「派遣社員」職務経歴書の書き方のポイント
※現在または直近の職種、最もアピールしたい職種を参考にしてください。
- 派遣元の企業名と派遣先の企業名が一目で分かるように書きましょう。
- 就業時間と勤務日数を書いておきましょう。
- 「一般事務」「営業事務」「受付」などの職種名だけでなく、「交通費精算」「営業資料作成」「電話対応」「来客対応」などの業務名も書きましょう。
- 仕事量や受けた評価を、数字を用いて書きましょう。改善の経験は、小さなことでも書きましょう。
派遣社員の人が職務経歴書を書く際のポイントは4つあります。
1つ目は、登録または雇用契約を結んだ会社である「派遣元」と、実際に仕事をしていた会社である「派遣先」の企業名を分けて書くことです。派遣社員はひとつの派遣元企業に登録もしくは雇用されていたとしても、複数の派遣先企業で働くケースがあります。そのため、派遣元、派遣先のどちらかを書くだけでは不十分なのです。例えば、派遣元の企業名だけでは、どんな会社で何をしていたかが分かりにくくなります。逆に、派遣先の企業名だけを書くと、その会社に直接雇用されていたと誤解される可能性があり、不適切な書き方になってしまいます。サンプルのように「派遣元:株式会社□□□□□」「派遣先:株式会社△△△△△ ○○支社/○○○○部」といった形で書くのがよいでしょう。
2つ目のポイントは、就業時間と1週間の勤務日数を書いておくことです。派遣社員の働き方の特徴として就業時間や就業日数を自分の希望に合わせて決められることがあります。そのため、就業時間や1週間の勤務日数が人によって大きく異なるのです。職務経歴欄の業務内容をどのくらいの時間の中でやっていたのかを書いておきましょう。
3つ目のポイントは、「誰と(誰に対して)」「どのような業務を」「どのように遂行し」「どのような実績を残したか」を具体的に書くことです。派遣社員の場合、派遣先がかわれば業務内容も大きく異なるのが一般的です。派遣先の名前と配属部署、職種を書くだけでは、自分がどのような業務に携わり、どのようなスキルを身につけてきたのかを、採用担当者に伝えることができません。
4つ目のポイントは、こなしていた仕事量がどれくらいあったのか採用担当者がイメージできるように数値を用いて書くことです。たとえば、「社員500人分の交通費精算を5営業日で行っていた」というように書きましょう。加えて、相対的な評価を受けたことがあれば、「毎日200人以上のお客さまの受付業務を担当し、受付品質のアンケートの結果が、6カ月連続で20人中3位以内だった」などと数値を用いて書いておくと、どれくらい評価されていたのかが分かりやすくなります。
また、自ら業務を改善した経験がある場合は、小さなことであっても書くことをおすすめします。なぜなら、派遣社員の働き方は、派遣先の担当者の指示を受けて仕事をすることが一般的なので、正社員や契約社員として転職するときに「指示がなければ動けない方ではないか」という視点でチェックされることがあるからです。たとえば、「業務内容が口頭での引き継ぎだったため、聞いたことをまとめて業務マニュアルを自主的に作ったところ、それが派遣先の会社の業務マニュアルになった」といったことを書くのがよいでしょう。
派遣社員、正社員、契約社員と雇用形態が違っても、求められるのは仕事の「質・量・スピード」という点には変わりはありません。今までの経験からアピールできるポイントを洗い出しましょう。
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職務経歴書
■職務要約
大学卒業後、株式会社○○○○○に新卒で入社し、店舗運営業務やスタッフのマネジメント業務を約3年半経験しました。店舗の売り上げ拡大を目的に、接客レベルの向上やクレームの削減に取り組みました。
20xx年xx月に転職し、株式会社□□□□□の派遣社員として株式会社△△△△△の○○支社○○○部に勤務し、庶務業務、売り上げデータの入力や請求書処理などの事務業務、店舗で展開する販促物の作成、スケジュール管理などの運用業務も担当しました。
■職務経歴
20xx年xx月~現在 派遣先:株式会社△△△△△ ○○支社/○○○○部/派遣元:株式会社□□□□□ | |
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事業内容:不動産仲介業 |
派遣社員として勤務 |
20xx年xx月~現在 | ○○支社/○○○○部 |
【勤務時間・日数】 【業務内容】 ■販促業務: 【取り扱い商材】 【取り組みと成果・評価】 ・チラシの納品に関して、到着日や枚数の誤発注を減らすため、それまではメールでスケジュールを共有するフローでしたが、Excelで分かりやすく表にし、印刷会社や本部の審査担当と連動するように変更しました。結果、納品ミスを3か月連続で0にすることができました。 |
20xx年xx月~現在 派遣先:株式会社△△△△△ ○○支社/○○○○部/派遣元:株式会社□□□□□ | |
---|---|
事業内容:百貨店 |
正社員として勤務 |
20xx年xx月~現在 | ○○店 |
【業務内容】 【取り組みと成果・評価】 【表彰】 |
■活かせる経験・知識・技術
■PCスキル
- Word / 表、資料作成が作成できるレベル
- Excel / IF関数、VLOOKUP関数、ピボットテーブルが使用できるレベル
- PowerPoint / 図版作成、アニメーションが使用できるレベル
■資格
- 普通自動車第一種運転免許 / 20xx年xx月取得
- TOEIC Listening&Reading Test xxx点 / 20xx年xx月取得
■自己PR
<業務改善力>
業務中に課題を見つけたときには、改善することを心がけています。
いまの仕事では、毎月20枚の精算処理を行います。それぞれ処理方法が違うので、マニュアルがないことで毎回思い出さなければならず非効率だと考えました。そこで、それぞれの処理方法を記載したマニュアルを作成し、分かりやすいようにExcelの表を作りました。その結果、業務にかかる時間が大幅に短縮され、新しくメンバーが増えたときの引き継ぎマニュアルとして使用されています。今後も業務の課題を見つけ、積極的に改善する姿勢によって業績に貢献したいです。
<先行きを見通し、行動に移す力>
業務内容を理解した上で、先行きを把握しながら適切な行動をすることができます。
店舗運営の際には、日々の業務から混雑しそうな時間を予測し、混雑に対応できる人員を的確に配置しておりました。その結果、お客さまを長くお待たせすることもなく、気持ちよくお買いものに専念していただくことができました。いまの仕事においても、必要な資料や対応事項があれば先回りをして準備・対応を進めるなど、指示される前に自ら先を考えて動くことを意識して取り組んでおります。
以上
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