.新型コロナでどう変わってる?転職市場
新型コロナの影響で、転職市場全体の状況はどのように変化したでしょうか。採用自体がすべて止まっているということはなく、求人を出している企業もたくさんあります。企業も採用活動をできるだけスムーズに進められるように、面接の手法を変更するなど試行錯誤しています。
しかし、新型コロナの影響は未知数で、今後の経済活動は非常に不透明です。これから大きなダメージを受ける業界や企業も出てくるため、収束したとしても景況感が以前と比較し横ばいであり続けることは難しいでしょう。前例のない状況の中で、企業としても今後の市場や採用が読めず手探りなのが本音。今日ある求人が明日あるとも限らないですし、逆に急を要するニーズが発生する可能性もあります。
転職を検討している人は、景況感を把握し、今まで以上にこまめに最新の求人をチェックしておくことが大切です。
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2.新型コロナでどう変わってる? 転職活動
新型コロナの影響で、転職活動の方法や進み方にも変化が生じています。一番大きな変化は面接の方法です。今までは対面での面接が大半を占めていましたが、リモートワークや在宅勤務を導入している企業も増えたため、電話やオンラインでの面接が増えてきています。遠方での就業を希望する方などは、今まで参加しづらかった面接も受けやすい環境になっています。
一方で、企業によっては、選考に時間がかかったり、求めるスキル・経験のレベルが高くなったりすることは考えられるでしょう。
面接の方法
【今まで】
主に対面での面接
【新型コロナで】
電話やオンライン上での面接が増加傾向
Web面接(Zoom、Skypeなどの
オンライン面接)の始め方・注意点
転職活動にかかる期間
【今まで】
平均で2~3カ月
【新型コロナで】
3カ月以上に長期化する可能性大 ※最終面接のみ、対面で実施したいという企業も少なくありません。
働く場所
【今まで】
オフィスワークを中心として、IT業界など一部の業界でリモートワークや在宅勤務が普及
【新型コロナで】
幅広い業界や職種でリモートワーク・在宅勤務の導入が進んでいる
求められる経験・スキル
【今まで】
売り手市場が続いていたため、ポテンシャルを重視した採用が増えていた
【新型コロナで】
より経験やスキルを重視する採用がやや増えることが予測される
3. 今だからこそ始められる転職活動とは?
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、転職は検討していたものの、転職活動を始めること、続けることに不安を感じている人も多いのではないでしょうか。しかし、今後の経済の流れや市況感が不透明である以上、すべての転職活動をやめてしまうと情報を得にくくなるというリスクもあります。
また、外出を自粛し自宅で過ごすことが増えたという人も多いでしょう。そこで、忙しい日々の中ではどうしてもなおざりになってしまう「準備」の段階に時間をかけてみてはいかがでしょうか?時間をかけられる今だからこそ、始められる、転職活動の準備を3つのステップに分けてご紹介します。
じっくり取り組める3STEP
- STEP1
事前準備
- STEP2
情報収集
- STEP3
書類作成・応募
面接・内定・入社
順番どおりにすべてやる必要はありません。やってみたいな、興味があるな、という部分から、無理せず取り組んでみてください。普段は時間をかけられない部分にじっくり取り組んで、いざというときにすぐに動き出せるように備えておきましょう。
STEP1 事前準備
事前準備とは、「自分のキャリアの棚卸し」と「自分の希望の明確化」です。キャリアや転職に対する考えをまとめ、自分なりの「軸」をしっかりと持っておくことが転職を成功させるための大きなポイントです。
企業選びや書類作成、面接といった各ステップをスムーズに乗り切るためにも、「これまでの経験からどんな仕事が向いているか」といったキャリアの棚卸しや「自分が何をしたいか」「どんな課題を解決したくて転職するのか」といった転職する目的の確認をしっかりしておきましょう。
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STEP2 情報収集
次のステップは「企業や転職市場の情報収集」です。
「企業や転職市場の情報収集」は転職活動において2つの大きな意味を持っています。ひとつめは自分のキャリアの可能性を広げるため。業界・業種、職種を絞りすぎると、自分にぴったりの求人を見逃してしまう恐れがあります。転職活動はスキルや経験を活かして、まだ見ぬ可能性を発見するチャンスと捉え、幅広く情報を収集してみてください。
もうひとつは自分の市場価値を見極めるため。高望みをしすぎると内定を勝ち取れないということになりかねませんし、あまりにハードルを下げすぎると転職後の後悔につながる恐れがあります。できるだけ多くの求人情報と自分のキャリアを照らし合わせて、自分が転職市場でどの程度の評価を得られるのかを把握することが大切です。
新型コロナの影響もあり企業の採用や転職市場は今後も刻一刻と変化していきます。自分一人でネットや本を使って情報収集しても追いきれない部分も出てきてしまうので、企業から最新の情報を手に入れることができる転職エージェントをうまく使うことをおすすめします。
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STEP3 書類作成・応募
転職活動では履歴書のほかに「職務経歴書」が必要です。初めて職務経歴書を書く人が、いざ書き始めてみると、意外に時間がかかるもの。時間があるときにベースだけでも作成しておくと、いざというときに役立ちます。
書類を作成するときに重要なのは、形式を整え、限られたスペースに自分の職務経験や自己PRを整理して、端的に記入することです。どうまとめたらいいか分からない方は、まずは自分が関わってきた仕事内容や経験をすべて書き出すつもりで書いてみましょう。その中で自分の今までの成果として「これは伝えたい」「ここはいらないかな?」と優先順位をつけることで、魅力が伝わりやすい職務経歴書になります。
また求人は、応募期限を設けていないことが多く、採用が決まれば終了してしまいます。「この企業に応募したいな」と思ったときに出会いを見逃さないよう、職務経歴書を準備しておけばいつでも挑戦することができます。
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4.読んでおくと安心 転職Q&A
今だからこそ気になる転職Q&Aをまとめました。先に確認しておくと安心です。
まとめ
未曽有の事態の中で、社会は急な変化を余儀なくされています。わたしたちの生活も大きく変化する中で、改めて自分が仕事とどう向き合っていくか、考え直している方も多いでしょう。今、転職する・しないを決断するのは難しいと思われる方が多いのも当然と言えます。
ただ、今までの社会人経験の棚卸し、企業の情報収集、職務経歴書の作成など、今できることを進めてみると仕事に対する迷いや悩みがクリアになるかもしれません。自己の内省をしながら、未来へ一歩踏み出すことに時間をあててみてはいかがでしょうか。
もちろん、慣れない日々の中で体も気持ちも健康であることが第一。くれぐれも無理はせずに、取り組んでみてください。dodaとしてお手伝いできることがあれば、ご登録・ご連絡お待ちしております。
新型コロナウイルスの影響による、dodaのエージェントサービスの提供方法の変更について
現在、新型コロナウイルスの感染拡大を避けるために、キャリアアドバイザーによるカウンセリングはすべて電話もしくはオンラインで実施しています。安心してご相談ください。(2020年4月末現在、対面でのカウンセリングは中止しています)
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