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みんなが退職を考えたきっかけは?転職理由ランキング2018<年代別> みんなが退職を考えたきっかけは?転職理由ランキング2018<年代別>

公開日:2018/5/24

あなたと同じ年代の人が転職しようと思った理由は?20代、30代、40代以上の年代別に、会社を退職するきっかけになった“転職理由”の傾向を、2017年度(2017年4月~2018年3月)の1年間に転職活動を行った約8万人のデータを元に分析します。

【お知らせ】今回の「転職理由ランキング2018」から、有効回答の定義を変更し、転職理由に「その他」を選んだ人を除いた回答を集計対象にしました。また半年ごとの集計を年度ごと(4~3月の1年間)に変更しました。「転職理由ランキング2018」の表およびグラフの数字は2008年にさかのぼり年度単位で算出したものです。

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ザックリまとめると

  • 20代、30代の転職理由1位は「ほかにやりたい仕事がある」
  • 40代の転職理由1位は「会社の将来性が不安」
  • 20代、30代、40代いずれも、最も割合が上昇した転職理由は「給与に不満がある」

20代、30代、40代いずれも、最も割合が上昇した転職理由は「給与に不満がある」

20代

順位 前年度 転職理由 割合 前年度比
1位1位ほかにやりたい仕事がある15.4%-0.9pt
2位2位給与に不満がある10.3%0.6pt
3位3位残業が多い/休日が少ない9.2%0.3pt
4位4位会社の将来性が不安7.9%-0.1pt
5位5位専門知識・技術力を習得したい5.1%-0.5pt
6位8位土日祝日に休みたい4.1%0.3pt
7位6位幅広い経験・知識を積みたい3.9%-0.1pt
8位7位U・Iターンしたい3.6%-0.2pt
9位9位市場価値を上げたい3.5%-0.1pt
10位10位雇用形態を変えたい3.1%-0.3pt
【グラフ】転職理由の経年変化(年別)

「20代」の転職理由は、2位「給与に不満がある」が前年度から最も増加し0.6pt増の10.3%となり、2008年度以降初めて10%を超えました。また、3位「残業が多い/休日が少ない」も9.2%と0.3pt増、6位「土日祝日に休みたい」は4.1%(前年度比0.3pt)となり前年度から順位を2つ上げました。20代では、特に給与や休日・休暇に関する転職理由を挙げる傾向が強まっています。

30代

順位 前年度 転職理由 割合 前年度比
1位2位ほかにやりたい仕事がある13.7%-0.6pt
2位1位会社の将来性が不安13.5%-1.1pt
3位3位給与に不満がある11.3%1.4pt
4位4位残業が多い/休日が少ない7.1%0.1pt
5位5位専門知識・技術力を習得したい5.4%-0.6pt
6位6位U・Iターンしたい4.1%-0.4pt
7位7位幅広い経験・知識を積みたい4.0%0.0pt
8位11位会社の評価方法に不満がある3.7%0.6pt
9位8位業界の先行きが不安3.3%-0.2pt
10位9位市場価値を上げたい3.3%-0.1pt
【グラフ】転職理由の経年変化(年別)

「30代」の転職理由は、1位「ほかにやりたい仕事がある」、2位「会社の将来性が不安」の割合がともに減少し、順位も入れ替わりました。そのかわりに3位「給与に不満がある」が前年度から1.4pt増え11.3%となりました。この転職理由の割合が10%を超えるのは2008年度以来初めてです。
また、30代では20代の転職理由のTOP10にはない「会社の評価方法に不満がある」がランクインしていることが特徴的です。成果を出しているにもかかわらずそれが評価につながらず、昇進や給与に反映されないため転職を考えるケースが増えているようです。
30代は結婚や出産といったライフイベントにより、20代のときよりも収入に意識が向けられる傾向にあるため、求人数の多い今のうちにより条件の良い仕事を探す人が増加しています。

40代

順位 前年度 転職理由 割合 前年度比
1位1位会社の将来性が不安21.4%-3.7pt
2位2位ほかにやりたい仕事がある15.8%0.1pt
3位4位給与に不満がある8.5%2.1pt
4位3位倒産/リストラ/契約期間の満了6.4%-1.2pt
5位6位残業が多い/休日が少ない4.8%0.4pt
6位7位U・Iターンしたい4.1%0.0pt
7位8位専門知識・技術力を習得したい3.8%0.0pt
8位10位会社の評価方法に不満がある3.4%0.9pt
9位5位業界の先行きが不安3.3%-2.3pt
10位12位幅広い経験・知識を積みたい2.8%0.6pt
【グラフ】転職理由の経年変化(年別)

「40代以上」の転職理由は、1位「会社の将来性が不安」、4位「倒産/リストラ/契約期間の満了」、9位「業界の先行きが不安」の割合が大きく下降し、雇用環境の改善が明らかになりました。
一方で、「40代以上」でも待遇に関する転職理由を挙げる人の割合が増加しました。3位「給与に不満がある」は前年度から2.1pt増の8.5%となり順位も1つ上昇、8位「会社の評価方法に不満がある」は前年度から0.9pt増の3.4%となりました。異業界への参入を進める企業が多く、特定の分野での豊富な経験を持つ人を歓迎する求人数も増えているため、現状に満足していない人の中にはより良い条件の仕事を探す人が増えています。

編集後記

今回は業種/職種/男女別/年代別とさまざまな切り口で転職理由を調査しましたが、属性ごとに特徴ある結果となりました。また「働き方改革」「売り手市場」の影響を受けて、転職希望者が待遇・休み・時間を優先して転職先を選ぶ傾向が強まっていると感じました。今回の調査結果を一つのきっかけに、ぜひ自分のこれからの働き方について考えてみてください

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調査概要

【データ出典】本コンテンツのデータはdodaサービスにご登録いただいている方のデータを元に集計

【データ抽出期間】2017年4月~2018年3月

【有効回答数】78,169件

※前年度比について:+0.5%以上・・・赤字、-0.5%以下・・・青字

※調査結果の「割合」は、小数点第二位を四捨五入して記載しています。順位は異なっているものの割合が同じ箇所があります。

過去の転職理由ランキング

注:「転職理由ランキング2018」から、有効回答の定義を変更し、転職理由に「その他」を選んだ人を除いた回答を集計対象としました。また半年ごとの集計を年度ごと(4~3月の1年間)に変更しました。「転職理由ランキング2018」の表およびグラフの数字は2008年にさかのぼり年度単位で算出したものです。そのため、「転職理由ランキング2018」の2017年以前の数値と2017年3月以前に発表した転職理由ランキングの数値は一致しておりません。あらかじめご了承ください。

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