スマートフォン版で表示

現在、お知らせはありません。

ランキング・データ・調査

みんなが退職を考えたきっかけは?

転職理由ランキング<2017年4月~9月>  職種別

あなたと同じ職種で働く人が転職しようと思った理由は?10の職種別に、会社を退職するきっかけになった“転職理由”の傾向を、2017年4月~9月の半年間に転職活動を行った約4万人のデータを元に分析します。

このエントリーをはてなブックマークに追加

9職種で「ほかにやりたい仕事がある」が1位。希望の仕事に就ける環境を探す傾向が強まる

10職種別での転職理由の1位は9職種(「営業系」「ITエンジニア」「販売・サービス系」「建築・土木系技術職」「専門職系(コンサルタント・金融・不動産・流通)」「企画・管理系」「化学系エンジニア/メディカル系専門職」「クリエイティブ系」「事務系(アシスタント職)」)では「ほかにやりたい仕事がある」、残りの1職種の「機械・電気系エンジニア」では「会社の将来性が不安」となりました。

「ほかにやりたい仕事がある」を転職理由に挙げる人の割合は、「ITエンジニア」「専門職系(コンサルタント・金融・不動産・流通)」「化学系エンジニア/メディカル系専門職」「クリエイティブ系」で前回から2.0pt以上上がりました。これらの職種では専門特化したスキルを持つ人が多いため、会社から任された仕事が自身の希望と合わず改善が見込めない場合、やりたい仕事ができる環境を求めて会社を移るケースが増えています。

営業系

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある12.7%-0.2pt
2位2位会社の将来性が不安10.3%0.6pt
3位3位給与に不満がある8.9%0.4pt
4位4位残業が多い/休日が少ない7.6%0.1pt
5位5位業界の先行きが不安3.6%0.1pt
6位7位会社の評価方法に不満がある3.5%0.7pt
7位6位U・Iターンしたい3.1%-0.4pt
8位8位ノルマが厳しい3.0%0.2pt
9位10位土日祝日に休みたい2.6%0.0pt
10位12位顧客のためになる仕事がしたい2.4%0.2pt

「営業系」では、2位「会社の将来性が不安」の割合が増加しました。業績が伸びている会社が多いなか、自社の業績に不安がある人のなかには、今よりももっと良い会社があるのではないか、と転職を考える人が見られました。3位「給与に不満がある」、6位「会社の評価方法に不満がある」の割合も増えており、待遇改善のために転職も選択肢の一つと考える人が増えました。

ITエンジニア

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある12.6%2.0pt
2位2位給与に不満がある10.6%1.1pt
3位3位会社の将来性が不安7.7%0.5pt
4位4位専門知識・技術力を習得したい6.7%-0.4pt
5位5位残業が多い/休日が少ない5.1%0.3pt
6位6位市場価値を上げたい4.2%0.0pt
7位7位U・Iターンしたい3.5%-0.2pt
8位9位会社の評価方法に不満がある3.1%0.2pt
9位12位昇進が望めない1.7%0.1pt
10位11位勤務スタイル(派遣常駐型)が不満1.7%0.0pt

「ITエンジニア」では、1位「ほかにやりたい仕事がある」の割合が特に上昇しました。求人数が増えているため、これまでの経験を活かして受注側から発注側、発注側から受注側に移ることによってより希望に合った仕事をしたいと考える人が増加傾向です。2位「給与に不満がある」の割合も上昇が続いており、「技術系(IT・通信)」の転職求人倍率は、職種別でみると最も高いため、現職での昇給を待たずに転職で年収アップを狙う人がみられます。

販売/サービス系

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある11.9%-0.7pt
2位2位給与に不満がある10.8%1.1pt
3位3位残業が多い/休日が少ない8.0%0.2pt
4位4位土日祝日に休みたい7.5%-0.3pt
5位5位雇用形態を変えたい6.0%-0.2pt
6位7位会社の将来性が不5.0%0.7pt
7位6位不規則な勤務が不満3.7%-1.9pt
8位8位昇進が望めない3.7%0.7pt
9位12位会社の評価方法に不満がある2.8%0.6pt
10位10位市場価値を上げたい2.8%0.4pt

「販売・サービス系」では、2位「給与に不満がある」、9位「会社の評価方法に不満がある」などの待遇改善に関する転職理由の割合が上昇しました。6位「会社の将来性が不安」の割合も増加しましたが、これは小売店の業態や、販売チャネルの多様化など仕事の現場に変化が起き始めていることなどが影響したと考えられます。8位「昇進が望めない」の割合も上昇しており、契約社員から正社員や、正社員の管理職のポジションへの昇進が難しいケースでは、求人数の多い今のうちに転職をしてキャリアアップのチャンスを得たいと考える人が増加傾向にあります。

建築/土木系技術職

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある15.2%0.8pt
2位2位残業が多い/休日が少ない12.1%0.4pt
3位3位会社の将来性が不安9.7%1.6pt
4位4位給与に不満がある9.2%1.1pt
5位7位U・Iターンしたい4.0%0.4pt
6位5位専門知識・技術力を習得したい3.5%-0.8pt
7位6位土日祝日に休みたい3.1%-0.7pt
8位15位人間関係が上手くいかない2.6%1.1pt
9位12位家庭環境の変化によるため2.4%0.7pt
10位16位転勤したくない2.2%0.8pt

「建築・土木系技術職」では、転職理由に1~4位の理由を挙げる人の数が増え、上位の割合が上昇しました。1位の「ほかにやりたい仕事がある」では、これまでの経験を活かして、施工側から施主側、施主側から施工側への転職を希望する人が増加しました。3位「会社の将来性が不安」を挙げる人も増加しており、「社員の平均年齢が高く、技術ノウハウの継承が進んでいないため、数年後の事業継続が不安」といった理由も増えつつあります。

専門職系(コンサルタント/金融/不動産/流通)

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある20.3%2.0pt
2位2位会社の将来性が不安8.6%-4.1pt
3位4位残業が多い/休日が少ない5.5%1.1pt
4位5位給与に不満がある4.9%0.7pt
5位3位専門知識・技術力を習得したい4.7%-0.1pt
6位7位業界の先行きが不安3.1%-0.2pt
7位9位会社の評価方法に不満がある2.4%0.6pt
8位8位家庭環境の変化によるため1.9%-0.1pt
9位9位U・Iターンしたい1.7%-0.1pt
10位11位市場価値を上げたい1.6%-0.2pt

「専門職系(コンサルタント・金融・不動産・流通)」では、1位「ほかにやりたい仕事がある」の割合が前回から2.0pt上昇し、20%を超えました。この職種は、10職種の中でも特にdoda転職求人倍率の上昇しており、希望の仕事を選びやすい状況となっています。そのため、現職での異動や希望のポジションの求人が出たタイミングで転職を考える人が増加しました。3位「残業が多い/休日が少ない」、4位「給与に不満がある」、7位「会社の評価方法に不満がある」などの割合も上昇しており、労働時間や待遇の改善を目的に転職を希望する人が増えています。

企画/管理系

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位2位ほかにやりたい仕事がある13.4%1.1pt
2位1位会社の将来性が不安11.9%-2.0pt
3位4位給与に不満がある5.6%1.1pt
4位3位専門知識・技術力を習得したい4.8%-0.8pt
5位7位残業が多い/休日が少ない3.8%0.2pt
6位8位U・Iターンしたい3.0%0.0pt
7位5位業界の先行きが不安2.6%-1.9pt
8位11位会社の評価方法に不満がある2.2%0.6pt
9位9位市場価値を上げたい2.2%-0.5pt
10位6位幅広い経験・知識を積みたい2.0%-1.9pt

「企画・管理系」では、「ほかにやりたい仕事がある」の割合が増加し、1位となりました。求人数が多い状況が続いているため、経験を活かしてより希望に合うポジションに転職する人が増加しています。3位「給与に不満がある」、8位「会社の評価方法に不満がある」の割合も増えており、「企画・管理系」の職種では成果が給与に反映されにくいこともあるため、待遇の改善を目的に転職を考える人が増えているようです。

機械・電気系エンジニア

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位会社の将来性が不安15.9%-1.8pt
2位2位ほかにやりたい仕事がある12.0%0.2pt
3位3位給与に不満がある8.3%1.5pt
4位6位残業が多い/休日が少ない5.9%0.4pt
5位5位U・Iターンしたい5.5%0.0pt
6位4位専門知識・技術力を習得したい4.9%-1.0pt
7位8位雇用形態を変えたい2.5%0.1pt
8位10位転勤したくない2.3%0.1pt
9位13位会社の評価方法に不満がある2.3%0.7pt
10位7位倒産/リストラ/契約期間の満了1.9%-1.2pt

「機械・電気系エンジニア」では、「会社の将来性が不安」が1位でしたが、前回から割合が大幅に減少しました。一方で、3位「給与に不満がある」、9位「会社の評価方法に不満がある」といった、待遇の不満を転職理由に挙げる人が増加しました。求人数が多いため、昇給を待たずに転職をして年収を上げたいと考える人が増えています。

化学系エンジニア/メディカル系専門職

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある19.8%2.0pt
2位2位会社の将来性が不安9.2%0.6pt
3位3位給与に不満がある6.4%-0.4pt
4位4位専門知識・技術力を習得したい4.9%-1.8pt
5位5位残業が多い/休日が少ない4.4%-1.2pt
6位6位U・Iターンしたい4.2%-0.9pt
7位8位雇用形態を変えたい3.2%0.5pt
8位14位人間関係が上手くいかない2.0%0.3pt
9位11位家庭環境の変化によるため2.0%-0.3pt
10位10位倒産/リストラ/契約期間の満了1.9%-0.5pt

「化学系エンジニア/メディカル系専門職」では、1位「ほかにやりたい仕事がある」が前回から2.0pt上昇し、19.8%となりました。この職種では、この半期に求人数が増加し希少なポジションの募集も増えたため、これまでの経験を活かすことができ、より希望の条件に近い仕事に就こうとする人が増加しました。2位「会社の将来性が不安」、7位「雇用形態を変えたい」も増えており、求人数が少ない時期に就職した人の中には、求人数の多い今の時期に待遇を改善するために転職活動をする人がみられます。

クリエイティブ系

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある13.5%2.1pt
2位3位給与に不満がある10.8%1.9pt
3位2位残業が多い/休日が少ない8.9%-0.6pt
4位4位会社の将来性が不安8.5%0.8pt
5位5位専門知識・技術力を習得したい4.3%-2.9pt
6位8位雇用形態を変えたい3.9%-0.3pt
7位9位倒産/リストラ/契約期間の満了3.4%1.0pt
8位6位幅広い経験・知識を積みたい3.2%-3.4pt
9位13位土日祝日に休みたい2.9%0.8pt
10位12位会社の評価方法に不満がある2.7%0.5pt

「クリエイティブ系」では、1位「ほかにやりたい仕事がある」の割合が上昇しました。事業会社の募集が増えているため、代理店から転職を希望する人が増加傾向です。また、Web関連を中心に求人数が増加しているため、より希望に近い仕事ができる環境への転職を希望する人が増えています。2位「給与に不満がある」は割合が1.9pt上昇し、順位も前回から1つ上がりました。「クリエイティブ系」のポジションの中には、成果が給与に反映されにくいケースもあるため、待遇改善のために今よりも平均年収の高い会社に転職をする人もみられます。

事務系(アシスタント職)

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある11.8%0.1pt
2位3位給与に不満がある9.3%1.0pt
3位4位会社の将来性が不安7.2%1.2pt
4位2位雇用形態を変えたい6.4%-2.1pt
5位5位残業が多い/休日が少ない5.7%0.4pt
6位8位家庭環境の変化によるため4.3%0.9pt
7位6位専門知識・技術力を習得したい4.2%0.4pt
8位7位人間関係が上手くいかない4.1%0.6pt
9位14位会社の評価方法に不満がある2.5%0.8pt
10位12位土日祝日に休みたい2.4%0.0pt

「事務系(アシスタント職)」では、2位「給与に不満がある」の割合が1.0pt増加し、順位も1つ上がりました。この職種は、年収が上がりにくい傾向があるため、同じ職種で平均年収の高い会社への転職を希望する人がいるほか、年収を上げるために営業や企画・管理系の職種への転職を希望する人もみられます。また、3位「会社の将来性が不安」の割合も増加し、順位を上げています。求人数が増えているため、今よりも良い会社の求人を見つけたことをきっかけに転職活動をする人が増えています。

面接での転職理由の伝え方も、アドバイスします
エージェントサービスに申し込む(無料)

調査概要

【データ出典】本コンテンツのデータはdodaサービスにご登録いただいている方のデータを元に集計

【データ抽出期間】2017年4月~9月

【有効回答数】38,994件

※前回比について:+0.5%以上・・・赤字、-0.5%以下・・・青字

※調査結果の「割合」は、小数点第二位を四捨五入して記載しています。順位は異なっているものの割合が同じ箇所があります。 また、今回調査(2017年4月~9月)の前回比が、今回調査と前回調査(2016年10月~2017年3月)の割合の差と一致しない場合があります。

※割合の数値は、小数点第二位を四捨五入して記載しているため、今回調査と前回調査の差が前回比の数値と一致しない場合があります。

このエントリーをはてなブックマークに追加

doda年収査定サービス
ハイクラス転職サービスdodaX

  • 転職時の自己分析のやり方