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転職理由ランキング2015年上半期 総合転職理由ランキング2015年上半期 総合

ランキング・データ・調査

景気動向や社会情勢によって、転職を考える理由は変化するのでしょうか?2014年10月~2015年3月に転職活動を行った約3万人のデータを元に、転職希望者の“転職理由”を、8の業種、10の職種、男女、年齢ごとの傾向などから分析します。

2015年上半期のランキング

4年連続で「ほかにやりたい仕事がある」が1位
環境・待遇改善に関心が向き、「もっと良い企業があれば」と動き出す層が増加

2014年10月~2015年3月に転職活動を行った約3万人の転職理由トップ3は、1位が「ほかにやりたい仕事がある」(12.4%)、2位が「会社の将来性が不安」(9.5%)、3位が「給与に不満がある」(7.4%)でした。ランキングトップ10のうち、1位から8位までの順位は前回調査(転職理由ランキング2014下半期、以下「前回」)の結果と同じでしたが、前回10位だった「雇用形態を変えたい」(2.6%)は1つランクを上げて9位という結果に。反対に、前回9位だった「業界の先行きが不安」(2.3%)は1つランクを落とし、10位という結果になりました。

今回の調査で特徴的だったのは、1位の回答割合が下がった一方で、働く環境や待遇の改善を理由とした転職の割合に伸びが見られたことです。特に、前回初めてトップ10にランクインした「雇用形態を変えたい」は、前回の10位から今回は9位へと順位を上げており、また、前回15位だった「不規則な勤務が不満」や16位だった「転勤したくない」といった理由も、それぞれ13位と15位へと順位を上げています。転職マーケットの需給バランスを調査しているdodaの転職求人倍率レポートにもあるように、求人数が右肩上がりを続け、毎月のように最高値を更新している今は、転職希望者にとっての売り手市場と言えるのでしょう。求人の選択肢が豊富なこともあって、携わる仕事の内容そのものにこだわるだけでなく、どんな職場環境で働けるのかといった点にも関心の目が向き始めています。また、明確な希望がなくても、「もっと良い会社があれば転職したい」と転職活動に踏み出す層も増えてきているのだと考えられます。(doda編集長 木下 学)

転職理由ランキング(総合)【1位~10位】

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位 1位 ほかにやりたい仕事がある 12.4% -0.7pt
2位 2位 会社の将来性が不安 9.5% -0.6pt
3位 3位 給与に不満がある 7.4% -0.1pt
4位 4位 残業が多い/休日が少ない 5.9% 0pt
5位 5位 専門知識・技術力を習得したい 4.8% -0.2pt
6位 6位 幅広い経験・知識を積みたい 3.6% -0.2pt
7位 7位 U・Iターンしたい 2.9% -0.2pt
8位 8位 市場価値を上げたい 2.7% -0.1pt
9位 10位 雇用形態を変えたい 2.6% 0.1pt
10位 9位 業界の先行きが不安 2.3% -0.2pt

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回答割合の半期ごとの推移を表した下のグラフを見ると、今回の調査では2008年からの計測以来、初めて「会社の将来性が不安」の割合が10%を下回る結果となっています。さらに前回9位だった「業界の先行きが不安」と、前回13位だった「倒産/リストラ/契約期間満了」は、いずれも回答割合と順位の両方を落としました。会社都合による退職や、業界・会社に対する不安を理由とした転職が減ってきていることからも、市況の好調さが転職理由に影響していることが分かります。

【グラフ】転職理由の経年変化(半期ごと)

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転職理由ランキング(総合)【11位~40位】

順位 前回 転職理由
11位 11位 会社の評価方法に不満がある
12位 12位 土日祝日に休みたい
13位 15位 不規則な勤務が不満
14位 13位 倒産/リストラ/契約期間満了
15位 16位 転勤したくない
16位 14位 昇進が望めない
17位 17位 家庭環境の変化によるため
18位 19位 人間関係が上手くいかない
19位 18位 経営が閉鎖的
20位 23位 ノルマが厳しい
21位 20位 顧客のためになる仕事がしたい
22位 24位 女性が働きにくい環境である
23位 21位 尊敬できる社員がいない
24位 25位 風通しが悪い
25位 26位 ルーチンワークでつまらない
26位 30位 肉体的につらい
27位 28位 人と接する仕事がしたい
28位 27位 裁量権のある仕事に就きたい
29位 22位 怪我や病気
30位 29位 社員を育てる環境がない
31位 31位 企業がコンプライアンス違反をしている
32位 36位 離職率が高い
33位 33位 和気あいあいとした会社で働きたい
34位 37位 チームで仕事がしたい
35位 34位 マネジメントスキルを身につけたい
36位 35位 年功序列なのが不満
37位 39位 勤務スタイル(派遣常駐型)が不満
38位 32位 個人の成果を評価してほしい
39位 38位 成果主義の企業で働きたい
40位 44位 マネジメントに携わりたい

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■調査概要
【データ出典】本コンテンツのデータはdodaサービスにご登録いただいている方のデータを元に集計
【データ抽出期間】2014年10月~2015年3月
【有効回答数】29,087件
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