転職・求人DODA(デューダ)トップ > 転職情報・成功ガイド > 「一緒に働きたい」と思われるための3カ条 > 「一緒に働きたい」と思われるための3カ条 藤田 晋 氏

「一緒に働きたい」と思われるための3カ条

転職活動では、「一緒に働きたい」と思われることが成功への第一歩。
ここではビジネスの最前線で活躍し、社内外の仲間や顧客など、多方面から「一緒に働きたい」と思われている人の仕事術を紹介します。単なるマニュアルやノウハウではありません。どの場面で、どう活かすかはあなた次第。

【今回の提唱者】 株式会社サイバーエージェント 藤田 晋修(代表取締役社長CEO)

ふじた・すすむ。1997年パーソルキャリア株式会社入社。新入社員ながら1年間で5000万円の粗利益をあげるなど売上記録を何度も更新。1998年3月に退職し、サイバーエージェントを設立。2000年3月には26歳という異例の若さで東証マザーズ上場を果たす。「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げ、『Ameba』や『アメーバピグ』などのサービスを展開中。プライベートでは釣りが趣味で、小型船舶操縦士免許を所有。『渋谷ではたらく社長の告白』(アメーバブックス新社/幻冬舎)や『藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー』(日経BP社)など著書多数。

藤田氏が語る「3カ条」
1 ギブアンドテイクの関係性を作る2 自分から相手を好きになる3 会社のビジョンとベクトルをあわせる

1 ギブアンドテイクの関係性を作る

相手のメリットを考えずに恩恵を受けようとするのは、ビジネスとして不成立。

1998年にサイバーエージェントを設立したとき、前職で築いた人脈を使って営業することは一切しなかったんです。当時お世話になった人を頼るというのはなんかフェアじゃない気がして、ゼロから自分でやろうと決めていました。情に訴えるとか、人脈を駆使してどうこうではなく、相手に私たちと取引するメリットを感じてもらえるかどうか、興味を持ってもらえるかどうかをすごく意識していましたね。私たちは、まだプレーヤーが少ない “インターネット”という新しい分野の専門性があることを強みにしていました。若くて経験がなくても、経験豊富な人や年配の人が持っていない強みは必ずあります。ビジネスでの人脈は合理的なものの上に成り立っているもの。当たり前ですけど、ギブアンドテイクの関係性をきちんとつくらないと、相手から見てお取引をしてもらう理由がないですから。

転職活動でもこの考え方は重要だと思います。自分がその会社に提供できる価値は何なのかを考えていないと、相手には受け入れられないものです。例えば「自分はこういう仕事がしたい」というのは当然みんなあると思いますし、それを会社は活かすべきだと思います。でも、まだ転職前でその会社に所属していない人がそんなことを言っても、はっきり言って聞く耳をもたれないのではないでしょうか。その会社がどんな人材を求めているのかをきちんと理解し、その上で自分がどんなスキルがあるのか、今までどんな成果をあげてきたのか、その会社でできることを伝えることが重要です。

2 自分から相手を好きになる

会社で働いている人は、みんな自分の人生を賭けてその会社で働いている。

昔、サイバーエージェントでは行き過ぎた実力主義の結果、会社と社員の関係が極めてドライになっていた時期がありました。「会社を辞めたい社員はいつ会社を辞めてもらっても結構」というスタンスでいたら、社員も「こっちだっていつでも辞められます」と、会社と社員の関係がギスギスしてしまったのです。でも、会社の成長のためには組織力が重要だと、方向転換し、人事制度を強化し、終身雇用を打ち出した結果、社員の間に愛社精神が芽生えてきたのです。こちらが大事にすると思えば、相手もそう思ってくれる。簡単なことだと思います。

面接をする人、つまり、その会社の人はみんな基本的に自分の人生を賭けてその会社で働いているので、自分たちの会社が好きで、それに賛同してもらうと嬉しいものです。ですから、転職活動では「自分のことを知ってもらいたい」という思いよりも、受ける会社のことをよく知り、そして好きになって面接を受けに行くのが一番ですよね。採用は会社のカルチャーにあうかどうか、という要素が大きい。その会社のことが好きで、研究していて、どのような人材を欲しているのか、入社してどんなことを実現すべきなのかを的確に把握している。そういう人が、一番採用されやすいと思います。

3 会社のビジョンとベクトルをあわせる

もし新しく会社を設立するとしても、今うちの会社で働いている社員をもう一回採用する。

サイバーエージェントの昔と今とで変わらない採用の条件としては“ビジョンへの共感”を大事にしていることです。自分の持っている技術やキャリアを一生懸命説明する人も多いですけど、一番重要なのはそこじゃないんですよね。同じチームの仲間として志を一緒にできるかどうなのかというところ。逆に言うと、どんなに優秀な人でも“ビジョンへの共感”がなければ採用を見送ります。

例えば今、イチから新しい会社を設立すると仮定します。それでも私は、今サイバーエージェントで働いている社員をもう一回採用すると思います。この組織であれば、インターネットに限らず、違う事業をすることになったとしても、会社を大きくできる自信がある。それはみなが「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンに共感しているから。経営者は孤独なんです。自分の会社が最後にどうなるかなんて誰にも分からないけど、それでも会社の成長を信じている。そんな中、一緒に会社の成長を信じてくれる人がいたら、すごく頼もしいですよね。そういう人と「一緒に働きたい」と私は思います。

取材を終えて

「ビジネスの世界では20代というのはすごく若い。だから、何の後ろ盾もなく、頼る人もいない状況で一生懸命に仕事をしていると不思議なほど周りが助けようとしてくれる」。そう語る藤田氏の言葉には、自らがそれを実践し、自身の力で今日のサイバーエージェントを作り上げたという自負が感じられた。自分次第で、周りが変わる。転職活動においてもこれは当てはまるはずだ。

Information

「サイバーエージェント流 自己成長する意思表明の仕方」
曽山哲人著
2010年7月、プレジデント社より発売

株式会社サイバーエージェントの取締役人事本部長 曽山 哲人氏の著書が新たに発売されました。仕事を通じて成長する過程で多くの人が陥る「キャリアのワナ」と、ワナからの抜け出し方・成長方法をまとめた一冊です。

一緒に働きたいと思われるための3カ条
ほかのインタビューを読む
DODAエージェントサービス 専任のキャリアアドバイザーが、キャリアアドバイスから求人紹介、退職フォローまでを一貫してサポートします。ご利用になりたい方は、こちらからご登録をお願いします。はじめて退職する方のために3分でわかるエージェントサービスのメリットを紹介 エージェントサービスに申し込む(無料) 3分でわかるエージェントサービスのメリット